死して屍拾うものなし

日々の記録。

岸田森が好きだ その7

2008-05-15 13:43:52 | 岸田森
哥(うた)(1972年 監督:実相寺昭雄)

実相寺モノである。
この人の監督作品は、既に「曼陀羅」「あさき夢みし」と見た。
そこで学んだのは
・げんなりするほどエロい
・画面が暗い(ロウソク1本分のあかり程度)
ということです。現代モノはまだいいけど、時代物はその時代に合わせているのか?
と問いたくなる暗さ。リアリティあるかもしれないけど画面が見えないんだよ…。

で、今回見た「哥(うた)」という映画は現代モノでしたが白黒でした。
正直な感想は
お願いだから、もうちょっと照明なんとかしてくださいよー!

夜のシーンなんかもう、真っ黒で見えないんだよ~(涙)
顔の表情とかわがんねぇからよぉ。


お話は、少なくとも「曼陀羅」よりはわかりやすかった。
古きよき日本の崩壊をある旧家一家(大金持ち)を通して描いてました。
森さまの役どころは、その旧家の長男、職業は弁護士。
(以下、俳優名)
かなりのヤリ手なんだけど、夜の方はヤリ手ではなかったみたいで、
奥さんが欲求不満気味(笑)
森サマのところには、司法書士見習いの田村亮(田村正和の弟)
がいます。そして、お手伝いさんの若い女性。
あと、篠田三郎がいます。彼は、森サマの実家のお手伝いさんの息子。
(そして実は森サマとは異母弟)
この篠田さんは、森サマの家を守ろうと必死なんだよね。
家というか、家系というか家のもっている山とかそういうもの。
森サマの家のもつプライスレスwなもの。
その気持ちはわからんでもない。
しかし、いささか必死すぎて異様に見えました。
例えば、毎晩毎晩、夜中に家を見回りに行くんです。
火事が出たりしたらこの家がなくなってしまう。大変だ!と。
森さまの一家をお守りすることが彼の最大関心事。
ただし、決して森さまをお守りする、ということではない。
お守りするのは森サマ家。
ゆえに、森さまのお願い事は聞かなかったりする
その辺がなんだかねぇ、なんだよね。

ある日、欲求不満の奥さんは、司法書士見習いの田村さんとお手伝いさんが
ファッ…いや、いたしているところを、偶然見てしまいます。
そして欲求不満にさらに火がつく奥さん。
そんな奥さんは、篠田さんに目をつけ、逆夜這いをかけます。
家を守ろうと必死な篠田さんは「このうちにヘンなウワサが出たら困るから」
と奥さんのいうなり、というか、されるがまま、というか男マグロ状態ww
奥さんが一人、馬乗りになって必死ですw
これって、かえって欲求不満にならないのか?とか心配になりました(笑)

ある日、ひょんなことから奥さんと篠田さんがデキてる(馬乗りになられて
る?w)と森サマにばれます。
森サマ、その夜に奥さんにめずらしく手を出すのですが、奥さんがヤル気
(まんまん!フンッ)状態になったところで、突然
「お前、篠田とモーテルいったらしいな。ウワサにだけはなるなよ」と寸止め
終了!ある意味復讐か?w

まぁ、こんな感じで(?)森さまの役どころはヤリ手弁護士(夜は苦手)
明るくて、オヤジギャグも言っちゃうんだよ、だけど実際のところは何を考えて
いるのかわからない…、という感じでした。
森サマの家を守ろうと必死な篠田さんとは対極で、実家のある山を守っていこう
なんて思っておらずさっさと親に財産分けてもらおう、山は売っちゃってお金に
しよう、って考えてる感じ。

まぁ色々あって、篠田さんが衰弱死したところで映画はおわります。
古きよき日本の崩壊、みたいな。
しかし、1972年の時点でこれじゃ、今の世の中はこの篠田さんにはどう写った
だろうな?なんて考えてみたりしました。
 
哥の森さま。
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WIRE08

2008-05-15 09:44:43 | 音楽・クラブ
メンツ発表されましたね。
10周年記念ということでバムが外れ(?)卓球さんもDJしないのね。
皆さん、ご飯タイムはどうするんだろうか(笑)

