ムラタが止まれば世界のスマホがとまる と言わしめた村田製作所。積層セラミックコンデサー(MLCC)の高い世界シェア率で有名。
積層セラミックコンデンサー(MLCCあらゆる電子機器に搭載 電機の流れを調整 スマホにはたくさん搭載 単価30銭 1台のスマホで600個)で世界首位。村田グループで35%シェアとされる。スマホ部品で世界最大手ともされる。アップル サムソン ソニー 中国メーカーなど世界の著名企業に納品 国産生産比率が75%と高いが営業利益率25%の高さでカバーしている(ファナックを思わせる)。MLCC:micro leadframe chip careeier 表面波フィルター スマホ向けに伸びる LAN用通信でモジュールが伸びる。自動車向けでエンジン回りの電子制御向けMLCC販売も伸びる。加えて現在は円高是正のよる輸出採算改善が働いている(フィリッピンでMLCC工場が稼働 中国広東省にはセラミック原料拠点を構える)。
買収戦略は意外に活発。
2006 ブルーツウース(短距離無線通信規格)部品の米サイチップ社買収
2011年(~2012) ルネサスからパワーアンプ(通信部品)事業買収
2012 フィンランドのVIT社(車や医療向けセンサーで最大手)買収(200億円程度) MEMS(micro electro mechanical system)技術(微細加工技術)を保有 MEMSを使ったセンサー開発 ビデオカメラやデジタルカメラのブレ補正用の圧電セラミックセンサーを従来から生産 今後ムラタはスマホ用に傾きセンサー開発)
2013年1月 フィリッピン工場(ムラタとしては内外で最大規模)稼働
2013年2月 水晶振動子大手の東京電波(東証一部上場 2009年8月資本業務提携 2011年5月包括提携)を株式交換方式で完全子会社化すると発表(手続き完了は2013年8月)
2014年3月期 売上高8450億円 前期比24%増 営業利益 1250億円 前期比2.1倍 スマホ タブレットおよび自動車向け(制御安全装置の電子化)に電子部品(MLCC 通信接続用部品 センサー)の販売が好調
2014年4月 世界発の3次元検知センサー量産(山梨工場)
2014年9月 iPhone6 発売開始(iPhone6向け積層セラミックコンデンサーの生産・販売増える MLCCとは、縦0.4mm 横0.2mm そこに100層 厚さ0.5マイクロメートルの厚さのセラミックシート)
2014年9月 米 ペレグレンセミコンダクタ-の買収490億円(村田として最大の買収) 高周波RWスイッチの大手 2014年内に買収完成 周辺固めることでモジュール化に対応する戦略とみられている