ケリー国務長官は23日、フィリピンのヤサイ外相と電話会談した
ケリー氏はフィリピンのドゥテルテ大統領が「米国と決別する」などと発言したことに対する「懸念」をヤサイ氏に伝えた。一連の発言が米国内外に混乱と衝撃を与えていることも指摘したという。両外相は、両国関係を安定させることが重要であるとの認識で一致した、米国務省のカービー報道官が24日の記者会見で明らかにした。両外相は「米比両国の安全保障、経済、政治、社会的な面での不朽のつながりを維持していくためには、強力で安定的な関係が重要」との見解でも一致。ケリー氏は相互防衛条約に基づき、今後もフィリピンの安全保障に関与していくと伝えた
南シナ海の大部分の海域と島嶼(とうしょ)を自国のものだとする中国の一方的に主張を国際法違反と断じた、オランダ・ハーグの仲裁裁判所による7月の裁定は、フィリピンのアキノ前政権の提訴によってもたらされたものだ、アキノ前大統領は、在任中の昨年6月、国賓として来日し、都内の講演で、南シナ海への中国の傍若無人な進出ぶりを「ナチス・ドイツ」になぞらえて批判した、「『私は歴史学を学んだアマチュアにすぎないが、ここで思いだすのは、ナチス・ドイツが各国の出方を慎重にうかがっていたことと、それに対する欧米諸国の反応だ』と述べ、第二次世界大戦勃発(ぼっぱつ)時の前年にナチス・ドイツがチェコスロバキア・ズデーテン地方を併合した際、『誰もやめろと言わなかった』と指摘した。」(2015年6月3日AFP)
ドゥテルテ氏の外交は、チェコスロバキア(当時)が併合問題を棚上げしたようなものだ。ナチス・ドイツへの宥和政策に走った当時の英仏などと異なり、現代の日米豪など各国はフィリピンの立場を支持していたのだから、なおさら解せないことではある。 いずれにせよ、今後の日本にとって必要なのは、ドゥテルテ外交に失望して南シナ海問題から手を引くことではない。 日本の原油輸入のおよそ8割が、マラッカ海峡経由で南シナ海を通過する。 極めて重要な海上輸送路(シーレーン)であり、上空は多くの民間機の航路だ。 相当な水深がある南シナ海が、核ミサイルを積む中国原潜の聖域になれば対米核戦力は格段に強化される。すると米国が日本にさしかけた核の傘が「破れ傘」になる。日本が安住してきた戦後体制の根幹である日米同盟が形骸(けいがい)化する。
「宿営地共同防衛」の訓練を公開、他国軍想定の兵士(青いヘルメット)と共に宿営地を防衛する自衛隊員=24日、岩手県内の陸上自衛隊岩手山演習場(桐山弘太撮影)

「駆け付け警護」の訓練を公開、国連職員に模した人物(青い帽子)を救出する自衛隊員=24日、岩手県内の陸上自衛隊岩手山演習場(桐山弘太撮影)
「駆け付け警護」の訓練を公開、国連職員に模した人物(青い帽子)を救出する自衛隊員=24日、岩手県内の陸上自衛隊岩手山演習場(桐山弘太撮影)
読売新聞
首脳会談は26日午後に東京で行う方向。南シナ海の航行の自由を守るには日米比の連携が不可欠で、フィリピンの対中傾斜に歯止めをかけなければ、日米の南シナ海戦略は多大な影響を受けかねない。首相は、反米的ながら親日家でもあるドゥテルテ氏と直接、意見交換することで日米の陣営に引きつけたい考えだ
日本の次期主力戦闘機F3用のエンジンコアは
セラミックの新素材!エンジンは世界最強のエンジン!!
『必ず世界に大きな価値を届ける!』 F-3 戦闘機 で世界制覇するのか?
対中国機への自衛隊の緊急発進回数が過去最多に