私にも必要だな
シャープは５日、振り込め詐欺の被害防止に重点を置いた業界初の電話機とファクシミリの新製品を２月下旬から順次発売すると発表した。固定電話機の購入者は６０歳以上の高齢者が中心で、詐欺の被害者と年齢層が重なるため、需要があると判断した。登録していない番号から着信があると赤色のランプで注意喚起し、自動音声で相手に名乗るよう促す。通話内容は自動で録音。非通知の着信は自動的に拒否する。担当者は「被害の実例調査や警察からのヒアリングなどを行い、どのような機能を盛り込むか１年かけ研究開発した」と話した。
４月から東京都足立区と共同で、６５歳以上の高齢者がいる同区の１００世帯に製品を設置して実験を行い、犯罪抑止効果などを検証する。
店頭想定価格は電話機が１万７千円前後、ファクシミリが３万円前後から。
問い合わせはお客様相談センター、フリーダイヤル（０１２０）６６３７００。
韓国の朴槿恵大統領が次期首相に指名した与党セヌリ党の李完九・前院内代表が、複数の記者との食事の席で、自分はメディアの幹部に顔が利き、不利な報道をした記者の人生は終わる、などとどう喝していたことが７日までにＫＢＳテレビの報道で発覚した。李氏は謝罪に追い込まれた。
李には不適切な不動産投機などの疑惑が次々発覚。同じ席でテレビ局幹部の名を挙げ、電話で疑惑報道をやめさせたとも誇示した。
朴政権では昨年、２人続けて首相候補者が過去の言動などが問題になり就任を断念。李氏への批判が拡大しており、今後国会の同意が必要な首相人事の成否はまた不透明になってきた。
ＫＢＳが６日報じた録音によると、李氏は１月末、記者らに「（メディアの）上層部は俺と皆、関係がある」と主張。自分に不利な報道をした記者は「自分でも分からないままに（記者として）死ぬことになる」と話し、協力を求めていた。（共同）
中村容疑者 事件後に髪型を変える 「殺していません」と否認 和歌山県警 ７日未明に逮捕会見
和歌山県紀の川市で、市立名手（なて）小５年、森田都史（とし）君（１１）が刺殺された事件で、和歌山県警は７日午前３時、県警岩出署捜査本部で記者会見。殺人容疑で逮捕した同市後田（しれだ）に住む無職、中村桜洲（おうしゅう）容疑者（２２）が「男の子を殺していません。見たこともありません」と容疑を否認していることを明らかにした。会見には岩出署の楠（くす）俊樹署長と森昇治捜査１課長が出席。捜査本部によると、中村容疑者は事件後、髪形を変えていたという。
和歌山県紀の川市後田（しれだ）の空き地で５日夕、近所に住む市立名手（なて）小５年・森田都史（とし）君（１１）が殺害された事件で、県警は７日未明、現場の北西約５０メートルに住む無職中村桜洲（おうしゅう）容疑者（２２）を殺人容疑で逮捕した。県警は、中村容疑者の自宅から刃物数本を押収し、事件で使われた凶器が含まれているとみて、詳しく鑑定するとともに、動機などの解明を進める。
発表では、中村容疑者は５日午後４時１５分頃、森田君の自宅の西約３０メートルにある空き地で、森田君の頭頂部や胸部、両腕の計約１０か所を切りつけたり刺したりして殺害した疑い。直接の死因は胸を刺されたことによる失血死だった。
県警は、かつらぎ署で６日夕から中村容疑者を事情聴取していたが、犯人とみられる男の唯一の目撃者である現場付近の男性が、男が中村容疑者であると証言したことなどから、７日午前１時２６分、逮捕に踏み切った。中村容疑者はその後、捜査本部のある岩出署に移送された。
