昨日21日の巨人VS阪神戦はお世辞抜きにいい試合。
やはり、巨人とタイガースの両方が“つよい”と思って見られる試合は、いいですね。
野球は、基本的に【点取りゲーム】であり、8回までは両エースの緊迫感ある投げあいで進み、最後は、両『チームの4番』の出来で、勝敗が決まった。こんな試合が見たかった。
4/21巨人-阪神/試合経過 - プロ野球戦評 nikkansportscom
両チームの先発は、予定通りの中6日の巨人上原投手、タイガース井川。
両投手とも、昨年の成績は今一歩。何より。投手の基本・ストレートの威力でどんどんと勝負していく姿は、本来の野球。特に、井川投手は、去年の姿は“だらけた”姿に映っていたが、今年は大きく違う。マスコミ相手に、いろいろと話をすることもあるだろうが、内角ストレートで勝負する姿は正に不動のエース。さらに言えば、前家督の星野仙一氏のような気迫丸出しの投球とパフォーマンスも期待したいところだが、それは本当の優勝に向けての天王山、クライマックスで自然にでてくるだろう。
で、最後の勝負を決したのは、4番の一振りだった。マスコミ的には『巨人の勢い』というが、こういうときに打つことで、高い給料をもらっているのであり、こういうときに打てる精神力・集中力を持っていると認められているのが4番打者。
ここ最近のタイガースの4連敗は、間違いなく4番・金本選手の不振が原因。その意味では、昨日の11回の打席に打てなかったこと非常に残念。そもそも、4番が不振でも勝ち続けるチームなどないのが当たり前で、4番が不振でも連勝するチームなら、その4番は4番の価値がないということ。それだけに、巨人の勢いを止めるのは、また、するのにふさわしいのが、金本選手と思っていただけに、なおさら残念。1000試合以上もフルイニング続けて出場する精神力を持っている金本選手です。昨日の試合で打てなかったことは、最大の屈辱としているはずで、その分、今日・明日の試合での金本選手の集中力は極限になることでしょう。
とにかく、タイガースは、巨人戦だけは真剣に、全力でプレーする球団なのです。
(もちろん、ほかの試合を怠けているとは思っていませんが)
阪神金本、さあ強い巨人戦「燃える」 - 阪神ニュース nikkansportscom
WBCに多くの選手を派遣したからということだけでもないのだろうが、パリーグは去年と違い、ホークスとマリーンズが、あまりつよくない。順調に白星を重ねられないゆえか、ホークスのズレータ選手がファイターズ金村投手の死球に怒りを爆発させ、今シーズン第1号の退場者となった。
王監督「うちが100%悪い」 (スポーツニッポン) - goo ニュース
2年連続で、ぶっちぎりの独走でペナントレースを首位で駆け抜けたのがホークスだったわけで、これを3年連続でなると、今のデータ分析全盛の時代ではありえない話。しかも、投打の要・城島選手をメジャーに送り出した一方で、新外国人の補強をしなかったのだから、打線が振るわない、得点力が低下しているのも分かる話。王監督も、WBC優勝で大きな大きな称号を手にしたわけだが、故仰木監督や野村監督のように、戦略で勝つ、用兵で勝つタイプの監督でもないわけで、少々、親会社のソフトバンクの孫社長が投資を渋ったためと見てあげるべきかも。
マリーンズも5位に低迷してしているため、WBCの影響には見えているが、こちらのほうは、去年優勝の実績により、日替わりで先発オーダーを組むというバレンタイン采配が封じられているのが大きいように思う。西岡選手や今江選手を、毎試合起用しなければならないような、一般ファンの見方が影響しているのでは。
とはいっても、両チームとも戦力のバランスで言えば、間違いなく“2強”。ライオンズが開幕ダッシュで、若手が成長し自信あふれるプレーを見せているが、もろさもある。バファローズも投手陣はボロボロ。プレーオフだけでなく、“1位を争う”ペナントレースでも、混戦状態で、盛り上がっていくことを予感させる展開と考えておきたい。
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絶好調、浜中2試合連続7号ソロホームランで先制、江草投手の好投、完封勝利と思われた試合展開は、9回にドンデン返し。
2本の犠牲フライで2点を取られて負けちゃいました。ベテラン前田選手、カープの主砲・嶋選手が、黒田投手が見せつけた【エースの気迫】に応えての犠牲フライだった。
プロ野球スコア速報4/16<阪神-広島> nikkansportscom
今日の試合、負けてはしまったが、江草投手のピッチングは、安心できる内容だった。2回二ピンチを招いて以降は、全くランナーを出さず、特に6回の満塁の好機を逃した後の攻撃を、3人でテンポ良く終わらせるなど、全く危なげない展開。惜しまれることは、9回、無死2・3塁の場面で、四球で勝負を避けるなどの慎重さを見せられなかったこと。先週のベイスターズ戦で安藤投手が完投を逃したのと同様、それだけ完投勝利は難しいもの。江草投手もまた完投勝利は、今後の成長に向けての発奮材料となることだろう。
しかし、浜中選手の好調ぶりに引き換え、今中選手の調子は少々心配。ここ数試合の打線のつながりは、今岡選手でチャンスがつぶれている。次のドラゴンズ、ジャイアンツと続く6連戦で爆発してくれることを期待したい。
(とはいえ、全員好調ということなどありえないのけれど。)
救援陣、特に藤川投手が今日は良かった。打者4人に2つの奪三振。何よりストレートが切れていました。
プロ野球スコア速報<4/15阪神-広島> nikkansportscom
それにしても、安藤投手は、今日も点の取られ方はよくないけれど、テンポがいいから崩れるような感じがしない。それは下柳投手と同様、素人目にすごいピッチングということではないが、結果的に“勝利投手”になる。打たせてとる、先発投手独特の、リリーフ投手とは違う投球術を会得したのでしょう。
さて、今年のカープはすっかり貯金供給チームになりつつありますから、明日もしっかりした勝ち方を期待しましょう。
いやーな展開で逆転負けが続いていた、タイガースの雰囲気を変えてくれたのは、虎の絶対エース井川投手でございました。
2005年、ドラゴンズとの決戦にごとごとく打ち込まれ、日本シリーズも見せ場を作ることのなかった井川投手。
開幕も、結局“エースの仕事”が果たせなかった井川投手であるが、先週のベイスターズ戦に続いての好投。
この2戦続けての勝利は、2003年優勝時のエース井川の姿では。
打線は相変わらず活発。初回の5連打でほぼ勝負は決していたが、その後もしっかり中押し、ダメ押し。
まさに本日は文句なしの勝利でございました。
【14日阪神戦】井川完封&通算1000奪三振 - 阪神ニュース nikkansportscom
さて、次回の登板は、今季初の巨人戦ということになるでしょう。宿敵上原投手とのエース対決(のはず)
その試合に投げ勝って、エース完全復活を証明してもらいたいものだ。
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◆どう思いますか、“阪急タイガース”のウワサ