金沢に行くなら「ここは外せないでしょう」と異口同音にいわれていた
金沢21世紀美術館へ行ってきました
余計な装飾がなにもない、ガラス張りのアールのあるゆったりとした空間
周りの緑がその近代的な建物にとても映えます
フリースペースにも現代アートの作品が展示されています
↑レアンドロ・エルリッヒの「スイミング・プール」
プールの上からも底からも水の動きを見られるという不思議なプール
動画はこちら
企画展はなんと!以前から気になってしょうがなかった船越桂
〜 新たなる精神のかたち:ヤン・ファーブル × 舟越 桂
広い空間で沢山の作品を贅沢にもじっくりと見学することができました
「静謐」な印象があった船越桂作品でしたが
実際は饒舌、そばに居ると
それらの作品からは怒り、悲しみ、慈悲・・・そんな様々な心が伝わってくるように感じました
片やヤン・ファーブルの作品は
精神が耐えられるギリギリの線を越えない絶妙なさじ加減が見事な造形物
何度もギョっとさせられましたが、クセになる作家だと思いました
この展覧会には、お二人の作家以外の河鍋暁斎やヴァン・ダイクなどの
古典的な巨匠の作品も展示されており
それが不思議とマッチして不思議な空間を創りだしていました
この展覧会はすごくお薦め・・・といっても金沢は遠いですものね
帰ってきてから「サラ・ジーは見てきた?」「お手洗いにも作品あったでしょ?」
と言われ、「え、えっ~、見逃してきたよ」が何度もあるので
また、いつか必ず行ってみたい美術館です