珍しい仕事がまとまった数で入ってきたので記録しておきました。
「つかみ鉉」のつかみ部分を鉄瓶の環付に取り付けるための工具「鉉〆(つるしめ)」です。鉄瓶屋さんで鉄瓶本体と鉉を同じく着色仕上げした後、鉉の取り付けが行われます。鉄瓶屋さんが最後の最後に使う大事な道具です。
「小箸」などと作り方はほとんど同じですが大きさがあるので少し大変です。
地金は少々硬めのS45C(単純炭素鋼?)の18㎜丸棒を使用、片側を打ち延ばし、対象をつかむための先端となる部分を火造りします。
同じようにカーブをつくろうとしますが
へたくそですなー
一対を合わせるための穴あけです。ドリルで切削すると材料がその分目減りするので強度的にも弱くなります。火造りで穴あけします。
真っ赤にした状態でこのような道具で表裏から打ち、鉉の「つかみ割り」と同じ要領で穴を穿ちます。
テーパーのついたピンをつくり
真っ赤にした状態でカシメます。
先端部分の滑り止め加工
今回小箸も4丁同時進行でした。
「鉉〆(つるしめ)」は見てのとおり頑丈な工具ですのでそうそう壊れるものではありません。ですので新規で製作する機械は少なく、あるとすれば新たに工房を構えて鉄瓶屋さんが独立されるとき、くらいでしょうか。またお願いされることがあれば、私としても嬉しい限りです。
「つかみ鉉」のつかみ部分を鉄瓶の環付に取り付けるための工具「鉉〆(つるしめ)」です。鉄瓶屋さんで鉄瓶本体と鉉を同じく着色仕上げした後、鉉の取り付けが行われます。鉄瓶屋さんが最後の最後に使う大事な道具です。
「小箸」などと作り方はほとんど同じですが大きさがあるので少し大変です。
地金は少々硬めのS45C(単純炭素鋼?)の18㎜丸棒を使用、片側を打ち延ばし、対象をつかむための先端となる部分を火造りします。
同じようにカーブをつくろうとしますが
へたくそですなー
一対を合わせるための穴あけです。ドリルで切削すると材料がその分目減りするので強度的にも弱くなります。火造りで穴あけします。
真っ赤にした状態でこのような道具で表裏から打ち、鉉の「つかみ割り」と同じ要領で穴を穿ちます。
テーパーのついたピンをつくり
真っ赤にした状態でカシメます。
先端部分の滑り止め加工
今回小箸も4丁同時進行でした。
「鉉〆(つるしめ)」は見てのとおり頑丈な工具ですのでそうそう壊れるものではありません。ですので新規で製作する機械は少なく、あるとすれば新たに工房を構えて鉄瓶屋さんが独立されるとき、くらいでしょうか。またお願いされることがあれば、私としても嬉しい限りです。