兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑が文書で告発された問題を巡り、県議会の調査特別委員会(百条委員会)は6日、斎藤氏の最側近だった片山安孝元副知事に初めて証人尋問した。4月に元西播磨県民局長の男性(60)=7月に死亡=が公益通報窓口に告発文書を提出した後、斎藤氏に辞職を促したものの「この件について自分は何ら法的におかしいことはしていない。そのことをきっちり主張していく」として拒否されたことを明かした。
片山氏は7月の記者会見で「知事の代わりに辞めるのではなく、副知事としての責任を取る」と述べ、副知事を辞職。この際、斎藤氏に対して計5回にわたり辞職を進言したが、受け入れられなかったと明かしていた。
産経新聞
片山氏はこの日の証人尋問で、計5回のうち3回の場では「政治的に非常に大きな動きになっている。知事をお辞めになり、選挙に出て県民の信を問うべきだ」と進言したと述べた。
元局長が死亡した後には「誰かが責任を取らなければならない」とも伝えたが、斎藤氏は「辞めるという選択肢ない」などと応じ、辞職を否定し続けたという。
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