8号台風警告での閉園は当初から予定されていたが、3号台風警告による措置は今回急遽決定したもの。
なお今回屋外のアトラクションおよび花火は中止されたが、屋内の施設は通常通り運営された。
開園時間の10時を臨時に30分繰り上げていることは、昨日下の記事に書いたが、来月以降平日と休日では閉園時間が異なるので注意が必要だ。
閉園時間は、10/11までは全日夜9時だが、以降平日は夜7時、土日のみ夜9時となる。この間休園日はない。
また12月12日以降の予定は未公表となっており、閉園時間、休園日とも公開されていないが、メンテナンスのための休園は当然設けられることだろう。
香港迪士尼樂園 http://park.hongkongdisneyland.com/hkdl/zh_CN/home/home?name=HomePage
東京ディズニーランドでは、『園内の楽しい雰囲気を壊さないため』園内には直接救急車が乗り入れできない。香港でも同じことで、警察官などの公権力者は入場ができない。40年ほど前の国内の大学のようだが、園内『自治』は、ディズニーの肝だから、誰がなんと言おうとやめるわけには行かないのだろう。
しかしながら、8/30にディズニーランドで食中毒事故の疑いがあり、食物環境衛生署(日本でいえば保健所のような部署だが、持っている権限は遙かに大きく、香港人が怖い役所の一つだ。)の職員二名が調査に訪れたところ、『園内の楽しい雰囲気を壊さないため』制帽と肩章を外すように言われたという。職員は自主的に外すことでその場を納めたのだが、香港市民というか香港の新聞の激しい怒りの記事が目立つ。 その一つ、明報の社説は以下の通り。(私自身の翻訳のため、拙い部分はお許しください。)
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法治の下、ディズニーランドに特権はない
食物環境衛生署の二名が衛生監査で先月ディズニーランドを巡回した時、帽子を脱ぎ肩章を外すよう要求を受け、食環署は強烈な不滿を持った。ディズニーは市民に向って事件に対し遺憾の意を伝えて、そして類似事件が再発しないことを保証した。私達は、問題の根源はディズニーがふだんは警官を含めた公権人が園内に入らないよう要求していることにあると考える。
人はディズニーが特権を要求していると疑い、たとえディズニーが「私人地方」だとしても、法治の下人々は皆平等の原則に背き、公権人が園内で法律執行を確保するための関連手配も必ず検討しなければならない。
食環署職員は1件の食中毒の疑いを調査するためにディズニーに入ったが、完全に合法的、合理的、合情的である。反して、ディズニー職員は法律執行者に帽子と肩章を外すように要求し、公職人員の法律施行を妨げるだけではなくて、さらにディズニーが法律を超越できると思わせ、たとえ園内で法に反する事があっても、すべて法律執行者を門外で拒むことができる。ディズニーはすでにこれを釈明して謝ったが、しかしディズニーはかつて園内の楽しい雰囲気を壊さないために救急車と警察官をふだんは楽園に入らないように要求しており、香港人はどうしてもディズニーが特権を守り、テーマパークを香港の法律の思うにまかせない独立王国にするのではないかと疑う。
(以下略)
(超訳 藤 孝志)
法治面前 迪士尼無特權 http://hk.news.yahoo.com/050909/12/1ghal.html
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香港ディズニーランドは、いよいよ9/12オープン。
香港政府新聞網は、9/10から9/12の間、曾慶紅國家副主席が香港ディズニーランドオープニングセレモニーに出席するために訪港することを正式に伝えた。 曾慶紅國家副主席は、香港マカオ担当の副主席であり、訪港は1998年の香港回帰1週年記念式典以来となるが、民間企業のオープン式典に参加するとは香港特別行政府のただならぬディズニーランドにかける熱意を感じる。なにせ政府の金を225億香港ドルも投資するわけだから。
香港政府新聞網 曾慶紅訪港主持迪士尼樂園開幕 http://www.news.gov.hk/tc/category/administration/050903/html/050903tc01005.htm