今回はお城ではなく群馬県嬬恋村愛妻の丘です。
嬬恋村の「嬬恋」は
日本武尊が東征の鳥居峠(長野県上田市と群馬県嬬恋村の県境)に立ち
海神の怒りを鎮めるため
海に身を投じた愛妻の弟橘媛を「吾嬬者耶」(あづまはや)
「わがつまよ」と追慕した古事に因んでいます。
キャベツ畑に囲まれた愛妻の丘の展望台に夫が立ち
妻に愛の言葉を叫ぶという行事が9月初旬に行われています。
展望台は常設されていますのでいつでも
叫ぶことができます。
後ろの台が愛を叫ぶ展望台
左の石の台がキャベチューする2人の位置を示す足形のある台です。
展望台の近くに
愛妻家テルミ原則の掲示があります。
なかなか含蓄のある内容です。
日常的に実践したいものです。
ここに来るといつもそう思いますが。
日常化は????としておきます。
さて、ここから教材ウオッチングです。
この写真から嬬恋村のキャベツ作りの工夫や努力を読み取ることができます。
地元の方から伺った話です。
今(8月中旬)が一番忙しい季節です。
午前2時から畑の作業をする。以下の3つの作業を同時に行う。
1 出荷。トラックの中には収穫したばかりのキャベツを積んでいる。
2 奥に見える耕運機は、新たな種を蒔くために畑を耕している。
(これは別の場所ですが)
3 消毒。(これは写真に写っていません)
1,2に関わることですが
嬬恋村ではキャベツを年2回植えて2回収穫しています。
言うならば「キャベツの2期作」をしているのです。
今(8月)に植えたキャベツは11月に収穫するそうです。
嬬恋村には何回も取材に行っていますが
今回初めて知ったことです。
収穫したキャベツを運んでくるトラックと出荷するトラックです。
畑一面のキャベツをみると
ザッツ「嬬恋村」という匂いがしてきます。