プロジェクト・ベリー半島

ボイズンベリー、ブラックベリーを下北半島特産に・・・・徒然に記します。

2月21日(日)・ベリー畑

2010年02月24日 | Weblog
 どこかに春の息吹きが・・・という気にさせる今日此の頃です。
 例年になく雪の多い下北半島ですが、季節の歯車が軒先から落ちる滴の中にも見えるようです。木々は芽を膨らませ、眺める者の気持ちを軽やかに、快活にしてくれます。
 この雪の下にボイズンベリーやブラックベリー等が息づいています。レッドカラントやホワイトカラント、グーズベリーは日毎にその芽を膨らましています。多くの虫たちも、成虫のまま、あるいは卵で、あるいは蛹でこの雪の中にいて春を待っています。雪上にはカモシカやタヌキ、キツネ、ノウサギ、リス?の足跡もありました。
 慌ただしい日常からのひとときの解放空間がベリー畑にありました。

雉とボイズンベリーと

2010年02月09日 | Weblog
 わが家の庭に初めて雉が訪れました。春夏秋冬小鳥が訪れますが雉の訪問は初めてのことです。むつ市の中心部に近い住宅街ですが、しかし山も近いので近辺ではタヌキやキツネ、ノウサギ、リスそれにカモシカ、ツキノワグマまで現れる住宅環境です。
 雉が立派?な糞を落としました。この雪の下にはボイズンベリーが眠っています。運が良い吉兆の雉の糞であればと思ったりしました。

冬のベリー畑とノウサギ

2010年01月17日 | Weblog
 北国の冬の楽しみのひとつにアニマルトラックがあります。新雪の上に記された動物の足跡から生の営みを想像したり、足跡を辿り巣穴を見つけたり・・・。凍てつく夜が開け、深々とした積雪の中で動物の足跡を見るとき、人間が忘れてしまった肝心なことが無言のメッセージの中に潜んでいるような気がしなくもありません。人間は自然環境に身体を順応させるよりは変えることの楽さ、心地よさを選ぶ道をひたすら歩いている、そんな思いです。
 さて、ベリーです。昨年冬のようなノウサギの食害はいまのところ完全に防御できていることに安堵を覚えています。心の中は早春から初夏にかけての様々な作業のことで満ちています。
 畑の中にも様々な思いやドラマが生まれ、消えてゆきます。

食欲の秋とブラックベリー

2009年09月10日 | Weblog
 ブラックベリーのピューレで炊いたご飯でおにぎりを作ってもらいました。抗酸化力漲る?アントシアニン豊富な健康おにぎりです。写真の左上はクリームシチューとベリーライスです。
 秋の食の楽しみがふえたような・・・・・・・

ベリーグッドなベリーライス

2009年09月06日 | Weblog
 ブラックベリーのピューレを加えてご飯を炊いてみました。赤飯のような色合いに炊き上がりました。格別の香りも味もありませんが、ポリフェノールが充分染み込んでいるように見えます。
 味に癖がないので、様々な工夫を加えてベリーの強力な抗酸化作用を活かしたおいしい健康ご飯ができればと思い、早速、バターとガーリック、生姜、長葱のみじん切りに食塩少々を加えて、ベリーの色合いを損なわない炒めご飯を作ってみました。なかなかのお味?でした。おにぎり他試してみたくなったベリーライスです。
 プロの方であればどのようなご飯ができるか想像するだけでも楽しいベリーライスです。

ブラックベリーの赤

2009年08月29日 | Weblog
 ブラックベリーの赤い色は北国の夏の風物になりそうな感じがしています。レッドカラントの完熟した透きとおったような赤とはまた別な北国の夏の色です。
 今年は例年よりは熟すのが遅れ気味です。数日後には9月になるというのにまだまだ未完熟な、これから黒く熟する赤い色が秋を感じさせる涼風に揺れています。
 今年の初夏には例年になく多雨、日照不足の下北半島でしたが、その影響は様々な形になって現われているように思います。植物の様子が昆虫にも影響し、動物にも影響しています。

ボイズンベリーの増殖ー挿し木ー

2009年08月16日 | Weblog
 メネデール液(2価の鉄イオンFe++溶液)100倍希釈使用。
 遮光(日陰)の状態に置いて、水分を切らさぬように留意。2ヶ月後には立派な根が生えています。先ずは60の挿し木の鉢をつくりました。今年は10月中旬までに挿し木2,000鉢つくる計画です。

