Even 言い分

風の向くまま、気の向くままに、今日は何を書こうかな~。

「いただきます」の重み

2014年03月09日 | 映画
生命を食すということ。。。

今日は両親をある場所まで送り届け、また迎えに行くという任務がありました。
送り届けてから迎えに行くまで約2時間半の空き時間が出来たので、その時間を利用し映画を観ることに。
空き時間にピッタリな上映作品は「銀の匙」、「魔女の宅急便」、「土竜の唄」の3作品だったのですが、「銀の匙」を選択しました。

ストーリーはこんな感じ。
八軒は有名進学校に通っていたが、受験に失敗し、北海道の大蝦夷農業高校へ入学する。
実家が酪農を営んでおり、明確な将来の展望を持っている同級生のアキや駒場に対し、目標や夢を抱けない八軒にとって酪農実習はきつく、飼育する動物を商品と見ることは出来なかった。
そんな中、両親との折り合いの悪い八軒は夏休みの間、アキの実家の牧場でアルバイトをすることになり。。。

正直、期待せずに観たんです。
最初に挙げた3作品の中で「魔女の宅急便」と「土竜の唄」は全く興味がなかったため、消去法的に今作を選んだもので。f^_^;
でも、予想外に良かったんですよね~。
ちょっと笑えて、ホロリとくる爽やかな学園ドラマの中に酪農家・農家が抱えている問題や食べることの本質がしっかり描かれており、色々考えさせられました。

乳の出が悪い乳牛は殺処分されたり、食用にされるんです。
卵の産みが悪い鶏も殺処分されたり、食用にされるんです。
ばんえい競馬の競走馬は成績が悪くなると食用になることがあるんです。
飼育するための飼料代など必要経費は安くないので、肉・卵・牛乳を売っても酪農家の手元に残る儲けはそれほど多くないんです。
こういう現実が今作には盛り込まれているんです。

また今作では飼育した豚が「と畜(と殺)」されるシーンもあります。
先ず電気ショックで豚を気絶させ、血抜きをします。
その後、皮を剥ぎ、顔や足先を切り落とし、胴体を真っ二つに。。。

我々は普段、何気なく肉や卵を食べ、牛乳を飲んだりしています。
それは尊い「生命」をいただくということ。
そして、出荷されて我々の口に入るには酪農家や農家の皆さんの様々な努力や苦労がある。

このことを少しでも意識して食事をすることって大切なことではないでしょうか?
「当たり前」と思うのでなく、感謝の気持ちを持って味わって食べる。
そうすることで「美味しさ」が増すと思いますしね!^-^


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4 コメント

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Unknown (*海*)
2014-03-09 23:16:22
INAMIさんは漫画って読まれますか?

もしもお好きなようでしたら『銀の匙』は漫画のほうもオススメです!
ちなみに荒川弘さんは他に『百姓貴族』という作品も出していて、そちらには主に農業や酪農に携わっている人々の生活や裏事情が詳しく描かれています。

私はどちらも繰返し読んでしまうほど大好きで~す♪

さぁ、私も映画を観に行くぞぉ☆




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サヨナラ人類 (akira)
2014-03-11 00:14:12
宇宙の遠くから異星人がやって来て、地球は侵略される。。。
SFチックだけど、いつかそぅなるだろうと思ってる僕としては、地球人のおごりの一端ですな。
今や生命を“都合よく”作り出している人類。
動物に限らず、野菜だって値崩れ防止のために農家が自ら廃棄することだって茶飯事ですもん。複雑^^;
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Unknown (*海*さんへ(INAMI))
2014-03-16 15:23:51
最近、漫画は全然読んでないですね~。
読む時間を作れないというか。f^_^;

『銀の匙』、原作も評判良いようですね
『百姓貴族』という作品もあるのですか
漫画を通じてですと「身近」に感じられますよね。
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Unknown (akiraさんへ(INAMI))
2014-03-16 15:29:54
>異星人がやって来て、地球は侵略される。。。
かなり物騒な話ですね~

遺伝子組み換えにクローン。
人間は立ち入っちゃいけない領域に踏み入れた感じがしますよね。。。
食糧を輸入にばかり頼っていてはダメだと思いますし、問題は根深いですね
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