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フジワラのかたまり

転勤・転居5回、転職3回という流浪経験を経て、いま、起業したいと妄想する30男の雑多コラム。

どこまで追い込む警察、どこまで逃げ切るのかヒューザー小嶋社長~~マンション耐震偽装問題

2006-04-18 23:38:25 | 時事

ヒューザー小嶋社長は、相変わらず自らを、“最大の被害酢”と主張しているが、何ともあつかましい話。と同時に、よくもここまで、この主張を続けられるものだと感心するし、そのタフさは見事。
デベロッパーが、その末端の下請け企業のことまで気にかけていられない現実はあるだろうが、絶対的なリスク管理、『生産者責任』という認識に欠けていることには驚いてしまう。経済設計、コスト競争が正当であることを土台にしての、商品知識、安全確保への努力を放棄している姿勢は、このような人間をデベロッパー企業として認めてきた、社会体質にも疑問を感じる。

小嶋社長を任意聴取 警視庁に出頭、詐欺容疑で詰め (共同通信) - goo ニュース

世論の心象としては、数多くのテレビ出演を経て、この小嶋社長は大悪人となっている。それだけに、警察rとしては、何が何でも、どのような無理なこじ付けをしてでも、詐欺罪での立件を目指すであろう。強引な取調べや証拠作りも容認される空気を背景に、どうしても出てくる不祥事の名誉挽回の機会として、逮捕にもっていくでろう。
しかし、肝心なことは、小嶋社長のような、『製造には関与していない、責任はない』と言い張るようなデベロッパーが2度と出てこないような社会の仕組み、常識が確立されることだ。欠陥住宅の販売は、その立件からして難しいのが現実であり、その抑止力となるような事例となることが期待される。


やはり現実化!?阪急タイガース~~大手企業の資金活用のためのM&A

2006-04-18 10:26:51 | 時事

この話、あくまでも村上ファンドなど投資会社の仕掛けた、株価引き上げに向けての“風説”と思っていたが、実際そうでもないようだ。時価総額300億円という買収金額の妥当性、阪急電鉄内の合意形成が難しい様子。ましてや。村上ファンドが介在した分、マイナスイメージも強いであろうから。しかし、村上ファンドは、長期保有も匂わせていたが、結局はまんまと売り抜けて、大きな利益をとあげることになりそうだ。

阪神株、阪急が取得方針決定へ 阪神も容認の方向 (朝日新聞) - goo ニュース

『阪急タイガース』というのは、マスコミ的、“東スポ的”な注目喚起のためのキャッチフレーズに過ぎないものとは思っていた。しかし、現実的に考えれば、阪急HD(阪急電鉄)は日々大量の“現金収入”はあるが、その運用・資金投下するものがない。ある意味、トヨタ自動車ならば、新技術の開発に振り向けていけるし、工場など設備投資にまわせるが、阪急電鉄の場合は、それは非常に限られている。ましてや、関西の阪神電鉄の持っている不動産資産は、関西圏で言えば、まさしく一等地。首都圏で言えば、六本木や麻布に匹敵するもの。マンション開発などデベロッパーからすれば、これ以上の物件はないだろう。
阪急電鉄という企業の性格は、これまでは電鉄会社であっても、今日の現状は『不動産・住宅開発会社』としての性格が強くなっている。この時代、鉄道旅客輸送での収益拡大=乗客の増加は見込めないし、新路線の建設といっても、その沿線にはほとんどない。鉄道会社の収益拡大は、住民を増やすために住宅開発をし、商業施設を建設してテナント貸しするしかない状況。しかし、平行して走るJRの沿線でどんどんと住宅開発、マンション建設がされているため、頭打ち状態。ここに、ほかのデベロッパーが進出して、大規模投資されては、ますます鉄道利用者も減る、という発想ではあったのだろう。
この『阪急タイガース』のニュースは、流通業界でイオンGがマイカルを経営支援、グループ企業化したのと同じ話ともいえる。ただ、長い年月、競り合ってきた競合私鉄会社との関係を超えて、同じグループになるというのは、いかに緩やかなものであっても、複雑なものがあるだろう。一人の関西人としても複雑。
何よりも、阪神電鉄が阪急HDの傘下に入ることで、企業価値が上っていくとも思えない。ただ、その不動産資産が、開発投資に積極性をもつ企業の手に渡ったということで、遊休地でなくなってはいくだろうが。


ようやく動いた司法の捜査~~耐震強度偽装問題

2006-04-16 09:05:59 | 時事

去年の年末、あれほど世間を騒がせ、多大なる批判・非難を受けていた、【耐震偽装を実行した(とされる)面々】がようやく逮捕、立件のニュースが流れてきました。11月の発覚後、早々に姉歯建築事務所、木村建設、ヒューザーなど、素の事務所への強制捜査は行われたにもかかわらず、何ゆえに3ヶ月もかけられたのか、不思議な話だ。

