不思議活性

詩について 6



 私のウェブリブログ『不思議活性』での投稿は、2005年11月~2021年11月で、ウェブリブログ・サークル『趣味の部屋・詩と私』は、2008年1月~2018年10月までの、約十年間の活動でした。

 その『詩と私』の仲間のとおこさんの、

 詩集『輝いてゆくあなたへ』(2001年11月11日発行)より。

 『創造への出発』

無窮の時
無限の時間
あなたは 呼ばれていた
あなたは 呼びかけられていた
なのに あなたは 忙しかった
ざわざわと目の前に起きること
心に次々とわきあがる感情
耳に入る言葉
自分が他人との比較の中で占める立場 地位
そのような外の世界を追いかけるのに忙しく
静謐な時
太古の昔から語ろうとしている声
あなたに向けたメッセージ
受け取ることができなかった

あなたは待ち続け 待ち続け
やがて あなたは 内なる世界に気がついた
その時あなたは 創造の世界に出発する

 『輪廻』

生まれ変わるためには 一度 死なないといけない
生きたままで 生まれ変わるとき
人は 絶望の淵を通る

生まれ変わるためには 今 手に掴んでいるものを
放さなければならない

人は 信じていたものを手放すとき
とても不安になる
抵抗したくなる

それでも 新しいものを掴むためには
今手に持っているものを放さなければならない

こうして 掴んでは 放し 掴んでは 放し
人は 生まれ変わっていく

本当は 正解 なんてどこにもない

これが正しいと とりあえず 今は 思っているだけ

手放して 掴むことを繰り返していくと
真実は 一つでないことがわかってくる

 『解き放つ』

わからなくなったら 内側をみて
答えは あなたの中にある
人は 外を見て 外をかえようと頑張ってしまう

外側は 変わらない
他人を 変えることは できない
変えることが出来ることがあるとすれば それは 自分の内側だけ

答えは 全て 内側からでている
あなた自身の中にすべてがある

どこか遠くのだれか他の尊い人に答えを聞きに行っても
あなたを苦しめているものはあなたの内側から出てくるから
あなたしか あなたを救えない
解放されない

自分の思いどおりでなくてよい
あるがままでよい と思えたとき
あなたは あなたを苦しめている束縛から解き放たれる

ありのままのわたしでよいと思えたとき ありのままのあなたでよくなる

あなた自身を愛してあげて 好きなことをすることを許してあげて
もっと笑って生きることを体験させてあげて
あなた自身に

 『一番大切なこと』

一番大切なことは
あなたが 幸せになること
素敵な笑顔で笑っていること
あなたが 輝いていること

もしもこの世に人の使命があるとすれば
あなたが 突き抜けてにこにこしてることが
あなたの使命

人を 救いたいと思う前に
人を助けたいと使命を探す前に
自分を救ってあげて

もしも あなたが 今幸せでないなら

まず一番最初に大切なあなた自身を心地よくさせてあげて
生まれてきて良かったって感じさせてあげて

あなたは この世に たった一人の大切な人だから

 『時の果てへ』

永い永い永劫とも思える時の果てに
あなたは 今この星に存在してます

あなたの生は一瞬にして過ぎてしまうでしょう
あなたは 命であって命をこえたもの
あなたの年齢がいくつであっても
あなたは 変わることの無い存在です

今を生きてますか
生まれた 本当の意味を知ってますか

この星の生は 楽しいですか
あなたは喜びに 生きてますか

あなた以外の命は 見えますか
命に宿る魂は 見えますか

全ては あなた自身なのを 知ってますか

 『母』

何も持たず
あなたは 帰ってしまった
大好きな着物も
大事なものも
仲良しだった友だちも
娘達とも離れて
何一つ持たず
一人で
あなたは 帰ってしまった
あちらから肉体に重ねたからだを
そっとぬけて魂だけを
霊体に包んで
逝ってしまった

わたしたちは 地上で何を恐れているのだろう
何故持たぬ身を嘆くのだろう
どうせ何一つ持たずに帰るのに
どうして悲しみに生きるのだろう
本質は失うことはないのに

お母さん 今も 幸せに生きてますか

 『洗う』

心の中がごみだらけで
自分でもそのごみに気づかないで
苦しい苦しいと思っているとき
そのタイミングを見計らうように
洗う作業がやって来る

まるで砂だらけのごみだらけの小石を
海にいれて洗うみたいに ごしごしと
きれいになるんだけれど

そのことは現実には
ひどく辛いことだったり
悲しくて食事もできなくなったりすることだったりする

これを通らないと磨けないときが人生にはある

辛くて苦しくて死にたくて
でもこれを過ぎると一回り自分が成長してることがある

浄化って言う人もいる

 『旅』

始まりも 終わりもない世界に
航海していると気づいたのはいつだったのか

私は ただ旅をしている

目的は ただ一つ
魂の進化

それが 何なのか
どうすれば できるのか
答えを探して
旅を続けている

旅の行く先は自分の内側にあるとわかった時から
私の旅は
ただ観る あるがままを観ることに変化していく

この先も
とどまることなく進化する


・私は、詩集『輝いてゆくあなたへ』を読みながら、詩とは、自分という存在に気づくことなんだと。そして、詩とは、自分という存在の軌跡、生きていることの存在の詩なのだと思いました。
 ある人にとっては、一枚の絵を描くこと、あるいは歌うことが存在の詩となるのかも知れません・・・・。

 『輝いてゆくあなたへ』のあとがきより。

「あなた自身を信頼して、あなた自身を大切にして、あなたからの最高の愛をプレゼントしてあげてください。幸せはあなたから、あなたの心の真ん中から始まります。愛が波紋のように世界に広がっていきます。あなたは、あなたの知っているあなたを超えた存在です。」


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