不思議活性

青春の旅・・・ 1

  

  『青春の旅・・・』

     はじめに

 道を求めて・・・・。私の青春は、1970年頃からでした・・・・。

 その前の1960年代を調べてみると、ヒッピーは、1960年代のカウンターカルチャーに関連する人々のことで、もともとは1960年代半ばに米国で始まり、世界各国に広がった若者たちのムーブメントで、ヒッピーは独自のコミュニティを作り、サイケデリックな音楽を聴き、性の革命を受け入れ、多くの人がマリファナやLSDなどの薬物を使用して変性意識状態を探求した。
 また、ビートルズ中期には、ドラッグとインド音楽の影響から、幻想的でサイケデリック色の強い作品が増える。インドレストランで聞いた民族楽器シタールの音色に惹かれたジョージ・ハリスン。1966年7月にスタートしたツアーでビートルズは初めてインドの地を踏む。その際にインドの思想に影響を受けたなど・・・・。

 1970年代の出来事としては、大阪で日本万国博覧会開催、赤軍派日航機よど号ハイジャック、国産初の人工衛星「おおすみ」打ち上げ成功、銀座で初の歩行者天国などとあります・・・・。
 経済に関しては。戦後復興、その後の高度経済成長の中で高い経済成長を実現することができ、経済成長率の推移をみると、1960年代前半の実質経済成長率は年率で 9.2%、60年代後半は 11.1%となったと。
 一方、こうした高い経済成長率は 1970年代に入ると大きく低下し、1970年代前半の実質経済成長率は年率で 4.5%、70年代後半は 4.4%となり、また、名目経済成長率は、1970年代前半・年率で 15.1%、70年代後半に 10.1%と次第に低下したものの、実質経済成長率との乖離は大きく、特に1970年代前半において物価上昇が大きかったことがわかり、1973年の変動相場制への移行や、二度にわたる石油危機が背景にあったが、我が国は第二次石油危機において、賃金・物価上昇の抑制を進めることができたため、他の主要先進国に比べ、その影響は相対的に小さなものに止まったと・・・・。

 そう、世の中の流れはそのようでしたが、私自身の青春は四苦八苦のなかにあり、その頃、一冊の本『究極の旅』を手にしていたのですが・・・・。自分には、なんか難しそうで、読むことはなく本棚に眠ったままでした。もう40年以上も前のことです。その読むことのなかった一冊の本『究極の旅』バグアン・シュリ・ラジネーシ著を、このリタイアとなったこの歳になって読むことになったのでした。

 不思議です。この40年の歳月の間の私の青春の旅は、この一冊の本『究極の旅』のなかの、禅の十牛図を巡る旅でもあったのです。

 それでは、『究極の旅』<禅の十牛図を語る>の紹介です。

     1


われわれは、類まれな巡礼に出る。
 
人は外なるものを棄て、内なるものを棄て
ほとんどが空っぽになる
それが瞑想のすべてだ
人はまったく空っぽになる
が、これが終点だろうか?
道家の絵は<無>で終る
廓庵は、これが終点ではない
人は世間に戻って来る
人は市場に戻って来る、と言う
そうしてはじめて、円は完結する
もちろん、人はまったくあたらしくなって来る
けっして古いままで帰っては来ない

 * * * * *

「真実とは何か?
生とは何か?
生の意味は何なのか?
なぜわれわれはここにいるのか?
われわれはどこから来ているのか?
どんな目的地に定められているのか?」
と問うた動物などひとつもない

そこに人間の栄光がある
彼はとても小さいが、空よりも大きい
なぜなら、彼の中の何かがユニークだからだ
問いかけ__
あの広大な空でさえ人間ほど広大ではない
なぜなら、空には果てがあるかもしれない
が、人間の問いかけには果てしがないからだ
それは永遠の巡礼だ
始めなく、終わりもない

 * * * * *

十牛図はその問いかけ
私が<人間>と呼ぶその問いかけの絵画的描写にほかならない
廓庵は絵を描いた
が、彼は満足できなかった
それらはとてつもなくビューティフルな図だ
が、彼は満足できなかった
<真実>というものは
あなたが何をやってみても依然として満足のいかない
そうした ものなのだ
それは表現され得ない__
それから、廓庵は詩を書いた
代わりにするためだ
最初に、彼はこれら十牛図を描き
不満足を感じて、補足に十の短い詩を書いた
またしても、彼は不満を感じた
そうして、彼は散文で十の注釈をつけた
それでもまだ、彼は不満を感じたに違いない
だが、その上はほかにどうしょうもない
<真実>は巨大だ
表現は限りがある
が、彼は彼のベストを尽くした
彼にも先にも、誰ひとりそれほどのことをやった人はいない

〇牛の探索

“この世の草原に
私は牛を尋ね
果てしなく、高い草をかき分ける
名もない川に従い
遥かな山々の入り組んだ路に迷う
力尽き元気も涸れ
求める牛は見つからない
聞えるのはただ夜の森に鳴く蝉の声ばかり”

・次回に続く・・・・。


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