というか、10周年だから結構な大物を期待したんだけど
ジョルジオ・モロダーとか
クラフトワークとか(まずムリか)
ORBITALを再結成させて復活ライヴさせるとか(絶対ムリか)
Perfumeとか



個人的には、イケメン皆無のテクノ系アーティストの中で、唯一(だと思う)
のイケメンヒゲDJ、リカルド・ヴィラロボスを参拝してこようと思います。
この間の来日はLOOPAと重なって行けなかったしね。

あと、WIREに望むことといったら、ご飯。
サマソニもフジも「これはうまい!」と感激するくらいのご飯を出すとこが
多々あるんだから、WIREも美味しいご飯出してほしいわ。
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代休日

2008-05-14 23:13:52 | Weblog
本日、代休日にてお休み。
午前中の激しい雨と寒さにより、外出は断念。
(というか出る気がなくなる)
お昼までちょこちょこと部屋をかたづけたり、
ビデオを見たりした後、雨もやんだので散歩へ。
夜はツタヤで借りてたDVDを見る。
こうして代休日は終わり。

あ、ヤバい人に一応、誕生日おめでとうメールをしてみた。

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8度

2008-05-13 11:14:28 | Weblog
今朝の天気予報をぼーっと見ていたら、「只今(6:30頃)の気温は
8度です…」なんて言ってました。
8度って!!8度って2月の昼間とか3月頭の気温じゃない?
一体どうなってんでしょう?5月だというのに!!!

寒い日が続くから、というわけじゃないけどここんとこまたもや
引きこもり気味。引きこもって映画&ドラマのビデオ…というか
岸田森さま三昧(笑)
GW以降は、ご飯を食べにいかない?というお誘いとか全部断って
自室で映画鑑賞しております。
だってビデオを見るほうが今の私には魅力的な事だもの。
外でご飯食べる時間があったらビデオ見たいんだもの。
まぁ、友達は減るでしょう。別にいいやw
多ければいいってもんじゃないし。
しかし、こんなに魔力のあるお方だとは思わなかったわ。森サマ。
まさか毎日何かしらのビデオを鑑賞するとは思わなかった。
ハァ

そんな感じで、もらったメールにも返事出さなかったり、な今日この頃。
さすがにマズいのかなぁ?と思ってた夕べ、ハコくんからメールが来まして
ちょいとやりとりしたのですが、いい年の大人が話す内容ではなかった(笑)
ああ、ここにもヤバめの大人がいるから、私もきっと大丈夫だぁ、と変な
とこで安心しました。

↑ヤバめの辰巳さん
コメント (7)
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岸田森が好きだ その6

2008-05-13 00:24:11 | 岸田森
サブタイトル「忘れちゃいけないぜ、沖雅也」

「ブルークリスマス」(1978 監督:岡本喜八)
なーんと、沖雅也と岸田森が同じ映画に!!
…とはいえ、共演箇所はありません。別々のシーンで。
そして、脚本は倉本聰。
というわけで(?)またもや田中邦衛、出演(笑)

で、結論から申します。
この話は、面白かった。集中して最後までみてしまいました。
特撮を使っていないSFというふれこみだったのですが、SFというより
心理サスペンス?なんだろう?人間って、怖いねぇとしみじみできますw
レンタルビデオ屋さんで、4本借りれば1本100円でレンタル可!とか、
そんな時にあと1本みつからない、どうしよう…というときに、是非借り
て見てください。拾いモンだと思う。

話は、UFOが地球にたびたび現れるようになり、それを目撃した人の血が
青くなってしまう、というお話。
別に青くなったからといって、他がどうかわるわけでもないんだが(少なく
とも映画の中では)人間、見たことないものには激しく拒絶反応をしめす訳
です。青い血の人をひそかに排除する動きが始まり… そんなお話。
ちなみにしょっぱなは、この映画の主人公のうちの1人勝野洋(役名:沖)
と沖雅也(役名:原田)が、一緒に床屋さんで散発するシーンから始まります。

テキサスとスコッチじゃないか!

