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フジワラのかたまり

転勤・転居5回、転職3回という流浪経験を経て、いま、起業したいと妄想する30男の雑多コラム。

もう少し理解しておきたい、与謝野大臣の経済運営

2006-04-16 18:39:08 | 政治経済

今、小泉内閣、自民党の中で行われている『歳入・歳出一体改革』の論争では、中川政調会長の歳出削減、政府資産売却に向けての作業、竹中総務相の経済成長見通しに共感し、与謝野大臣の考え方、発言は、少々一般庶民の発想や感情を考えていないものと思っていた。
しかし、今日の『サンデープロジェクト』での発言を聞くと、ややその印象は薄れた。

「いざなぎ超え」に自信 与謝野経財相 (共同通信) - goo ニュース

この共同通信の内容は、今後の景気動向についてだが、このほかに消費税率の事や、資産売却のことについて語っていた。実務担当者として、“過大な期待を持たせない”という大前提のもと、変な不信感を払拭するのに十分だった。現在行われている『歳入・歳出一体改革』の論争は、今後の経済成長の見方と必要な歳入=消費税率のバランス。
『家族の中で、お父ちゃんが1億稼ぐと主張しても、おかあちゃんはそれが失敗したときのコトを考えた家計運営が必要』
非常に分かりやすい表現だ。また、消費税率のことについては、あくまでも竹中大臣の発言が、必要となる“専門家”である官僚たちの持つ【歳出歳入状況】などの数値データを精査している段階での発言であるガゆえに不快感を示したとのことだった。
はっきりしていることは、竹中大臣が省益や既得権益を優先するとして、『官僚を悪としている』のに対し、与謝野大臣は、『官僚・性善説』の発想だということ。ここまでのマスコミ報道では、消費税の税率ばかりが記事なっているが、今日の与謝野大臣の発言のなかには、『法人税、所得税の改正など全体バランスをどうするかを考える』
との趣旨もあった。財務省官僚への不信はとにかく、歳出削減の自己努力をせず、消費税という最も簡単な歳入拡大策を持ち出していること。(特に、谷垣財務相)。消費税の税率のことよりも、全体的な税制構造をどうするかが重要で、ここまで『直間比率の見直し』という単語が出てこないのが不自然。
閣僚や、官僚の皆さんはこの単語を忘れているのかな。


見えてきたのか、自民と民主の対立軸~~マスコミが異常に盛り上がる千葉補欠選挙

2006-04-16 15:10:24 | 政治経済

民主党の代表が小沢一郎氏になって、早々に行われる衆院議員のへ補欠選挙というkとで、異常にマスコミ露出が増えている。
もちろん、“国政選挙”なのだから盛り上がるのはよいことだろうが、、実際には、“国会のある”東京に近いから、多くのお偉いさんが出向いて応援演説したり、マスコミが取材に行くだけのことでは。
千葉7区補選 街頭演説 小泉首相/小沢代表 (産経新聞) - goo ニュース

国会で『行政改革推進法』や『医療制度改革』などの法案が行われているのだから、少しはそのことも盛り上げてもらいたいものだ。ポスト小泉候補の皆さんが、千葉県へ出向くのも、国会で演説する機会がないからに思えるのは、少々いがんだ見方でしょうか。
いかに小泉vs小沢の対決を、『現代版角福戦争』なんていうが、単なる人気投票みたいな話でも困ること。まして、小泉首相が街中で演説して、小沢代表が聴衆の少ないところで演説した、ということがニュースになるというのも、どうしたものか。プロモーション手法の対立軸を見せてもらっても仕方ない。

ただ、小泉自民党と、小沢民主党のキャラクターに、明快な違いが見えてきたのは面白いこと。小沢代表が、ビールケースの上に乗って、街頭演説している姿は、代表がよく言う『活発な日常活動』を自ら示している、ある意味では、この千葉県の補欠選挙とは関係なしに、このような辻立ち演説をもっとやりなさい、という民主党内へのメッセージに思えた。民主党内の人々、特に前原前代表などの若手・中堅議員の皆さんがどのように思うか。
選挙の勝ち負け、小泉改革への評価云々を抜きに、民主党内が小沢氏を評価し、団結力を作り出していくか、がこの選挙の楽しみなポイントだろう。




コンビ二にも、成長の限界点が見えてきた~~大手コンビ二業績発表

2006-04-14 10:09:35 | 政治経済
人口減少持代、少子高齢化が社会問題視されているのだから小売・流通業界の業績も、もはや【限られたパイの奪い合い】の段階に入っている。だから、コンビ二大手の業績として、全社が『前年比○○%アップ』なんて話が出てくるほうが、不自然。ましてや、【売上が計算できる立地】が限られているコトを考えれば、当然。
ただし、このコンビ二業界の各社は、いろいろと新しい施策を打ち出しているのだから、たいした業界だと思う。

コンビニ既存店低迷 新業態で生き残り模索 大手5社2月期決算 (産経新聞) - goo ニュース

≪セブン=イレブン≫はFCビジネスであることを前提に、各オーナーの創意工夫に期待し、自らはノウハウ、商品供給での企業力向上に注力する方針。これに対し、業態開発に積極的なのはローソンで、やはり業界の中では【チャレンジャー】としてのポジションを理解した戦略ということだろうか。

