一見水と油のような米国のトランプ大統領とオバマ元大統領だが、米製自動車の対日輸出にはかばかしい成果がみられないことに、安倍晋三元首相に同じ不満をぶつけてきたことがある。それだけ米製車に強い誇りと愛着があるのだろう。
▼平成26年4月、東京・銀座のすし店「すきやばし次郎」のカウンター席に安倍氏と並んだオバマ氏は切り出した。「ここに来るまでの間、ゼネラル・モーターズ(GM)やフォードの車を全く見なかった。日本市場が閉鎖的だからじゃないか」
▼これに対し、安倍氏は即座に反論した。「ドイツのBMWやメルセデス・ベンツの車はたくさん走っている。欧州は日本市場に合わせて右ハンドル車を造るなど努力しているからだ」。令和元年5月には、安倍氏は来日したトランプ氏に同様の反論をすることになる。
産経新聞
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