ついついニヤニヤしてしまいましたが、この2人は重なってないよね、太陽にほえろでは。
沖雅也が勝野洋に「なぁ、沖よ」と話しかけるんですが、そのたびに「沖はお前だろーっ!」
といらんツッコミを入れつつみてしまいました。。
しかし、冒頭から事件が沖、いや起きてしまい沖雅也、開始わずか15分で死亡。

ウソミタイダヨ…

ちなみに、森さまはというと、天本英世と共に登場!!!
政治界を牛耳る陰のフィクサー天本氏と、そのおつきの人、森サマ。
そんな感じの役です。
天本英世といえば「死神博士」
死神博士と吸血鬼が一緒の画面に登場!!
これだけでインパクトありすぎ。
この時点で「こいつらが宇宙人だろ、実は…」と思った人は少なくないはず!
少なくとも私はそうだった(笑)
そして、セリフが一言もないにもかかわらず、死神博士、いや天本さん、強烈な
オーラを放っています。
こいつらが黒幕だぁぁぁ!と信じてやまなかったのですが、この2人、ワンシ
ーンの登場でおしまいでした。びっくり。
絶対に一番悪い奴らだと思ったのに。。

天本さんといえば、一度お目にかかったことがあります。
だいぶ前に、世田谷のとある公園でフリーマーケットをやったときのこと。
朝早くから場所を確保し、持ってきた衣類やカバンをせっせと並べていると
並べる横から横から、って具合にひとつひとつ品物を見るお客さんが来まし
て「お安くしますよ」と声をかけようとその人をみたら、天本さんでした。
めちゃめちゃびっくりした。えええええ?天本さんじゃない?って。
色々見てたのですが、何せ女物だったので何も買わずに去っていかれましたが
非常に物腰の柔らかな方でした。
…そしてデカかった。180cmはあったね。

話をもどします。
岸田&天本の極悪宇宙人コンビ(笑)はニコニコ動画で見られます。
ホントにこのシーンだけしかでてきませんでした。。w
http://www.nicovideo.jp/watch/sm3241240

ちなみに、最初の白黒映像は、森さまデビュー作です!若い!!w
ともかくね、ブルークリスマスは普通に面白い、というか色々考えさせられる
ので、オススメです。
コメント (2)
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岸田森が好きだ その5

2008-05-12 17:08:06 | 岸田森
「血を吸う薔薇」(1974年 監督:山本迪夫)

「血を吸う眼」に続く「吸血鬼 岸田森」シリーズ。
主演は岸田森ですが、一応この映画の主人公は、若き日の黒沢年男。
今はトーク番組でよくみる、ニットキャップのおっちゃんですが、若き日の
黒沢年男は油ギッシュなバタ臭い若者でした。

そんな油バターな黒沢年男、とある山奥の女子大に新任講師として赴任して
きます。油バターを駅まで迎えに来た同僚の教師(顔色悪すぎ)の車に同乗
し、学園までの道のりを眺めていると、フロント大破の事故車発見。
同僚の真っ青教師に尋ねると「学長の奥さんが最近、交通事故死した」とのこと。


恐怖映画のはじまりにふさわしいw

そんなこんなで、女子大の学長宅に到着。
「ようこそ」と迎えでたのは顔色の悪いw岸田森学長サマ!
まぁかけたまへ、とかなんとか言って落ち着かせた後、いきなり岸田学長は
黒沢バターに「僕は君を次期学長に考えてるのだよ」とおっしゃる。
バターびっくり!うろたえながらも黒沢は「奥様がなくなられたそうで…。
お墓参りをしたいのですけど」と岸田学長に話しかけるが、岸田学長によると
この辺りの風習で、死後7日間は棺桶にいれたまま埋葬せずに供養すると。
万が一よみがえることがあるかもしれないので…(この時点でアヤしいがw)
だもんで、奥さんのお墓参りはできなかった、というかこの屋敷に死体が安置
されてる、という不気味な事実を知ってしまった黒沢バター先生。

