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フジワラのかたまり

転勤・転居5回、転職3回という流浪経験を経て、いま、起業したいと妄想する30男の雑多コラム。

相変わらず、“高圧的”なアメリカ~~米産牛肉輸入問題

2006-03-18 15:13:52 | 時事

香港に輸出された商品にも、『危険部位の混入』が発見されたのも関わらず、米国は強気です。
検査体制、生産体制の不備については、“良識”ある食肉業者のなかには、日本の【安全基準】に準拠した検査体制への移行を認めているのですが、議会への影響力を持つ巨大業者は、これを拒否。それにしても、この駐日大使は、『牛肉を輸入しなかれば、貿易戦争』とは、極端な脅し文句に聞こえ、ここまで言われるなら、輸入再開は不要に思えていくる。

駐日米大使、牛肉禁輸「長期化なら貿易戦争」 (朝日新聞) - goo ニュース

3年前に日本が輸入禁止する前のコトを考えると、米国の食肉業界にとっては、この大きな消費市場を取り戻したい、との認識は理解できる話。しかし、現実的な不安除去への努力がされているかといえば、全く聞こえてこず、このような高圧的な態度のみが見えてくる状況は、正直アメリカも手詰まりなのかも。
ましてや、『日米のガイドラインに反していたのは、肉に骨が付いていたことだけだ』などと発言されると、やはり、この人たち、アメリカ人の食品への意識では、“信用できない”、との思いになってくる
昔、『タッカー』という映画で、第2次大戦直後に50台だけ生産・販売された【タッカー】という車の話なのだが、その中で、自動車事故の危険性、死亡事故への対策として導入を計画したシートベルトのコトを取り上げていた。
『シートベルトの取り付けは、車を危険なものとする印象を与える』

全頭検査を拒み続ける、米の食肉業者の主張は、これと同類に見える。突き詰めれば、“安全”に対しての投資への拒否にすぎない。実際に、安全への投資がなされているならば、それが示されるべきだろう。

フジワラとしては、米産牛肉は食べたいのだ。しかし、生産者への信頼・信用が著しく毀損されているコトを、米国の食肉業関係者には理解してもらいたい。

それにしても、日本と同様、権力者、政府と“分厚い関係”を持っている民間企業・業界団体は、庶民の感覚、消費者の心情を理解できないものようだ。さて、どこまで、農水省は抵抗していけるでしょうね。

 

よろしかった、こちらにもお立ち寄りください。

◆メキシコの奮闘で、日本が準決勝進出

◆期待はずれだった、アメリカ代表メンバーに、ひと言

◆今年の日本プロ野球を楽しむなら、オリックスバファローズだ

◆ライブドアで国会も混乱していましたが、何かあるかな


ライブドアは、これで再建へ向いていくのかな!?

2006-03-17 18:09:30 | 時事

『マザーズ上場廃止』によって、市場から完全退場、さらには日本社会から抹殺されるかとも思われた、ライブドアが、とりあえず“復活”の可能性を残すこととなったようだ。

USEN、ライブドアと包括提携 フジ保有株は社長が買収 (3/17朝日新聞) - goo ニュース

㈱USENとの“業務提携”は行われそうだが、USEN宇野社長が株式取得という決着は、この宇野社長は、なかなかの知恵者であり、本当の起業家というべき人物かも知れない。リスクをしっかりと取り、可能な“リスク軽減”の策をとる。
とはいえ、個人株主たちが計画中の訴訟=損害賠償や、大株主フジと損害賠償交渉は、大きな不安材料。これが妥当な金額、ライブドアの再建に足かせとならない程度のもので決着しないことには、ライブドアの存続の危機は去ることとならないだろう。

個人的な見解としては、ライブドアという会社が、このまま消滅していったのでは、“敗者復活可能な社会”とはいえない。大企業、特に銀行が、政府からの援助によって立ち直るのに、ベンチャーとしてのし上がった企業がこのまま消滅では、よろしくない。いずれにしても、ライブドアの現社長、平松氏の手腕が問われるところだし、USEN宇野社長の事業手腕に期待したい。ここで、ライブドアが復活すれば、これもひとつのUSENの伝説となることだろう。

よろしかった、こちらにもお立ち寄りください。

◆メキシコの奮闘で、日本が準決勝進出

◆期待はずれだった、アメリカ代表メンバーに、ひと言

◆今年の日本プロ野球を楽しむなら、オリックスバファローズだ

◆ライブドアで国会も混乱していましたが、何かあるかな


めずらしく役人が譲歩した、PSE問題~~中古家電販売のこと

2006-03-14 18:41:20 | 時事

3月に入ってから、ネット上のニュースでよく見かけるようになったのが、この【PSEマーク】のこと。とにかく、リサイクル業者からあがる講義の声は、すごかった。
いつの間に、このような法律を、この“中古家電品とは無縁”な国会議員の皆さんで審議し、何を根拠に法施行を“許した”のか、聞いてみたいものだ。その上で、通産省は、こっそりと実行に移していこうとしていたのだろう。見つかったことは、思いがけないことなのだろうが、とにかく、告知・広報の不十分を認めた上で、さらに、『“ピンテージ品”の除外』も決定したようだ。
中古家電の販売制限、ビンテージ品除外へ (朝日新聞) - goo ニュース

