オヤジのつぶやき

オヤジの経験を紹介します。

蝶が舞う雪原 GWの尾瀬ヶ原1日探検

2009-09-27 | 山歩き

 冬の尾瀬を見たかったのでゴールデンウィークの5月4日に鳩待峠から行ってきました。尾瀬ケ原は大部分雪原で木道はほとんど雪に覆われています。雪原をのんびり行くと竜宮の手前辺りで蝶が一匹舞っている。天気は午前中ピーカンで暑くもなく寒くも無く爽やかで景色も良く最高でした。但し木道の踏み抜きによる怪我の可能性があるので十分な注意が必要です。2007年5月4日、晴れ、単独、車

 至仏山と下ノ大堀川

 至仏山と雪原  雪原の状態はこんな感じ、登山靴でどこでも歩ける。雪だるまはおまけ。

 鳩待峠駐車場に前日夜11時頃着いた時は車が一杯、車中泊している人も多いようだ。寝袋にもぐり込んで寝るが3時半頃寒さで目覚める、ダウンコートを2つもってきたのでかぶり熟睡。5時10分頃目覚めると駐車料を徴収していた、朝5時には駐車場の門番が来ていたようだ。駐車料金2,500円は高いが需要は多い。

 至仏山(至物山ではない)に登る人が多いので登ろうとも考えたが、今日は冬の尾瀬ケ原を隅々まで見たかったので自重する。

 サングラスを忘れてしまった。山の鼻に出るといきなり目への刺激が強い、雪目が心配になり帽子を目深にかぶる。雪目にはならなかったが雪面からの照り返しによる日焼けの被害が重かった。

 ヨッピ橋で景鶴山から下りてきた人に出会う。景鶴山は今の時期しか登れないと聞き、時間が無いと忠告されたが少し登りたかったし時間は十分と思ったので景鶴山に向かう。11時半頃、降りてきた人に時間を聞くと大目に見積もって6時間と言われたので諦め東電小屋に向かう。

 水芭蕉は尾瀬が原の手前と山ノ鼻の先、および東電小屋付近に咲いている。東電小屋付近は雪解けが進み春が来ていて黄色い花(リュウキンカ)も咲いている。水の中にリュウキンカらしき球根が一杯転がっている。東電小屋前のフキノトウは塔が立ってしまっている。途中の雪原でも蝶(確かビジターセンターで見た赤い斑だったと思う)が飛んでいるので尾瀬の春はそこまで来ているのでしょう。雪原の上をダイナミックに飛ぶ蝶を見たときは大丈夫かなと心配になりました。水芭蕉は霜で痛み先が黒ずんでいるので写真には難しい。東電小屋のトイレは閉まっている。東電小屋から先の踏跡は無い、静かな林間の路に暫く踏み跡をつけたが熊に出会ってもいやなので戻る。

 東電小屋付近の水芭蕉

 午前中は尾瀬ガ原を隅々まで歩いたがヨッピ橋の橋板が無い以外は歩行上の問題は何も無かった。東電小屋で昼飯を食べヨッピ橋を渡った辺りで木道を踏み外した。木道の近くは空洞になっているが、午後になると雪が緩むので木道の近くは反って危険だ、ということを理解するまで何度も木道の脇を踏み抜く。コースに沿って真面目に歩く場合は、木道の踏み跡から1~2m離れた所に踏まれている踏み跡の上を歩くとOK。川と橋の付近は雪が解けて木道が露出している。竜宮付近まではスノーシューやスキーで歩いている人もいたが東電小屋で出会ったプロカメラマンは長靴だったしヨッピ橋を渡って景鶴山に登る人は登山靴で歩いていた。

 ヨッピ橋から牛首に向かう木道は1ケ所水没していたのがわかっていたので拠水林に沿って迂回したが距離が足りなかった、木道に戻ると水没箇所に出会ってしまったのでもう一度大迂回する、これで時間がかかった。こちらのコースは人が歩いていない、大方の人は山の鼻から竜宮辺りまでをのんびり歩いている。

 鳩待峠からの山道は雪道で滑るが運動靴で歩いている若者もいた。アイゼンを付けていない人も多かったが軽アイゼンはあった方が良いでしょう。

 今日は自由に歩いたので歩き過ぎか木道の踏み抜きのせいか、膝が痛くなり鳩待峠までの登りはやっとだった。雪の尾瀬ケ原を一日中、隅々まで堪能できたのでストレス解消には役立ったと思う。

 下界の戸倉は桜が満開で春真っ盛り。戸倉から沼田までの一般道はいつもに比べ空いている。高速は前橋辺りまで空いていたが高崎ICから花園ICまで渋滞していた。

静かな雪景色の尾瀬沼、目印に気を付けて。
草紅葉の尾瀬はこちら  
晩秋の尾瀬燧ケ岳はこちら  
水芭蕉の尾瀬はこちら

6:20pmさいたま発-7:50東松山IC-関越-沼田IC-11pm着、鳩待峠駐車場、5:40発-山の鼻7am-竜宮十字路9:40-竜宮小屋-ヨッピ橋10:50-11:30着、東電小屋、12:30発-3:30着、山の鼻、3:45発-鳩待峠5pm-沼田IC-関越-東松山IC-さいたま市10時頃 単独 晴のち曇り 車

 初心者、初めての方への装備や心がけ等のアドバイス;尾瀬の天気予報が良ければ大丈夫でしょう、悪ければ行くのは止めた方が良いと思います、快晴なら行くしかない。持ち物の必携品は手袋、帽子、サングラス、滑らない靴。念のために防寒着、雨具上下。あった方が良いものはスパッツ、アイゼン。後は鳩待峠から山の鼻までの山道で滑らないことと木道を踏み外さないこと。

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2020/3/24 6,7年前水芭蕉目的で4月末に行ったが水芭蕉は終わっていた。ビジターセンターによればその年は雪が少なく3週間前のGWが水芭蕉mの見ごろだったたとのことだった。

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