那須２遺体損壊事件で新たに２０歳の男を逮捕 実行役の１人か 2024/5/1 02:19

栃木県那須町の河川敷で会社役員の宝島龍太郎さん（５５）夫妻の焼損遺体が見つかった事件で、警視庁・栃木県警合同捜査本部は１日、死体損壊の疑いで、韓国籍の住所、職業不詳、姜光紀容疑者（２０）を逮捕した。捜査本部は認否を明らかにしていない。実行役の１人とみられ、事件を巡る逮捕者は計３人となった。

捜査関係者によると、すでに同容疑で逮捕されている平山綾拳容疑者（２５）の供述から、宝島さんと妻の幸子さん（５６）への暴行や遺体の焼損、運搬に２人組の関与が浮上。姜容疑者はそのうちの１人とみられる。防犯カメラの捜査で、４月３０日午後３時半ごろ、神奈川県大和市内のホテルを出たところを捜査員が確保した。

姜容疑者を含む２人組は４月１５日夜、東京都品川区内のコンビニエンスストアに車を止めて立ち去った平山容疑者の代わりに車に乗り込んだことが確認されている。車は同１６日午前０時ごろ、同区内の空き家付近に到着。同じ頃に宝島さん夫妻もこの建物に入ったとみられる。幸子さんには頭に殴られたような痕があり、事件後に押収された車からは幸子さんの血痕が検出されている。

逮捕容疑は平山容疑者、佐々木光容疑者（２８）＝死体損壊容疑で逮捕＝と共謀し、４月１６日未明から朝にかけて、栃木県那須町内の河川敷で、宝島さん夫妻の遺体に火をつけて損壊したとしている。宝島さん夫妻との接点は現時点では確認されていない。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　産経新聞