ひとりの消費者の立場で言わせてもらえば、この法律は、家電企業の救済策だとおもう。
つまり、家電製品、IT家電の買い替えサイクルを短期間にしていくコトを狙ったものであり、各メーカーの開発コスト負担の軽減を狙ったのでは。自動車業界では、頻繁にモデルチェンジを繰り返され、販売競争は過熱していく一方、街中で見る車としては、10年前のモデルも非常に多い。自動車メーカーのモデルチェンジのサイクルは、『乗り換えたい』のサイクルとは合致していないように想う。家電業界も同様。それこそ、購入した直後に、欲していた機能が付加された新商品が発売されるコトは、あきらめておくしかない状況だ。

経済産業省は、『規制緩和の一環』としているが、この意味は、単に役所の管轄事項を減らした、中古家電品での事故に対する責任から逃避したに過ぎないことだろう。これを契機として、中古品販売業者は、業界団体を結成し、さらにこの法律施行の延期を求めていく方針という。
言えることは、この3月は中古家電品が、とても買いやすい価格で買えるということだ。

参考記事
PSE 業者は反発、来月実施 中古家電に延命策 経産省、ガイドライン作成 (産経新聞) - goo ニュース


ようやく“決断”された、上場廃止だけれど~~ライブドア上場廃止のこと

2006-03-13 23:30:10 | 時事

強制捜査が入った段階から、【ライブドアの上場廃止】は時間の問題と思われていた。
実際、その後のライブドアの株売買は、間違いなく、上場廃止を懸念してのもだったはず。

証券監視委、ライブドアと堀江容疑者ら5人を証取法違反で告発 (ロイター) - goo ニュース

実際問題としては、㈱ライブドアおよび堀江前社長の逮捕容疑が『粉飾決算』であったことは、そのプロセスはどうであれ、『市場からの退場』ほかの罰則が科せられるのが当然のこと。
現実問題としては、㈱ライブドアという会社が、今後の存続については、非常jに難しい状況。何より、上場廃止に伴い、その株券をすべての株主に発送するのに要する費用や、フジテレビほかの株主訴訟、損害賠償を考えると、ライブドアがどれだけの純資産を保有していたとしても、これだけでかなりの負債を抱えることとなる。
本当に再建できるのであろうのか
一部には、外資が買収に動いているとも言われるが、果たして。

 

 


ますます競争激化の大阪商業地図~~大阪ミナミの活性化

2006-03-10 23:40:35 | 時事

最近の関西地区のテレビでは、このヤマダ電機のCMが飽きるほどに流れ、少々気になる話題であったが、さすがに“オープン”という、1回限りの冠セールは盛況のうちにスタートしたようだ。
でっかく開店 1万人の列 ミナミにヤマダ電機 (3/10産経新聞) - goo ニュース

大阪というだけでなく、関西地区で家電製品を買うといえば、大阪ミナミ・日本橋というのが定番であった。ところが、キタの梅田にヨドバシカメラが日本最大級の売り場面積で開業したのを典型例として、この日本橋の集客力は低下し、街のキャラクターを転換してきた中での、ヤマダ電機の進出。ここ最近、フジワラの消費行動としては、郊外立地の家電専門店やネット通販で買う方が、安く買えるイメージになっていたので、いまさら日本橋ということもないし、ましてミナミまで足を伸ばそうという感じもないのだが、『最大級の売り場面積』といわれると、すごく気になる。さらに言えば、周辺のジョウシンも黙っているはずがないから、大阪ミナミまで行きたくなる。これが相乗効果というものだろう。

とはいえ、一度行けば、十分というのが人情。ましてや、全国どこででも買える商品を、大阪で買って買えるということをするほどのモノ好きではない(つもり)。売り場面積の広い店舗ならば、それだけの売り上げもノルマになるのだが、どれだけの売りの仕掛けを準備するのか。一番最悪のパターンは、この巨艦店舗の無理売りにより、周辺店舗が活気を失い、そしてこの巨艦店舗も閉店してしまうこと。何より、少子高齢化の人口減少化時代を迎えているわけで、商売・ビジネスをやる人間ならば、不安も大きいことだろう。

競争…進化続けるミナミ ヤマダ電機進出 秋には丸井開業 (産経新聞) - goo ニュース

街の活気ということを、トータルに考えるならば、ここ数年、ミナミには続々と新しいものが誕生している。キタでも、阪急百貨店が増床リフレッシュを進めている。大阪の商業地図は、ますますスケールの競争になっているのだが、さまざまな仕掛け方の競争、売りの知恵比べになっていくことだろう。そのための準備をどれだけしているか。近いうちに、ちょっとのぞきに行ってみたい。