温泉に入っても税金がかかります!

2011年05月09日 | Weblog

今年のGW。長い連休を取れた方もいらっしゃったのではないでしょうか?

私は日帰りで大川にある「緑の湯」という温泉に行ってまいりました。本当にお湯が緑なんです。「モール泉」という太古の植物が堆積した地層から湧き出す世界でも希少な温泉なんだそうです。天然の化粧水といわれ美肌効果があるそうなので女性におすすめです!

さてこの温泉。入浴すると税金がかかることをご存じでしたでしょうか?「入湯税」といいます。

入湯税は地方税法に定められている目的税で、温泉の経営者が入湯客一人につき150円程度を自治体にかわり徴収・納付しています。入湯料に含まれているので気づかないことが多いと思います。領収書をもらうと「うち入湯税150円」と但し書きがある場合もあります(税額は自治体が決めるので違う場合もあります)。入湯税は温泉の管理や保護、公衆トイレやごみ対策などの環境整備、温泉観光地としての整備等の財源となっています。

箱根は入湯税だけで7億円の税収があるそうです。しかし一方で入湯税を減免している市町村もあります。不況の影響で多くの地方で財政は苦しくなっていることもあり、入湯税の徴収・見直しを検討している市町村が増えているそうです。

温泉は日本人の心の癒し。安い料金で気軽に行けて、地域の方々にはコミュニケーションの場にもなっています。温泉の維持管理のためにも税金は必要かもしれませんが、あまり高くならないでほしいな・・・というのが本音です。

川上裕也