オヤジのつぶやき

オヤジの経験を紹介します。

水芭蕉が咲くトップシーズンの尾瀬ヶ原

2009-09-27 | 山歩き

 6月1、2日に水芭蕉を見たくて尾瀬ケ原へ行ってきました。1日(金)の朝、鳩待峠は雨でしたが尾瀬ガ原では晴れ、水芭蕉や黄色いリュウキンカの群生の中、カッコウの鳴く湿原を楽しみました。東電小屋に泊まり、翌朝は霧に佇む白樺林の幻想的な風景も楽しむことが出来ました。2007年6月、同行者1人、車、天候:晴

 下ノ大堀川(牛首と竜宮十字路の間に桟橋のような木道が出っ張っています)

 戸倉の第一駐車場からはマイクロバスが9人乗る度に発車し鳩待峠まで行く。山の鼻までの山道の中間ぐらいから水芭蕉が咲いている。水芭蕉は山の鼻の群生が一番多い。至仏山は雲に隠れているので撮影ポイントの下ノ大堀川は後回しにし、尾瀬ガ原三又から人通りの少ないヨッピ橋方向に進む。しかしこちらの道沿いには目ぼしい撮影ポイントは見当たらなかった。

 用足しのため東電小屋に行く。東電小屋手前の水芭蕉はリュウキンカと一緒に川や湿地に群生している。この辺りは人が少なく楽園のようだ。但し300m置きぐらいに熊よけの鐘が置いてあるのでハンマーで叩いて行く。早朝は熊が散歩に出てくるとのこと。3年程前、武尊山か皇海山に登った帰りの温泉で、『熊に襲われた人を見た』と言っていた人の話を思い出した。

 東電小屋手前の水芭蕉とリュウキンカ

 天気が回復してきた。竜宮小屋に向かい至仏山の雲が取れ始めたので下ノ大堀川に向かう。今日のコース取りは正解だった、最初にこちらに来たら至仏山が見えないところだった。

 撮影ポイントはさすがに人が入れ替わり立ち代りしている。ミズバショウの白と緑が映えるが一週間程前が最盛期だったようだ。至仏山の上にかかっている雲が重たい。2時頃になると鳩待峠の最終バスが4時半なので人がいなくなる。この場所で残っているのは宿が確保されている人達のはずなのでやはり日帰りの人が多いようだ。

 竜宮十字路付近も水芭蕉やリュウキンカ等が咲いている。写真を撮っていると湿原に妙なる笛の音が流れて来る、竜宮十字路で女性が横笛を吹いていた。次々とテレビの時代劇で聞くような曲を演奏するのでプロだろうと思う、これは聞き得だった。

 東電小屋に戻りチェックインする。いつも日帰りなので山小屋の宿泊は久しぶり。内部は割りと綺麗で食事等は常連さんの評判が良かった。但し私に出た鰻の蒲焼の味はおかしかった。鰻全体的の味は普通だと思うが皮か何かがカビか薬品のような味がした。尾瀬の真ん中で高級な鰻を出せるとは思えない、地域に合った料理の方が良い。その他風呂があるので疲れも取れさっぱりする、但し排水の問題から石鹸、シャンプーは使えない。

 翌朝、カメラマンは早く出て行ったが、私は横着して寝ていたら霧が出ていてチャンスを逃したようだ。外に出ると霧が濃い。早くは山陰が見えていたらしいが山陰が見えてこない。日が昇ってくると急速に霧が晴れてくる。

 東電小屋付近の朝霧

 竜宮十字路に向かう途中の池塘に至仏山が綺麗に映っている、しかし周りは枯野なので写真にならない。竜宮十字路辺りで風が吹き出してくる、昨日、今日と風は爽やか。下ノ大堀川に向かう、思っていたより撮影ポイントの人は少なく昨日並だ。しばらくすると記念写真を撮る人やカメラマンで混雑し出した。周りの女性達は『カレンダーで見た景色だ』、『来た甲斐があった』等とお互いに喜び合っている。

 帰り道、牛首を過ぎた辺りからツアー客に行き会い始め、その後はツアー客が連なって来る。植物見本園の至仏山寄りの水芭蕉の状態が良く人も少ない。山の鼻でもこちらは団体客が少ないので穴場。尾瀬ヶ原の水芭蕉は全体的に盛りを過ぎている感じだが、木道と木道の間の日陰に咲いているミズバショウは大きくて状態の良いものがある。雪は峠の近くに少し残っていたが、雪解けが進み尾瀬ケ原の中に雪は無かった。

 湿原はまだ大部分枯れ草で埋め尽くされているが一週間程で緑が出てくるらしい。山の鼻、鳩待峠はラッシュアワーだった。峠道で怪我人が6人がかりの担架で運ばれていたが、5月に来た時の木道踏み外しは危なかったと反省する。

 鳩待峠から行く尾瀬ヶ原は往復約2時間、標高差約200mの山道以外は平坦なので天気の良さそうな時、体力に合わせて歩行距離を調節すれば爽やかな散歩が楽しめると思う。出来れば平日の方が格段に静かな尾瀬を楽しめます。

トイレ:戸倉の駐車場、鳩待峠、山の鼻、東電小屋、竜宮小屋
主な費用:戸倉鳩待峠間バス往復1,800円、駐車場代2,000円/2日、ガソリン代129円/L(吉見のJA)、高速料金(往路深夜割引)等合わせて割勘で5千円。常連さんから聞いた情報では東京から戸倉、大清水までのバスが往復7千円とのことなので縦走する場合安く行けそう(但し尾瀬林業のホームページを良く見ることが必要か)。その他、宿泊費8,500円、お弁当500円。

 こうガソリンが高くなってくると東京からのアクセスは往復バス7,000円が一人で行く場合魅力的http://www.kan-etsu.net/shinjyuku/index.htm

1日起床1:45、自宅発2:10、同行者宅、東松山IC3:30、戸倉駐車場発5:30、鳩待峠発6am、山の鼻7am、東電小屋9:30、竜宮小屋、下ノ大堀、東電小屋、2日東電小屋7:30発、竜宮十字路、下ノ大堀、牛首、山の鼻、研究見本園、山の鼻10:50出発、鳩待峠11:50着、戸倉駐車場、沼田IC、東松山IC、同行者宅、自宅着3pm
静かな雪景色の尾瀬沼、目印に気を付けて。 
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晩秋の尾瀬燧ケ岳はこちら
癒される静かな盛夏の尾瀬沼

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