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フジワラのかたまり

転勤・転居5回、転職3回という流浪経験を経て、いま、起業したいと妄想する30男の雑多コラム。

どうして今までなかったのか~~自民党の構造改革検証

2006-04-11 09:36:44 | 政治経済

今の国会の焦点に、『格差社会』なんてテーマ設定されているが、そもそもは【検証】という工程・作業を誠司が飛ばしていたことが原因。特に、建築確認の問題は、昨年の『耐震強度偽装』の問題が発覚したゆえに表面化した問題。
ある意味では、ようやくこの作業を担う国会議員が出てきた、ということだが、これが単なる『改革の成果』を宣伝するための組織になってはダメなわけで、この勉強会、グループの動向に、マスコミも多少なりの関心を向けてもらいたいものだ。
 自民党の当選1~4回の衆院議員が10日、勉強会「構造改革フォーラム」を発足させた。党本部で開いた初会合には代理も含め約30人が出席。世話人代表に就任した西川公也衆院議員はあいさつの中で「小泉改革の継続は異論はないが、進捗(しんちょく)状況や方向は誰も検証していない」と述べ、今後、小泉改革を検証する考えを強調した。
≪引用4/10asahicom:自民の中堅・若手が勉強会 小泉構造改革を検証へ-政治

以前、テレビ番組で元財務大臣の塩川氏が、『国会議員が、膨大な法律の審議に時間をとられて、“SEE”という検証に時間が取れない』と嘆いていた。野党が“失政”として、その追求の為に国会で質問するのも良いが、“成果”の検証と“誤算”の修正を考えることが重要。
ある意味では、自民党の議席が巨大になったから、このような勉強会が出来たのかもしれないが、本来の姿として定着していくことを期待しておきたい。


どうなる、どうするイラクの復興支援~~イラクへ765億円供与は決定

2006-04-11 09:15:15 | 政治経済
昨年末以来、たびたび『陸上自衛隊の撤退』の話は出てくるが、それ以上に進まない。
報道ニュースで入ってくる、イラクの内政事情を聞くと一応“カタチ”は創られつつあるが、まだまだ治安安定に程遠いというところ。
とは言っても、英国・豪州が本格的に撤退の準備に入っているような話が聞こえてくる。これ日本の自衛隊だけが取り残されるという事態にだけは絶対に出来ないわけで、そのためにイラク支援での765億円供与を発表したようだ。

イラク支援、765億円供与発表 「経済」へ軸足移せず 陸自撤退は不透明 (産経新聞) - goo ニュース

いわば、いつ撤退を発表しても、イラクとの関係を切らないようにするための施策なのだろが、むしろ問題はアメリカとの関係に思える。ただ、やれることからやっておくという話なのだろう。
この問題、どうも小泉首相の退任後でしか決着しない課題になってしまいそう。さて、小泉首相は、どんな【出口】を準備しているのか。いずれにしても、この話は、『自衛隊イラク派遣反対』という話ではなく、『日本として、イラク支援として何をするか』という議論が、国会でなされること期待したいが・・・・。


民主党は、まず地方自治体で“政権交代”を~~京都府知事選挙を見て

2006-04-10 00:48:30 | 政治経済

非常に、ローカルな話題ですが、9日(日)京都府知事選挙が行われたが、
その投票率は38・46%(京都府選挙管理委員会発表)。日本の人口分布で、10番目以内に入る都道府県の知事選挙で、この低さである。
今回の選挙、前代表になってしまった、前原誠司氏が出馬していれば、全く違ったことになっていたと思います。むしろ、積極的に京都府知事に転進するコトを考えてもらいたかった。別に、今の知事(名前は知らないし、調べる気にもならない)が別に悪いわけではないが、日本の政治状況を“正常にする”、政権交代可能な政治状況にするコトを目指すならば、自民党・民主党が相乗りで候補を応援するというのは、大きな間違いと思う。


現職の山田氏が再選 京都府知事選 (共同通信) - goo ニュース

前原誠司氏は、メール問題の処理失敗で、代表辞職となりましたが、その要因として単純に“経験不足”を指摘されていますが、それは正確に言えば実務不足。弁論は立つが、あるいは政策論を語ることには長けているが、何か具体性に欠ける、あるいは小難しい言葉が並ぶが、その実行力に疑問符がついてきた。その意味では、前原誠司が都道府県の知事を経験することは、間違いなく、大きな実績として評価されること。もともとが京都は、アンチ自民党の性格が強いところだったわけで、十分にチャンスはあった。何より、次回のサミットの開催地に名乗りをあげているほか、注目度の高い地域であり、中央からの自立を狙っている地域であるのです(少なくとも、京都市内は)
民主党は政権交代を叫ぶならば、地方自治体、都道府県知事を10以上獲得する、自民党との対決を打ち出して選挙に勝ち、独自の経済政策、社会保障政策など実行し実績を作ることから始めるべきだと思う。アメリカの大統領もケネディ以後、すべて州知事経験者と聞くし、その州での政策実績を基盤として、大統領の座を射止めたと聞く。州とはいえ各種政策を通じて、経済成長ほか現実的な地域利益を実現することで、全国民の支持を集めているのだ。
メール騒動は、民主党の実務能力への“疑惑”“不安”を大きくした。理論・理屈、理想論はすばらしいが、本当にその主張内容を実現していけるのか。官僚をコントロールし、本当にその理想を実現していけるかどうかという“疑問”“不安”を払拭するだけの材料がないのだ。
来年は、参議院選挙と地方統一選挙がある。国会での議席拡大も重要だろうが、民主党の実力を示す、自民党との“対立軸”を示す意味でも、都道府県知事選挙では、独自候補を数多く立ててもらいたい。昨年の総選挙の結果、浪人している優秀な人材が多くいるわけだから。小沢新代表には、まずこのことを検討し、ひとつでも多く、“無風の知事選挙”投票率40%未満の選挙をなくなるようにしてもらいたいものだ。




