固定電話しかなかった時代、一家に1冊はあった黄色い表紙の電話帳「タウンページ」の廃止が決まった。インターネットに接続して何でも検索できるスマートフォンの全盛にあらがえなかった。定型文の電報サービスはデジタル化の波にのみ込まれてなくなり、AMラジオも存亡の瀬戸際に立っている。
欲しい商品やサービスを扱う近所のお店が分からないとき、職業名などから電話番号を探せるタウンページのお世話になった人は多いだろう。
しかし、スマホの便利さはタウンページの比ではない。米アップルのiPhone(アイフォーン)に搭載されている「Siri(シリ)」のように、ほとんどの機種に音声アシスタントが備わっている。
「『ヘイ、シリ!』と呼びかけて尋ねれば、近所のお店が全部出てくる時代。タウンページに限界がくるのは仕方がない」。メディア史を専門とする茨城大の高野光平教授はこう指摘する。
産経新聞
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