Even 言い分

風の向くまま、気の向くままに、今日は何を書こうかな~。

生き難かった時代

2014年02月02日 | 映画
ようやく観ることが出来ました。

今日は映画を観に行ってきました。
観たのは大ヒット中の「永遠の0」
公開されてから1ヶ月半経つというのに僕が観た回は満席状態。
ほぼ満席の中で映画を観るのは「レ・ミゼラブル」以来かな。

先ずは簡単にストーリーを紹介します。

祖母の葬儀の席で実の祖父・宮部久蔵の存在を聞いた健太郎は、ライターの姉を手伝う形で祖父のことを調べ始める。
戦争で生き残った宮部の戦友を訪ね歩く健太郎と姉。
戦友達が宮部について口にするのは勇敢とは程遠い「臆病者」というレッテル。
健太郎は祖父に対し幻滅し始めている中、宮部の戦友・井崎から思いもよらぬ話を聞かされる。
生還することにこだわった祖父の思い、そして、そんな彼が何故、特攻隊に志願したのか。。。

公開されてから僕の友達が何人も観に行っており、誰もが「良かった。」「泣けた。」と言うので気になっていたんですよね~。
評判通り、心を揺さぶられるシーンやセリフが多々あり、僕の涙腺は緩みっぱなし。(T-T)
劇場内のあちこちからすすり泣き、鼻水をすする音が聞こえてきましたよ。

以前、鹿児島を旅した際、「知覧特攻平和会館」に足を運びました。
そこに展示されている隊員達の写真、遺品、遺書。
そして、ハワイを旅した時には真珠湾に保存されている戦艦・ミズーリを見学しました。
太平洋戦争の際、鹿児島沖で1機の零戦がミズーリに突っ込み、その時に凹んだ船体。

映画を観ていると、これらが次々に思い出され、何とも言えない気持ちになりました。
尊い命を国の為に捧げるのが「当たり前」とされていた時代。
生きたくても生きることができなかった、生きることが許されなかった人々。
「今」があるのは、そういう過去があったからなんですよね。

戦争体験者が高齢化し、生の声がどんどん聞けなくなっていますよね。
でも、戦争については世代を超えてリレーし続けなければならないもの。
だから我々が特攻や原爆など戦争に関係する記念館、資料館に足を運び、学ぶことが大事なんじゃないかなと思います。

気になっている方は是非、観に行ってみてください!
現代では「普通」のことが、どんなに幸せなことか考えさせられる作品でした。。。

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2 コメント

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Unknown (Miyaさんへ(INAMI))
2014-02-08 18:21:04
原作を読んでいるのですね。
僕は「読んでみようかな~。」と思っているうちに映画が公開され、観ちゃいました

原作では、戦艦ミズーリに零戦が突っ込んだ実話を基に宮部の最期が描かれているそうですね。

映像になると戦闘シーンなどリアルさが増し、感情移入しやすくなるように思います。
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Unknown (Miya)
2014-02-04 12:35:13
永遠の0、本を読みました。

1年くらい前にメジャーになり始め?の頃。

最後の方は涙なしでは読めませんでした。

映像だともっと感情移入できるかな。
本はあまり、、私の好きな文体ではなかったから、
読むのに時間がかかってしまいました。
是非原作も読んでみてください♪

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