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備忘録

そりゃメモ書きにきまってるさ

ネイティヴが教える英語作文の技術 (丸善ライブラリー)

2014年02月28日 | 英語・翻訳
丸善 1998年8月


文章はある目的をもって書かれるもので、その目的を達成するにはどう書けばいいかを具体的に、しかも自らの実例を挙げて示したものである。

読む者を得心させるのが目的で、そのためにはウソも方便かもしれないけれど、ディベートのように立場を変えて相手を折伏できさえすればよいようなものには真実味がなくってダメだ。深みもないし。そういう文章に、どうしてもなってしまうのが英語なのだとしたら、あまり真剣に習得しても仕方ない。書かれたものは読む者によりいかようにも解釈されて仕方ない定めであるけれど、書くものとしては、言い分に真実が含まれていなくてはならないと思うのだ。

でも、それは『方法』や技術と親和性が必ずしも強くはないんじゃないかな。そこがいっとうむずかしいところで、こうすればいいと説明できるものじゃない。

と、おもう。

ゆえに、英語作文の「技術」なのだろう。





商品の説明
内容(「BOOK」データベースより)
英語で作文するには、ただ日本語を英訳するのではなく、英語のロジックに従った書き方をしなければならない。そのための言葉の選び方から全体の構成まで、確実に意思を伝えることのできる英語作文技術を紹介する。本書で紹介する技術はレポート、手紙、スピーチ原稿からエッセイに至るまで、いろいろな作文に応用できる。素晴らしい名文も技術の裏付けがあってこそ生まれる。「作文は芸術」とあがめたてず、技術を習得して努力を重ねれば、英語作文は必ず楽しくなる。学生から社会人、初心者から上級者まで必読のテキスト。

内容(「MARC」データベースより)
英語で作文するには、ただ日本語を英訳するのではなく、英語のロジックに従った書き方をしなければならない。ことばの選び方から全体の構成まで、確実に意思を伝えることのできる英語作文技術を紹介。〈ソフトカバー〉



TOEFL・TOEICと日本人の英語力―資格主義から実力主義へ

2014年02月28日 | 英語・翻訳
2002 講談社鳥飼 玖美子


1.たとえば、受験生が英語の試験で成績優秀だったとしても、アメリカの大学で講義できるわけじゃないけど、それには英語以外の事について造詣が深くないといけない。アメリカの大学教授で日本語がわからない人が、日本の大学を受験しても英語の成績はあまりよくないだろう。
そうやって得られた資格は、なにかの能力の証拠にはなるけど逆じゃない。
資格さえあれば、経験も実力もないのに、何かができると言うのは間違い。
医者がいい例。資格さえあれば名医なんて事はありえない。

2.日本人は、英語の読み書きはできても聞くはなすは苦手というのはウソで、中国や韓国と比べて特に読み書きが劣るらしい。文法よりも会話が大事だという教え方は間違い。但し、読解は古い読み方はダメで、トップダウン方式で読めという。

知りたいのは、そこで必要な文法って何か?

トップダウンって、どういう読み方?

3.試験は用途に応じて受ける。当たり前。

ただ、どういう風に違うのかを立花隆もよくわかっていなかったから、この本を書く意味があったというわけじゃ。

イレーネ@クレイモアの言う闘う資格は厳しいもので実力と決意や覚悟が必要だけど、「この国は形」なのは昔から。資格を『ただの形』と見れればいいのだけど、そうは思っていない人が少なくないことへの警告かな。形さえ整えばよしっていうのはねぇ。ただ、試験でいい点数を取るだけでも結構大変なのは大変みたいだけど。微妙だ。







商品の説明
出版社/著者からの内容紹介
トーフル、トーイックでわかる日本人英語の弱点!
日本ほど英語検定試験の受験者の多い国はない。でもいったい何のため?各試験の内容を詳細に分析し、本当に必要な英語力を探る。文法軽視は大きな誤り――
最近の日本では、英語教育における文法は、はなはだ肩身が狭くなっている。コミュニケーションと対立するかのように扱われ、文法ばかりやるから英語が話せない、などという意見が常識化している。……
文法など無用だと信じている人も多く、中学生や高校生が、文法なんて無駄なんだけれど受験のために仕方ない、と嫌々学習する傾向がある。
大学受験があるから現実の英会話に不必要な文法を勉強しなければならない、という空気が濃厚で、使える英語を使えなくしているのは大学入試だ、と大学が批判の対象と化している。だが、これは見当違いな考え方だといわざるをえない。……
外国語で内容のある話をしようと思ったら、体系的な文法知識を応用することは当然である。複文を組み立てたり、仮定法を使ったりすることは日常レベルでもあるわけで、そういう際に、文章を作り出し組み立てる力を支えるのは基本的な文法・構文の知識である。だからこそ、検定試験では必ず、何らかの形でそのような知識を問うのである。――(本書より)


内容(「BOOK」データベースより)
日本ほど英語検定試験の受験者の多い国はない。でもいったい何のため?各試験の内容を詳細に分析し、本当に必要な英語力を探る。

著者について
■鳥飼玖美子(とりかいくみこ)
東京都に生まれる。上智大学外国語学部卒業。コロンビア大学大学院修士課程修了。現在立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授。著書に『異文化をこえる英語』――丸善『歴史をかえた誤訳』――新潮OH!文庫『「プロ英語」入門』――講談社インターナショナルなど。