ボイズンベリーの増殖ー取り木ー

2009年08月16日 | Weblog
 増殖作業を開始しました。盛夏は時期としては不適ですが、冷夏であることや昨年までの結果を参考にしました。目標はボイズンベリー4,000株、ブラックベリー1,000株です。
 ボイズンベリーについて、取り木は8月末頃から新梢の先端が土中に潜り込むため約1,000株ほどは自然増殖できる状況です。人為的には3,000株ということになります。ブラックベリー1,000株の目標に対して今日現在約300株増殖の状況です。
周囲の鉢の小さな葉は今春発芽したブラックベリーです。

カビとベリー

2009年08月05日 | Weblog
 写真はカビに覆われたボイズンベリーです。ブラックベリーも同様のカビに覆われます。糖度の低い、実の赤い未完熟の状態から覆われはじめます。
 風通しが良ければカビの発生は抑制されますが、発生率ゼロということはありません。カビの世界をのぞいてみたいものです。
 レッドカラントではほとんどカビの発生は見られません。(自然の状態でのカビの発生は稀ですが、収穫した実を水を少量入加えた容器にいれて暖かい所に置いておくと良く発酵します。)
 ベリーによりカビの発生は大きく異なります。カビ対策が必要です。また、発酵を活用したワインやヴィネガーを作ることができたらと思っています。

黒くなりはじめたブラックベリー

2009年08月04日 | Weblog
 このような状態になると、48時間以内には見た目には全体が黒くなります。その状態で冷凍すると、赤さが現れます。完全に熟した場合は冷凍しても黒いままです。完熟か否かはひとつひとつ触ってみなければ判別は難しく、完熟の場合(酸味がなく、とても甘いのですが・・・)、すぐに傷んでしまいます。

今日のブラックベリー

2009年08月04日 | Weblog
 今日のブラックベリーです。全体的に赤く色づいてきました。ブラックベリーは光沢のある鮮やかな赤い色が特徴と思っています。このあと、名前の通り急速に黒くなってゆきます。赤と黒・・・なにやら小説の題名のようです。
 今年の赤はどことなく精彩に欠けるような気がしていますが、あるいは見ているこちら側に原因があるのかもしれません。
 季節は巡り、その風景の中にわが身を置いて眺めるとき、様々な思いが湧き上がってきます。人間も間違いなく自然の一部ですが、言葉や思考とは裏腹にどこまでほんとうに自然そのものをわかっているのか、怪しさを感じたりもするベリー畑です。

ボイズンベリーとカビ

2009年07月27日 | Weblog
 ボイズンベリーの実がカビに覆われる状態がとても多くなりました。写真はきれいな今日現在のボイズンベリーですが(この後でカビの写真も掲載します。)多雨という気候変化の影響は甚大です。自然の中での「仕事」としては、このカビ対策は不可欠と銘記しているところです。今はひとつぶ、ひとつぶを有り難く摘んでいます。
 気候の変化の影響は収穫期間にも表れています。昨年は今月末にはほとんど実を摘み終えましたが、今年はまだまだ、という状況です。摘むことができたのは全体の6割ぐらいというところでしょうか。葉蔭の実は9割前後がカビの影響を受けている現状です。さて、来年に備えて無農薬栽培を継続しながら工夫、工夫です。

今日のブラックベリー

2009年07月27日 | Weblog
 ブラックベリーがほんのり赤くなってきました。ブラックベリーをブーケなどに利用する場合,このほんのり赤い状態を「ロゼ」と称しているようです。やがて光沢のある真っ赤な色に変化しますが、「レッド」ということになります。実を摘めるようになるまであと10日間ほどでしょうか。
 今年の気候は昨年と異なり、多雨の下北半島です。生育にも大きな影響がみられます。カビの発生です。カビもまた自然の一部ですが影響を最小に抑えるための工夫が求められています。
 大きな自然の中で一日、一日が過ぎてゆきます。変化を重ねながら。

フォーラムを終えて

2009年07月11日 | Weblog
ご多用中フォーラムにご出席いただいた皆様、ありがとうございます。約30名の方々とお会いできる機会があったことを有り難く思っています。下北半島特産フルーツとしてボイズンベリーが定着するか否かは未定ですが、今日もまた一歩、歩んで行きたいと思います。一人でも多く賛同してくれる方が現れればと願っています。
 今朝のボイズンベリーの様子を写真に撮りました。いよいよ今週末から来週にかけて摘み取りができそうです。

明日はベリーフォーラム開催日なのに・・・

2009年07月08日 | Weblog
 明日9日(木)午後1時からボイズンベリーのフォーラムを来さまい館で開催します。参加はご自由です。会場に熟した摘みたてばかりの新鮮なボイズンベリーを持ち込んで、参加者の皆さんに味わっていただこうと思っていましたが・・・・右写真のとおり完熟までもう少しという状況です。未完熟ながら実物を展示して、まずは目で味わっていただければと思う今日この時です。