
「金床」、「かなとこ」と言ったり「金敷(かなしき)」と言うこともあります。これと金鎚がないと鍛冶屋の仕事は出来ません。

工房には2基(この単位で良いのか疑問・・・)あります。鋳鋼製で重さは80kg以上はあると思います。

私の仕事の立ち位置、立った状態の目線から見た金床です。

右側に「角(つの)」と呼ばれる突起があり、ここで曲線をつくったり様々な用途で使います。

左側に穴が二箇所。ここを利用して棒材を曲げたり、冶具を差し込んで使ったりと色々と応用が利きます。

金床の下には丸太を輪切りにしたものを据えて高さを調整します。親方と私のものだと高さが20センチほど違います。

こちらは親方の金床です。角が私と逆の左側にあります。これが右利きの人にとっては使いやすい向きです。私は左利きですので逆になっています。
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