その後、そのまま不気味な学長邸に泊まることになった黒沢バター先生、好奇
心からか邸宅をウロウロ、地下に通じる通路を発見!でもって地下室へ。
そこで棺桶を発見します。
で、よせばいいのに棺桶を開けてしまい…

いつの間にか後ろにいた岸田学長に激怒される(当たり前w)

「申し訳ありません」と謝るバター先生の後ろで棺桶から青白い手がひゅーっと
出てきまして、別に何をするわけでもないのですが、もう怪しさ満載、つか
見てる方の気分は「志村!後ろ!」な気分でした。
こんな怪しさ満載の前半20分、もうそろそろ何かおきるという雰囲気の中、
深夜、よく眠れなかった黒沢バター先生は、胸に傷のある若い女子(吸われて
ますな)と学長婦人に襲われます…いや、そんな夢?とにかく不思議で怖い体験
をします。

翌日、黒沢先生(寝不足)は、最近学校で失踪したという女生徒の部屋へ入り
彼女の写真を見てびっくり!昨日の夢(?)の胸に傷のある生徒とウリ二つだった
からです。
この偶然を、黒沢先生は校医の田中邦衛(え?w)に話します。
民間伝承(その土地の言い伝え)を研究している田中邦衛によると、この土地には
昔、船が漂流してこの土地にやってきた外人が、キリシタンゆえに迫害され、拷問
を受け、キリスト教を捨てたものの、吸血鬼になってしまったという伝説があると。
その吸血鬼は、村の娘を襲い、その娘もまた吸血鬼になってしまったので、村人
一同が、二人を殺して頑丈な棺桶に一緒に埋葬したものの、二人は棺桶を壊し(不
死身だったのね)逃走してしまった、と。

…もうお分かりでしょうが、岸田学長はそのキリスト教を捨てた吸血鬼、奥さんは
村の娘だった、というか、吸血鬼に体を乗っ取られていたのです。
この吸血鬼と村娘はこの大学の学長の体を代々乗っ取ってたわけで。
二人は(森サマは)決して悪い人ではない。
むしろ乗っ取られたかわいそうな人たちなのです。

黒沢&田中コンビ(濃い)が原因究明を進める中、学長(吸血鬼)夫妻は次々と
女生徒を襲います。このことに気がついた田中邦衛、あの口調で「ガクチョォだ
ぁぁ!」
と気がついて学長を追っかけますが、あっという間に学長にやられて死亡。
残った黒沢先生は、岸田学長と対決。
もみ合った末、学長は腐った欄干が胸に突き刺さり(お約束)死亡。
同時に婦人も死亡します。。。

…てなあらすじですが、ラストがすごいの。
キリスト教を捨てた吸血鬼が体を乗っ取ってるから、森様、一挙に白髪の
ジーさんに変わったと思ったら、どんどん腐敗。顔がドロドロ腐っていき、白骨
化していくんですが、腐敗しながらも、婦人のそばへにじりよっていくんですよ。
壮絶!としか言いようの無い死に様でした。
この辺になると黒沢バターも、影が薄くなり、岸田様のひとり舞台。
とにかく壮絶な死に様でした。森さま、凄すぎです。感動しました
吸血鬼=岸田森といわれるのが判ったよ。

ところで、話はガラっと変わりますが、吸血鬼って若い娘の血しか吸わない
ものなのかしら?
田中邦衛を襲った森サマ、あっさり邦衛を絞め殺すとそのまま逃げちゃったん
だよなー。血を吸ってから殺せばいいのに、と思ったんですが、やっぱり邦衛の
血はいらないのか?(笑)
というか、吸血鬼映画に田中邦衛は似合わないんじゃない??(笑)
そして、血を吸われる若いおなごどもですが、首筋じゃないんですよ。
乳近くなの。吸血ポイントが。
ちきしょう、羨ましいぜ、私のも吸ってくれよ。。

…と、ドン引きされそうな感想を書いたところでおしまいにします。

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岸田森が好きだ その4

2008-05-12 10:13:21 | 岸田森
「あさき夢みし」(1974年 監督:実相寺昭雄)

