ふうちゃんのお城ブログ

お城巡りについての記録、城郭検定試験の体験談

第63回 ふうちゃんのお城ブログ 皇居(江戸城)乾通り一般公開

2022-12-25 16:37:53 | 日本百名城

11月30日 皇居乾通り一般公開に行きました。

ふうちゃんのお目当ては

やはりこれです。

富士見櫓です。

正面から富士見櫓を見ることができます。

こちらから見ると

加藤清正がつくったといわれる

高石垣の上に乗っています。

いつも東御苑から見ている北面は

これです。

高い石垣の上に乗っているようにはみえません。

北面には破風がありません。

南面には、唐破風、千鳥破風があります。

この富士見櫓の姿を見るには、今回のような特別公開、

皇居一般参観(事前申し込み、当日受付整理券をもらう)

に参加する必要があります。

でも、今回の一般公開の本来のねらいは

秋の風景、

紅葉を愛でることにあるのでしょう。

ご心配なく

富士見櫓には紅葉がよく似合うのです。

しかし、今回、乾通りを通っているふうちゃんが気付いたのは

石垣の見事さです。

大坂城に負けていません。

城壁に二ヶ所の突出部を並べて、

その間に挟まれた凹の部分に両側から横矢を掛ける

厳重な構えの

合横矢の掛かった石垣が

目に飛び込んできました。

さらに、富士見多聞が乗っているこの石垣です。

城壁に桝形(四角の突出部)を向ける横矢桝形になっているのです。

 

南詰橋と段築の石垣に目が行きます。

 

雁行の石垣素晴らしい。

 

もちろん、乾通り一般公開の主目的

紅葉の美しさも堪能した

ふうちゃんです。

 


第62回ふうちゃんのブログ 滝山城

2022-12-01 18:52:33 | 続日本百名城

伊東潤の読書会のメンバーと

10月1日に

東京都八王子市にある滝山城に行きました。

滝山城は続百名城です。

八王子市には4つある東京の百・続百名城のうちの2つがあります。

現在の滝山城は、北条氏照(小田原北条氏3代氏康の次男)が築いたと言われています。

ここは滝山城の大手門への入口です。

竹藪が両側にある

坂道(天野坂)を上っていきます。

その坂道がカーブしています。

ここまで上ったととき

どこか、ここと似た城に最近登ったことがあると感じました。

両側に竹藪と曲がった坂道。

おそらく、この坂道に違いない。

そうです。

小机城(横浜市港北区)です。

北条氏が築城した城には共通点があるのでしょうか。

(カメラに適当な写真がなかったので

小机城まで写真を撮りに行ってきました。)

 

さて、わたしは、滝山城は今回で3回目ですが、

ぜひ、確認したいことがありました。

それは、二の丸集中防御のための3つの角馬出です。

何しろあの武田信玄が攻めてきても持ちこたえたという集中防御です。

伊東潤さんら滝山城に詳しい専門家が同行しているので

確認できることを期待しているのです。

伊東さんの解説で

この地図にある東馬出、角馬出(南馬出)、大馬出、

そして千畳敷角馬出(伊東さんの指の所)を

確認することができました。

写真に撮るとの馬出も同じように写り

違いを出すのがなかなり難しいです。

東馬出の馬出(左側)と堀です。

大馬出です。

草原のようになっています。

南馬出の大きな横堀(空堀)です。

角馬出から見た空堀と千畳敷です。

 

今回の二の丸の馬出をはっきり確認するという訪問の目的は達成しましたが

その他の滝山城の見所を紹介します。

 

中ノ丸と本丸を結ぶ橋

堀切の上に建っています。当時の滝山街道です。

下から見るとこのようになっています。

橋から堀切を見下ろすと

中ノ丸から本丸へは桝形虎口になっています。

当時は石が敷き詰められていたようです。

集中防御だけでなく、随所に守りの技があふれた城だとわかりました。

でも氏照は堅固なこの城を棄てて、近くに八王子城を築きます。

なぜ、なのでしょう。

 

でも、八王子城は秀吉の物量作戦とはいえ、

一日で落ちたのです。

 

追伸 このツアーについて、

伊東潤さんは12月17日お城エキスポで

講演する予定です。

https://www.youtube.com/watch?v=aX-iSEbS8TI