不思議活性

瞑想について  4  ④アナハタチャクラの目覚め



④アナハタチャクラの目覚め

 ヨーガ行を始めて二年ほど経ったころから、心臓の上や両乳首を結んだ線と体中心線とが交差するところに、ある種の痛みを感じたり、心悸亢進がみられたりするようになりました。
 といって病気ではなく、人一倍に活動をし、睡眠時間が短くても平気でした。その頃も、毎年冬の寒の間の一週間、朝六時に起きて冷水をかぶる水行を一時間ほどしていたのです。
 ある朝、水行をしていると、母(優れた霊能者)がじーっと私を見ながらお祈りをしてくれました。そのとき、私は自分の心臓が金色に光り輝くのを超感覚的に見ました。クンダリニーから熱い力が脊柱を登り、心臓に入って、胸のあたりが熱くなり、心臓が金色に光り輝くのが見えたのです。
 クンダリニーは心臓から再び脊柱を登り、頭頂に至り、さらに白色に光り輝いているように見えました。そして、頭頂を抜け出て、高みに登り、自分の心もいっしょに高い神々の世界に登っていきました。意識はなかば失われ、身体のことは忘れて、ただ、高みに登り、神々を拝していることだけがはっきりしています。
 身体は、寒中の風が吹きさらしている外でつっ立ったままなのですが、その意識はほとんどありません。そして、神々の御声を聞き、ふつうの人には聞こえない音を聞いていました。15~20分ほどして我にかえったとき、母が「お前の心臓と頭頂に、輝く金色の光をみましたよ、ありがたいことだ!」といったのです。このときが、アナハタチャクラの目覚めだったように思います。
 このときから、信仰治療ができるようになりました。つまり、アナハタが目覚めてから、信仰治療の能力、心霊エネルギーを他人に送る能力が自覚でき、コントロールできるようになったのです。
 また、アナハタが目覚めてから、あまり物事にとらわれなくなりました。マニプラの目覚めの段階では透視やテレパシーができ、感情も豊になり、感情のコントロールもできるようになりましたが、物事への執着をなくす点では今一歩足りなかったように思われます。ところが、アナハタが目覚めてからは、物事への執着がさらに抜けてきて、消えたようです。何事が起きても動揺せず、楽天的になりました。

・続きは次回に・・・・。

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