流血事件？とお姉さま

2013年3月11日、コロコロと荷物を引っ張りながらクリニック到着。と言っても、車ですが。

今回の入院は術前の抗がん剤投与の為のものです。

正式には鎖骨下動脈カニュレーションと内胸動脈カニュレーションと言う手術になります。

ざっくばらんに言いますと、右腕の内側からとお腹の中からカテーテルを通すと言うものです。

11日の夜に鎖骨下の手術、部分麻酔のため、邪魔にならない程度の会話とともに終わることが

できました。この後右腕が曲がらないようにがっちり固定。これがとっても辛い

12日お腹の方の手術、こっちは全身麻酔の為なんにも覚えてません。

13日、20日にこの２ヶ所から抗がん剤(ファルモルビシン)投与、小さいながら、真っ赤な色の

う～ん、強い味方？になってくれることを祈っています...

この間ず～っと右腕固定されたまま。右利きなので大変でしたが、人間何とかなるものです。

お箸でご飯も食べられますし、ごめんね、トイレだって大丈夫

この間シャワーも禁止なので身体も拭いていただけるし、洗髪もしてもらう、至れり尽くせり。

ご飯も三食運んでもらい、幸せ...ちょっと違うか...

他の方が次々と手術を終え、退院する中、一人4月1日まで居座る？事になる私...

２度目の抗がん剤投与の前に見事な流血事件を起こしました。

寝ている間に曲げてしまったのですね

もっとすごい人もいたからこの位～と笑って処置していただきました。

申し訳ございません

　入院期間中は同室の方々にも恵まれ楽しく過ごすことが出来ました(4人部屋)

この時に別のお部屋の方でしたが、右腕固定でウロウロしている私に、声を掛けて下さった

お姉さま、「私も7年前に動注やったのよ～、その時はね、ただの板切れみたいなので固定

されてたの～。今のはいいわね～。もうちょっとの辛抱よ。手術は寝てるだけだしね。

私はね、5年のホルモン剤治療でやれやれと思ったら、また戻って来ちゃった。

一緒にがんばろうね」

う～ん、ストンと来ましたね。再発だとか転移とか、乳がんで調べた時に見た文字が

いかに文字だけだったか...

　言霊というほどでは無いかもしれないけど、この言葉で、切ったら終わりになるわけじゃない

むしろここから始まるんだな、治療とか、自分の生き方みたいなものが...覚悟かな

サラッと笑いながら言われたお姉さま、有難うございます。

　蜻蛉も腹を括ります







にほんブログ村