TVドラマ「傷だらけの天使」の5話目でヤクザに詫びを入れる辰巳さん(森サマ)が
いきなりヅラを取ってピカピカのハゲ頭をさらす、仰天シーンがありましたが、この
映画の為に頭を剃って、ヅラでドラマを撮っていたわけです。
というわけで、森サマの役どころは坊主。隠居した帝の異母弟の高僧・阿闍梨。
あらすじはいつもの(笑)こちら
ダラダラ続くこの映画のあらすじをピシーっとまとめてあります。

以前見た実相寺監督の「曼陀羅」のカメラワークが素敵だったので(話はススめられぬが)
結構期待して見たのだけど、今回はアウトだったなー。
忠実に時代を再現しようとしたのかどうかは知らぬが、画面が暗い。
宮廷内とか暗すぎてよく見えない(苦笑)
それなのに、もんやりカメラワークとか入るので、さらに見えない。
「あさき夢みし」というタイトル通りこちらも見ながらウトウト
ハッ?! …寝ちまったぜ。。な映画で、森サマが出てなかったら
見てられなかったなぁ。

途中、森サマ演じる坊さんが、異母兄の愛人・ジャネット八田に夜這いをかけ、
ジャネットさんにうぉぉぉぉぉ!とむしゃぶりつくのだが(笑)エロくならない
のは岸田森サマの人徳(?…黒薔薇昇天でもエロエロにならなかったし)なのか
坊さんだったからなのか。
尼さんだと途端にエロエロピーな映画になるもんねぇ、こういうシーン。
…などとぼんやり思いながら見てました。
以上!

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これから

2008-05-10 09:44:06 | Weblog
土曜日だけど仕事さ。会議さ。夕方まで
今日は寒いね。雨も80%の確立だっていうし。
本当に5月なのか?という気温が続いてるし。
今年は冷夏か?
でも、朝のニュースで「台風2号が…」なんて言ってました。
もう台風来てるのね。
びっくりだよ。1号はいつだったんだろう?

明日はタイフードフェスティバルに行って来ようと思っています。
晴れなくてもいいから、雨振らないといいなぁ。
コメント (2)
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大揺れ

2008-05-08 15:18:47 | Weblog
久々に大きく揺れた昨晩。
半分寝ぼけた頭で「これは震度4あるなぁ」などと考えつつ、何かあった場合に
そなえ、眼鏡とベッドのわきに置いてあった岸田さんの本とデデマウスの新譜を
ひっつかみ、起きてTVをつけたのだが、何よりも驚いたのはドンピシャで震度
4だったことよりも、地震のときに持って逃げるものに本とCDを選んだ寝ぼけ
っぷりよりも、まだ午前2時前だったということ。
すっかり朝の4時位だと思ってたよ。長く寝たと思ってたから。
体内時計?いや、脳内時計か?はわからないもんだなぁ、と。

昨日は、久々に仕事後に寄り道。
30分歩いて神保町のヴィレッジヴァンガードへ行き、デデマウス君の新譜を購入。
祝!メジャーデビュー!の今回のアルバムは、タワーレコードとヴィレッジヴァン
ガードの特典が未発表音源。しかもタワーとビレバンで違うときたもんで、この事
を知った時は思わず「うわ、セコっ…」と思っ…た。思いました。思うでしょ?w
ステッカーとかなら別にいいんだけど、未発表音源は聞いてみたいじゃない。
デデ氏のライヴによく一緒に行く友人嬢にこの件を話し、彼女はタワレコ、私はビ
レバンで買うことに決める。後ほど交換ということで(笑)
未発表音源はデデ氏のピクチャーCDでした。
1枚目のアルバムは1曲1曲が強烈な個性を持っていたけど、今回は全体的に統一
感がある感じで、音的にはミニアルバムの流れの延長みたいな感じ。
ガンガン売れてほしいなぁ。特典の付け方は疑問だが(笑)
で、夏フェスとかでまくって、全国区で大人気になってほしいなぁ。
…と、お母ちゃんのような心境w

