民主党代表選挙は、今日の両院議員総会で決することとなっている。
この総会の中で、各候補30分の政権表明ということになっているが、あまりにも拙速。これだけ、国民、マスコミの関心を呼んでいるんだから、民主党内の主張、多種多様な考え方・価値観を少しは披露すべきと思うが。
asahicom:民主代表選、両院議員総会で政見表明の演説-政治
鳩山幹事長にすれば、“選挙期間”を長くすればするほど、“良からぬウワサ”が流布していく、感情的な対立浩三が作られてしまうとの懸念もあるのだろう。渡部国対委員長とともに、『さわやかな代表選出』『公明正大な選挙戦』を望み、発言していっても、すべてがマイナス方向に報道されていくのは耐えられないことだろう。
昨年の郵政解散に至るプロセスは、非常にドロドロとした『人間対立』を世間にさらしたが、一方でそれぞれの立場、個々の議員の主張をより分かりやすくしたし、同時にそれぞれの“キャラクター”を明確にしてくれた。結果として、“多くの敗者”を作り出したように見られているが、小泉首相が言うように命をとられたわけではなく、再度のチャンスも訪れる可能性もある。ここまで、民主党は、自らを『寄り合い所帯』とマイナスな方向にとりすぎている。言い換えれば、多様性ということもできるわけで、それぞれが政治家として節度ある“柔軟性”を持っているはずで、その柔軟性を引き出すような、“正しい案”とアイデアを導き出していくことが重要。ある意味では、横路氏と小沢氏の関係が良好であるのは、多くの話し合い、論戦が実を結んだ結果ではなかろうか。
若手・中堅議員が、今回の選挙、議員総会の中で、15分の政見表明にプラス30分の立会演説会を主張したが却下され、候補者の了解を得た上での20分間ずつの演説延長を行うとされている。この中で、どこまで“対立”を恐れない姿勢を見せるか、そしてその中から、民主党が本当の“政見準備政党”に脱皮する可能性を感じさせてくれるか。小沢氏の“意気込み”“決意”と“柔軟性”を拝見してみたい。
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