小沢民主党の支持率は小泉内閣より上!?~~民主党の新執行部人事

2006-04-08 23:27:04 | 政治経済

7日の民主党の代表選挙により、小沢代表が誕生したのだが、その執行部は、結局全員再任だそうだ。
小沢氏の言うとおり、この国会の途中で、いきなりそれぞれの責任者を代え、新任者をあてがっても、その新任者にとっては働きようがない、というのも事実。下手な嫌がらせや、引継ぎの不十分が起こすマイナス要因を排除しようということだろう。
菅氏は代表代行 鳩山幹事長ら全員再任 (共同通信) - goo ニュース

そのメンバーの顔ぶれを見るとき、やはり国会対策委員長が、渡部恒三氏なのはまた何かしてくれそうな予感を感じさせてくれる。小沢氏は、『変わらなくては』と繰り返し発言していても、従来のイメージを変更するには時間がかかるだろうし、菅氏では新鮮さに欠ける。何といっても、菅氏のしゃべり、語り口調は、個人的には好きになれない。そもそも、岡田代表にしても、前原代表にしても、内容は理にかなっているとは思うが、理屈っぽくなりすぎていて、積極的に聞こうという気になれないものだった。その点、渡部恒三のそれは、会津弁のなまりが適度なのんびり感をかもしている感じで聞きやすかった。小沢氏は、いきなりテレビに頻繁に出演していくとも思えないし、この渡部じいさんの広報活動が、小沢氏の考え方ほか、民主党のそれを代弁して言ってくれることだろう。
で、早速に、小沢民主党の誕生について、世論調査が行われ、その“期待値”としては、小泉内閣のそれと同様に50%だったそうだ。森前内閣に比較すれば、すごい高い数字だし、残りの半分は小沢氏の『壊し屋』として前歴や“昔の人”のイメージもあるのだろう。何よりも、民主党政権誕生への期待が30%未満というのは、やや低すぎるように感じるのは、フジワラだけだろうか。

小沢民主党に期待57% 72%が政権交代に懐疑的 (共同通信) - goo ニュース

執行部もそのままだし、代表が変わっただけで、政党のイメージや信頼が一気に変わるわけがない。ましてや、具体的な政策は何も出ていない、自民党批判、小泉政策への反論だけで、期待値が上るわけはない。そのことは、当の小沢氏が自覚しているだろう。ただ、あわててコトを起こすでなく、小泉首相が退任してから、本格攻勢に出るつもりなのかも分からない。
しかし、小泉純一郎vs小沢一郎の全面対決は見たかった気がするが。とにかく、国会での党首討論を楽しみにしておこう。

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小沢民主党の使命は国会の構造改革~~民主党の新代表は小沢一郎氏

2006-04-07 21:25:34 | 政治経済

シナリオどおりに、民主党の代表は小沢一郎氏に選挙の結果、決まりました。

民主党代表に小沢氏選出 菅氏に47票差 (朝日新聞) - goo ニュース

マスコミ的には、“浮動票”“無党派”などと波乱の可能性を連想させようとしていたが、小沢陣営の話では、表読みどおりといわれています。票差も47票差と大差でも僅差でもなく、実力者の間での変なしこりが残るようなことはなさそうです。
小沢氏にとって見れば、民主党の代表はあくまでも、ひとつのプロセスを通過したにすぎないことで、この先には、『政権奪取』という日本の戦後政治史上、最大の仕事を達成しなければならない。何より、これまでの民主党代表が仏教の念仏のように繰り返し唱えてきた『政権交代』を、真っ先に日本世論に提示したのが小沢一郎氏である。そして、自民党が政権を離れる=民主党の政権奪取までの“工程表”をもっとも現実的に組み立てているのが、小沢氏であろう。
焦点は執行部人事に移っていくが、選挙後の両院総会の様子は、演出はあるにしても“挙党一致”のムードは感じ取られた。少なくとも、新代表小沢氏、菅氏、鳩山氏の3氏の間に変な対立が生まれる可能性は感じられない。あるとすれば、前原前代表ほかの若手・中堅グループと、執行部がどのような距離感と、融合のための論争を党内で展開していくか。また、協働作業を進めていくかである。【小沢アレルギー】とまで表現される、“不仲”を解消していくか。ある意味では、小沢氏の政策ということよりも、この中堅・若手グループの発想・理想をどこまで取り込み、また反発を押さえ込み、真の融合を達成するか、のほうが興味のある。


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