米基金「全米民主主義基金(NED)」や台湾のシンクタンク、台湾民主基金会などが主催する「世界民主運動」の世界大会が25日、台北市で開催された。蔡英文総統が出席。大会は権威主義国家に対抗していくため、民主主義国家間の団結と協力の強化について討論する。
中国共産党の習近平総書記(国家主席)は22日に閉幕した党大会で台湾統一について「決して武力行使の放棄を約束しない」と強調。世界大会では台湾への圧力を強める中国に対する批判が相次ぐ見通しで、中国が反発するのは確実だ。ウクライナに侵攻したロシアへの批判も上がるとみられる。
2021年のノーベル平和賞受賞者マリア・レッサ氏や香港国家安全維持法(国安法)施行後に英国に亡命した羅冠聡氏らが参加。(共同)
新型コロナウイルスの飲み薬「ゾコーバ」を開発中の塩野義製薬は24日、ゾコーバが大半を占めるコロナ関連製品について、令和5年3月期の売り上げ見込みを約1100億円に据え置くことを明らかにした。また、コロナ関連以外の抗菌薬などの事業が順調に推移しているため、通期の業績予想を上方修正し、売上高を前回予想から100億円増額の4100億円(前期比22・3%増)、最終利益は60億円増の1420億円(24・4%増)とした。 一方、当初は上期に見込んでいたゾコーバの承認が下期にずれ込むとみて、4年9月中間連結決算の業績予想を下方修正し、売上高を300億円減額の1500億円、最終利益を145億円減の570億円とした。中間決算は今月31日に発表の予定。 ゾコーバについて塩野義は中間段階の臨床試験(治験)の結果を用いて国内での緊急承認を目指してきたが、厚生労働省が7月に開いた専門家による会議で「有効性が推定できない」として承認が見送られ、審議継続となっている。その後、最終段階の治験で主要評価項目を達成したことを9月下旬に速報、「各国政府との交渉が進展した」という。 塩野義は6~12歳未満の軽症・中等症の小児対象試験を11月、発症者の同居家族を対象とした予防効果を確認する試験を12月から実施する方針。<iframe id="google_ads_iframe_/6974/SankeiNews/Inread_0" tabindex="0" title="3rd party ad content" role="region" name="google_ads_iframe_/6974/SankeiNews/Inread_0" width="1" height="1" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" aria-label="Advertisement" data-google-container-id="b" data-load-complete="true"></iframe>産経新聞