大手コンビ二企業としては、商品の売上は低くても、FC店舗の開店で売上が上っていく仕組みだから、出店のみを追いかける傾向になったら、この業界もおしまい。既存店の売上が低調ということは、コンビ二開業者が、ほかのビジネスとの相乗効果を含め、多くの創意工夫を実行していけるような環境になったのかも。

早く、本質的な税制改正論議を~~消費税税率の発言について

2006-04-12 09:43:13 | 政治経済

小泉首相が『わたしの任期中、消費税は上げない。しかし大いに議論してもらいたい』一部には、この【消費税上げない宣言】は、小泉首相の無責任という言い方、見方もあった。結果、昨年の総選挙まではこの消費税コトを発言する政府関係者はいなかった。選挙後、谷垣財務相が消費税のコトを言い出してからは、与謝野大臣、竹中大臣がこの問題について発言する機会が増えた。ただ、マスコミに取り上げられるコメントの内容は子供のケンカのレベル、にしか見えない。

「神の啓示でもあったのではないか」(与謝野大臣)

「神の啓示とはうまいことを言う。神の啓示だから正しいのではないか」
「(3%は)前提を示してきちんとした政策論をやっているのだから、きちんとした政策論議をしていただきたい」(竹中大臣)

これに、政府の税制調査会の石会長も、不要な足かせは困る、とばかりに竹中説の否定にかかってきた。
消費税上げ幅3%、竹中説「ありえない」 石税調会長 (朝日新聞) - goo ニュース

いずれの関係者も、聞かれているから、答えているだけのことだろうが、それにしてもコメントの一語一語が軽すぎる。(専門的すぎても理解できないが)。
竹中大臣の発言から伝わることは、
『しっかりとした【経済成長】を土台に、規制緩和を中心にした産業振興を進めるから消費税はなるべく押さえる』、という発想が感じ取れるのだが、
与謝野大臣ほかの発言は、『今の財政赤字および支出を考えると収入として消費税分を多くしたい』、という勘定によるもの、と思われる。
経済成長というのは、予想・予測、そして思惑通りに進む保証はどこにもない。しかし、経済政策、産業振興のコトを考えずに、収入を上げることだか考えるというのは許せない話。しかも、ここまで聞こえてくる、歳出削減や資産売却の具体案は、【消費税税率アップ】に向けての熱意よりも低く、手抜きに見えてくる。少なくとも、『福祉目的税』という名前に変えただけで済む話ではない。

今年秋の自民党総裁選では、この税制改革の問題は出てくるはずだが、本質は『直間比率の見直し』のはずで、特に与謝野大臣に関しては、この税制のあり方、日本の社会構造にマッチした税制体系のことを論じてもらいたい。いったい、この日本という国の運営にはいくら必要なのか。


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民主党・小沢新体制、正式決定

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民主党・小沢新体制、正式決定

2006-04-11 17:32:08 | 政治経済

民主党の両院総会で、小沢新体制が正式に決定した。
で、まずは千葉県での衆議院補欠選挙が、この民主党小沢体制への国民の期待度を計るバロメーターとなることだろう。
民主・小沢新体制、両院総会で決定 (読売新聞) - goo ニュース

代表選出に向けて選挙に至るプロセスから、民主党の報道・マスコミへの露出がメチャメチャ多くなっている。菅氏がテレビに出たがりなこともあるのだろう。で、盛んに小沢氏の『私が変わります』発言を中心に、民主党が挙党一致が実現されるかが、盛んに議論されている。実際問題としては、小沢代表に、鳩山幹事長、菅氏の3人が完全に組んでしまっている以上、よほどのことがない限り、逆らう議員が出てくるようには思えない。
ただ、玄葉幹事長代理が執行部から離れたことで、前原前代表のグループは執行部から距離をもてることとなった。やはり、『あのメール問題の責任をとって』ということだろうし、当分は表舞台に表れることはなさそう。その上で、小沢執行部の国会戦術を傍観するつもりか、また、重要課題に対して、“反主流”として党内の抵抗勢力を演じていくのだろうか。
ただ、イメージとしては、前原前代表と小沢代表の政策、発想はそんなに違わないと思う。それだけに、民主党が本当の政権の受け皿になるなら、前原前代表は、小沢氏が田中角栄元首相からその政治手法を学んだように、小沢氏がその政策運営を学んでいくべきだと思う。あるいは、小泉首相と安倍官房長官の関係、役職配置がされるべきと思う。それは岡田元代表も同じ。
いずれにしても、【小泉vs小沢】の因縁対決をマスコミ的には煽っている。この戦い“秋まで限定”で、希少価値の高い名勝負となってきそうな雰囲気はある。しかし、小沢氏が存分な戦いをするには、3巨頭につづく人材が必要なはずで、チームとしての顔ぶれをそろえることも、小沢氏にとっては急務と思われる。さて、どんな民主党チームが出来上がってくるか、楽しみにしておこう。



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