耐震偽装、ヒューザーなど3社を一斉立件へ (読売新聞) - goo ニュース

木村社長ら週内にも聴取 逮捕へ詰めの捜査 (共同通信) - goo ニュース

国会での証人喚問も行われ、国民の心象としては、完全な犯罪者。小泉改革・規制緩和、業務の民間移行の矛盾を突いた、『不良商品』『欠陥建築物』の生産を行った悪人たちであることは間違いだろう。結果≪木村建設≫は、自ら破産を宣言して倒産、ヒューザーは結局その事業継続を断念した状態だし、姉歯元建築士については、建築士免許を取り消され、ほぼ再起不能状態。ある意味では、『社会的な制裁』派十分いうけたとも言える。
今回の逮捕・立件への動きは、間違いなく遅い。しかも木村建設の立件容疑は、【粉飾決算】の容疑で、耐震不足の“欠陥”商品を生産したこととは関係ない。姉歯元建築士についても、違法な名義貸しの容疑。
4月9日のTV番組『サンデープロジェクト』では、警察関係者の『何を根拠に立件していいのか分からない』という嘆きの声が紹介されていたが、正に法律の不備を感じさせる。
本来、根拠とされるべき建築基準法の改正は、審議入りの見込みだが、【建築確認制度】の“正常化”はまだまだ先のことだろう。最終的には、建築分野専門の警察・検察機関、証券における【証券監視委員会】のような組織が、構築されるべきだと思う。
いずれにしても、いまの警察の捜査が、立件⇒有罪化が絶対的な前提になっているというのは、大きな問題。もう少し、早い段階での逮捕、全貌の解明、公表がされるべきだ。

 


憶測ばかりが流れる、USENとライブドアの提携交渉~~ライブドア再建

2006-04-15 17:46:34 | 時事
13日にライブドア株が上場廃止になるのにあわせたように、ライブドアに関するニュース、USENとの合併や事業提携の話がどんどんと出てきています。
『何も正式決定はない』とはされているものの、その事業提携の内容は、両社の浮沈のカギを握るものだし、ある意味では、これらの“ウワサ”に対する反応がどうか確かめているように思える。
動画配信、会員の相互利用可能に ライブドアとUSEN (朝日新聞) - goo ニュース

よくよく読んでみると、このアサヒの記事内容は、正直、『ポータルサイト3位』の≪ライブドア≫を、動画コンテンツを大量に持つUSENがその傘下にするときに当然に考える内容のこと。
結局のところは、4月末の≪ライブドア≫の資産査定が終了するまでは、この両社の関係は何も進展しないのでしょう。ただ、ライブドアのほうは、このUSENとの関係をテコに、地に落ちた企業のブランド力回復、事業基盤の回復を考えているのでしょうが。

よろしければ、こちら記事もご覧ください

どう思いますか、“阪急タイガース”のウワサ

≪サッカー日本代表≫熾烈な代表FW争い、是非ともドイツへ、佐藤寿人選手を




阪急タイガース!?ありえない話です。~~阪神電鉄株の行方

2006-04-14 10:11:37 | 時事
『火のないところに、煙はたたず』

昨年秋に世間を騒がせた、≪村上ファンド≫の≪阪神電鉄≫株の大量取得騒動から半年。折に触れて、村上ファンドが阪神電鉄株を売りたがっているというウワサは流されていたが、その買収相手が≪阪急HD≫というのは、何とも不思議な話だ。
阪急が阪神株取得を検討 資金調達など課題残る (共同通信) - goo ニュース

現在の株価を見ると、阪急電鉄の株価は、阪神電鉄のそれよりも下なんです。従来のイメージでいくと、走らせている車両のデザインや新しさからして、阪急電鉄の方が明らかに上だし、その路線の総延長でも阪神は短い。不動産開発や流通・百貨店についても同様。にもかかわらず、阪神電鉄の株価が上なのは、タイガースのことと、村上ファンドの大量取得の影響があったのでしょう。だから、阪急がタイガースを狙ったという話になのか。
しかし、阪急が阪神を買収、あるいは、グループの中に入れたところで、その相乗効果は大したことはない。今のメガバンクが、とにかく生き残りの為に、合併を繰り返したのと同じ。阪急からすれば、不動産をたくさん持っている企業を買うことで、住宅開発の余地を増やすに過ぎないことで、相乗効果なるものはないでしょう。
テレビ朝日、『報道ステーション』では、“阪急タイガース”なんて、おもしろおかしく、また楽しそうに語っておったか、何とも【風説の流布】に近い行為に見えてしまう。阪急電鉄にも、≪村上ファンド≫のような投資ファンド会社に大量の株式を握られ、東宝の株式公開を求められているというニュースが流れていたのです。

ニュース番組、ワイドショーの関係者が、ライブドア事件も、国会攻防も終わったコトを受けて、持ち出してきた話にしか聞こえない。5・6月には、両社とも株主総会があるので、そのときには明らかになるでしょう。