プロジェクト・ベリー半島

ボイズンベリー、ブラックベリーを下北半島特産に・・・・徒然に記します。

ボイズンベリーとカビ

2009年07月27日 | Weblog
 ボイズンベリーの実がカビに覆われる状態がとても多くなりました。写真はきれいな今日現在のボイズンベリーですが(この後でカビの写真も掲載します。)多雨という気候変化の影響は甚大です。自然の中での「仕事」としては、このカビ対策は不可欠と銘記しているところです。今はひとつぶ、ひとつぶを有り難く摘んでいます。
 気候の変化の影響は収穫期間にも表れています。昨年は今月末にはほとんど実を摘み終えましたが、今年はまだまだ、という状況です。摘むことができたのは全体の6割ぐらいというところでしょうか。葉蔭の実は9割前後がカビの影響を受けている現状です。さて、来年に備えて無農薬栽培を継続しながら工夫、工夫です。

今日のブラックベリー

2009年07月27日 | Weblog
 ブラックベリーがほんのり赤くなってきました。ブラックベリーをブーケなどに利用する場合,このほんのり赤い状態を「ロゼ」と称しているようです。やがて光沢のある真っ赤な色に変化しますが、「レッド」ということになります。実を摘めるようになるまであと10日間ほどでしょうか。
 今年の気候は昨年と異なり、多雨の下北半島です。生育にも大きな影響がみられます。カビの発生です。カビもまた自然の一部ですが影響を最小に抑えるための工夫が求められています。
 大きな自然の中で一日、一日が過ぎてゆきます。変化を重ねながら。

フォーラムを終えて

2009年07月11日 | Weblog
ご多用中フォーラムにご出席いただいた皆様、ありがとうございます。約30名の方々とお会いできる機会があったことを有り難く思っています。下北半島特産フルーツとしてボイズンベリーが定着するか否かは未定ですが、今日もまた一歩、歩んで行きたいと思います。一人でも多く賛同してくれる方が現れればと願っています。
 今朝のボイズンベリーの様子を写真に撮りました。いよいよ今週末から来週にかけて摘み取りができそうです。

明日はベリーフォーラム開催日なのに・・・

2009年07月08日 | Weblog
 明日9日(木)午後1時からボイズンベリーのフォーラムを来さまい館で開催します。参加はご自由です。会場に熟した摘みたてばかりの新鮮なボイズンベリーを持ち込んで、参加者の皆さんに味わっていただこうと思っていましたが・・・・右写真のとおり完熟までもう少しという状況です。未完熟ながら実物を展示して、まずは目で味わっていただければと思う今日この時です。

ベリー畑の中の未知との遭遇

2009年07月04日 | Weblog
 ブラックベリーの増殖は取り木、挿し木、種から栽培と試しています。取り木と挿し木はいわば親木のコピーですから、親木と同一といえます。他方種からの栽培では様々な形質が現れます。親子は同一ではない、ということになります。中には右の写真のように花弁が本来の淡いピンクではなく、純白の花弁のブラックベリーも現れます。
 品種改良は人間にとって都合のよい形質のものを作り、選び出すということですが、自然の中にいると、ちょっと違った感じで眺めたりすることがあります。そして、それはなんだかとても安堵した良い感じです。

ほんのり赤いボイズンベリー

2009年07月04日 | Weblog
 ボイズンベリーに赤い色を見つけました。(緑ヶ丘)ひとつ、ふたつといったところですが、なつかしい一年ぶりの淡い赤い色です。一週間後には大きく変身していることと思います。

ブラックベリーの発芽と成長

2009年07月03日 | Weblog
 ブラックベリーの昨年、2008年の種が発芽して日々大きく成長してきています。成長の程度は環境により大きな相違となって現れます。土中バクテリアの少ない環境で発芽したあとで、栄養豊富な環境に移した場合とそのままの状況においた場合では右の写真に見られるほどの差異にもなります。右の写真は約1か月ほどの時間差で移植した場合です。大きな葉と小さな葉とを見比べてください。5月に移植したか6月移植したかでこのような相違がみられます。
 それにしても、小さな小さな種から、と思うと不思議な感じがします。「種 携帯用の命です。」このような詩を数十年前に目にしたことを思い出しました。

ボイズンベリーの挿し木

2009年07月01日 | Weblog
 剪定をしなかった、長い長い枝を150株の挿し木にしました。最終的に活着するか否かはまだ見極めることができませんが、先ずは元気に若葉が登場しました。どのようにしたら元気に根を出し、新たな株として成長できるのか、毎年少しドキドキしながらの増殖作業です。

ホワイトカラント

2009年07月01日 | Weblog
 ホワイトカラントが熟してきました。完熟状態では種が透けて見えます。レッドカラントは北国の夏の光を凝縮したように輝きますが、ホワイトカラントは葉蔭で涼やかに盛夏を楽しんでいるような風情があります。赤と白透明の姿を眺めていると、自然の奥深さと隣り合わせにくらしている心地がします。