田中広江FP事務所

FP・ネットワーク・オフィス
(FPはファイナンシャルプランナー)

後継者塾PartⅡ

2009年11月17日 19時31分17秒 | Weblog
昨日の講演会”カリスマ販売員の販売術”も含めて最近は講演会やセミナーなどが
目白押しです。先週の第1回目勉強会に続いて本日は第2回目の後継者塾
を盛岡商工会議所3階会議室において開催され常務と共に参加して来ました。前回
は都南にある分室での開催で、渋滞にあって少し遅れて受付して入ると、司会して
いる職員の方は志高(盛岡第四高校)の同級生で久し振りの再開に懐かしく挨拶を
しました。懐かしい友も含めてもうお互いに50歳ですから、働いている各職場でそれ
ぞれ活躍して重要なポジションにいる方も多くて、元気そうな顔を見ていると同窓生
として非常に嬉しくなります。

盛岡商工会議所からのご案内で今回の”後継者塾”全3回シリーズを知り、12年目
を迎えた弊社アイドカもそろそろ後継者を明確に決めて、次の世代の経営者候補者
がマネージメントすることが必要になって来ています。準備段階として創業10年を
超えた昨年の11年目から、野坂常務に総ての決定を委ねている部分を増やして、
石井部長、島崎部長に新人教育を依頼したり、イベントの企画運営を任せることで
自立心を期待して任せています。まだまだ総を任せっきりには出来なくても、主体
的に関わり最終責任を持たせれば、どんな仕事だとしても日に日に出来るようにな
って行くと信じております。一緒に研修することで創業者の考えを理解させ後継者
の意識を変えることが今回の最大の目的かもしれません。

前回は菊池税理士さんが担当され、今回は小田島税理士さんが講師役で、10時
から16時までの前半2時間半、昼食後の後半2時間半の長丁場でした。5時間座
りっぱなしの研修は長い感じがしていましたが、興味深い話が多くて楽しくて、あっ
と言う間でした。それでもやはり1日5時間は結構堪えますね!経営理念の大切さ、
決算書の見方、経営の仕方など、興味深い話が楽しくてとても参考になりました。
後継者が会社を経営すると言うことは、創業社長の理念を継承することで、如何に
して社員へ伝えて実践させていくのか、この課題が一番大きく大事だと感じました。
ひとりで出来ることに限界を感じますし、皆でやることの難しさを感じます。難しいと
感じても”長寿”を実践するためには、迷わず難しいことに挑戦しなければ未来は
ないとまで感じるようになりました。企業化して行くと言うことは、個の存在を消して
行くことだと感じています。アイドカが企業化して存続すると言うことは、田中広江
と言う個人を消して行くことが一番大切なことだと考えさせられました。アイドカと
言う企業が発展して行くと言うことは、経営者として嬉しくて達成感があることです
が、個人としては淋しい部分もあるのだと感じて来ました。

働く者は奉公人、丁稚として考え、滅私奉公の精神が必要だと考えてい
ました。奉公人は一人前に働けるようになるまでは、給料もらって勉強させて頂い
て、大人として、企業人として、人として独立出来るようになるのが目標だと思い
ます。一人前になったら暖簾を分けてもらって独立して、自分が先輩方にして頂い
たことと同じように奉公人を抱えて、育て上げ一人前にしてあげるのが最終目標だ
と感じます。そうすることで暖簾を代々受け継いで、長くお客様に愛され存続する
企業になりえるのだと考えております。この考え方は奉公する人にとって必要だと
認識しておりましたが、結果経営する側にも個を消すことで企業家が出来ることを
考えると、奉公人以上に滅私奉公が必要なのだと考えさせられました。これまで
以上に私自身も、滅私奉公が必要なのだと再認識させられ、この後継者塾を境に
経営の引き継ぎがスムーズに進められそうな気がして来ました。野坂常務を中心
にした後継者の仲間達に、もっともっと教えることが沢山あると感じますから、これ
までして来たこと以上に教育を徹底して行きたいと感じました。