今朝、コンビニに行ったら通販誌「haco」の最新号が出てたので買う。
この雑誌はとにかく写真がいい。
あれもこれもほしくなるような、購買意欲をそそる写真がいっぱい。
…しかし注文して実物が来ると「全然違うじゃん…」と返品対象になるのだがw
それだけ写真がいいカタログ誌。
そのhacoの男子版「haco men」にデデマウス氏のインタビューが載っているじゃ
ありませんか。びっくりしたよー。
haco menってところがいいね。女子版ではなくてメンズ版。
デデ君は女子ばっかりにキャーキャー言われるんじゃなくって、男女共にガンガン
人気が出て欲しい(てか、もうかなり人気だけど)ものです。
…と、やっぱりお母ちゃんの気分になるw

カタログはまだちゃんと見ていないけど、Tシャツはなかなかよさげでした。
コメント (6)
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岸田森が好きだ その3

2008-05-07 16:48:32 | 岸田森
果てしなく続く(と思われる)岸田森シリーズその3です。

「呪いの館 血を吸う目」(1971 監督:山本迪夫)
森サマの代表作といわれる吸血鬼シリーズ。
吸血鬼といえば、岸田森!って位の当たり役だってんで、早く見なきゃと
思ってた映画。これと続編の「血を吸う薔薇」があります。
で、当たり役の吸血鬼ってどんななのよ?と思ってたらこんなでした。

↓こちら

…ハマってます。が、普通に見ても怖いです。
(でもかっこいいです)
あらすじはこちら(笑)
ここのサイトの日本映画の感想文は非常にツボで、話もわかりやすい。

主人公の女性は、幼少の頃に飼っていた犬が逃げてしまったのを追っかけて、
怪しい洋館へ迷い込みます。
そこで、見たのは若い女性の死体と、上の森サマの姿。
幼児には怖すぎるよな。。
そこにいた外人のおじさんに助けられ脱出するのですが、あまりの恐怖に
この一件は彼女の中でうやむやになり、月日は流れ、彼女は絵を描く人に
なりました。お医者さんの恋人もでき、非常に幸せな彼女の人生。
しかしだな、人生幸せばかりではないのだよ。。フフフフフ。

で、主人公の女性は「アキちゃん」と呼ばれてました。
おかげで非常に親近感がわきまして(笑)
しかも、先に血を吸われたアキちゃんの妹、彼女もまた吸血鬼となり吸血森サマ
の手下となって、姉さん(アキちゃんねw)をワナにはめ、吸血森サマを紹介す
るのですが、その時「アキちゃんの事を大変気に入ってるのよ」とか言われたり
クライマックスで吸血森さまに「あの時(迷い込んだ時)から嫁にしようと思っ
ていた…」
だの言われたりで

個人的に非常に気分のいい映画でした

その後、彼女の名前が「秋子」と判明し、奈落の底に突き落とされましたが

アキちゃんの周りで不穏な事件が次々と起こりますが、テンポが非常によく(?)
ダラけることなく、ビビらされまくりでラストまで集中して見る事ができました。
ドアがバタンとしまるだけで「ヒィ!」とビビってしまいましたものw
反して、画面はずっと暗いまま。「家の中位電気つけようよ…」とツッコミたく
なるほど暗い映像の中で話は進んでいきました。まぁ、それが怖いのにもつなが
るんですが、実際、映像暗すぎってことで、森サマが立っているシーンなんかは
顔だけぼーっと浮いて見えてマズい、ということで白いマフラーを巻いたりして
撮影でも工夫がされてたみたいです。

なんで森サマが吸血鬼となってしまったか、なんていう土台もしっかりしてて
最後まで楽しめました。大滝秀治の息子だったってのにはびっくりしたが(笑)

どうでもいい話ですが、クライマックスでアキちゃんがもうちょっとのところで
森サマに血を吸われそうになり、間一髪で逃れるシーンなどは
「ちょっと!逃げないで血ィ吸われときなさいよっ!!」
とか、邪念に囚われまくりでねぇ…、己の浅はかさを思い知りましたよ。

でもやっぱり私だったら吸われるがなぁww
顔がめちゃめちゃ怖いけど。↓

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