著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
鳥飼 玖美子
東京都に生まれる。上智大学外国語学部卒業。コロンビア大学大学院修士課程修了。現在立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科教授


心にとどく英語

2014年02月28日 | 英語・翻訳
1999 岩波書店マーク ピーターセン, Mark Petersen


発信型の英語っていうのは、日本人が英語圏の人々に向って自分たちのことを英語で伝えていくための英語という意味で使われるみたいだけど、むしろ、マークみたいに、日本語で英語のことを伝えようとしているのが、発信型の英語だなと思った。

やっと日本語そのものに目を向けて日本語でそのことを伝えようとするアメリカ人が日本の出版界に顔を出した
ってところ・・・か。

物事の受け止め方や表現の仕方は、人である限り同じであるというのは間違いだろうが、公約数とそうではない部分を少しずつでもリアルタイムで洗い出していく作業とそれを共有していくことが必要なんだろうな。





商品の説明
日経ビジネス
英会話のための実用書としても参考になるが、それだけにはとどまらない。日常的に使う表現を通じて、英語という言語の発想の特徴を浮き彫りにした文化論とも読める。
たとえば「~するつもり」を意味する"I’ll"と"I’m going to"とではニュアンスがどう異なるかなど、日本人が感覚的に理解しづらいポイントを押さえている。

ベストセラーになった『日本人の英語』の続編だが、前著以上に口語表現の微妙な感覚をわかりやすく伝えている。「卒業」や「ローマの休日」など、名画のワンシーンから文例を引用した点も、読者に親しみを与えるだろう。


(日経ビジネス1999/5/3号 Copyright©日経BP社.All rights reserved.)


出版社/著者からの内容紹介
上司の指示への応じ方として,I’ll do it.とI’m going to do it.とでは,相手の心証はどう違ってくるのか.人間関係の基本ツールとしての英語にスポットをあて,映画や小説の場面も引きながら,さりげない気遣いや侮り,拒絶など,微妙なニュアンスを豊かに伝える英語表現の世界を案内する.『日本人の英語』につづく話題作.

内容(「BOOK」データベースより)
上司の指示への応じ方として、I’ll do it.とI’m going to do it.とでは、相手の心証はどう違ってくるのか。人間関係の基本ツールとしての英語にスポットをあて、映画や戯曲の場面も引きながら、さりげない気遣いや拒絶など、微妙なニュアンスを豊かに伝える英語表現の世界を案内する。『日本人の英語』(正・続)につづく話題作。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
ピーターセン,マーク
アメリカのウイスコンシン州出身。コロラド大学で英米文学、ワシントン大学大学院で近代日本文学を専攻。1980年フルブライト留学生として来日、東京工業大学にて「正宗白鳥」を研究。現在、明治大学政治経済学部教授



文科省が英語を壊す

2014年02月28日 | 英語・翻訳
2004 中央公論新社茂木 弘道


46ページ
自分が何かできなかったりする時に、それを自分の責任、自分の努力不足のせいにするのではなく、誰か他人のせいにしたり、社会のせいにしたりするのはほとんど例外なく不健全な考えであるといっていい。

ンだねーppp てことは、国のせいってワケでもないンジャマイカ?

64ページ

「英語ができるようになりたい」という人がいることはいっこうに構わない。それは趣味の問題だからである。

イグザクトリィ~。


ま、みんなムダにいろいろなことをやるものだから、全てそれはそれでいいんじゃないかな?

英語って、しつこくまつわりついて取れない油汚れみたいなものよね。いっつまでーもあれこれあれこれ話が続いていくのかもしれない。






商品の説明
出版社/著者からの内容紹介
アジアで最下位(TOEFL)に転落した責任は会話重視教育法=英語版ゆとり教育にある。小学校での英語教育を導入するのも、過剰な期待を国民に抱かせている点で、国家的な詐欺と言える。むしろ悪玉にされてきた「受験英語」こそ、実は日本人に適した学習法なのだ。以下は榊原英資氏(慶應大学教授・元大蔵省財務官)による本書推薦の辞語学の基本は暗記。英語版「ゆとり教育」は文科省の輿論迎合の「ゆとり教育」の焼き直し。百害あって一利なし。

内容(「BOOK」データベースより)
アジアで最下位(TOEFL成績)に転落した原因はゆとり教育にあり。小学校での英語教育も、過剰な期待を国民に抱かせるなら、それは国際的な詐欺だ。むしろ受験英語を再評価しよう。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
茂木 弘道
1941年東京都生まれ。東京大学経済学部卒業。富士電機、国際羊毛事務局勤務を経て、90年に(株)世界出版を設立し、代表取締役。日本の漫画を英語に対訳した日本語学習/日本情報誌「漫画人」をアメリカMangajin,Inc.と協力して発刊。全米の有力大学などで好評を博す。発信型の英語学習誌として日本国内への普及も図る。現在は翻訳・日本情報海外発信業務の傍ら講演・執筆なども行う


小説作法

2014年02月27日 | 英語・翻訳
これはキングの生い立ちの記である。
暮らしの達樹でもある小説とキングがどう関わってきたのかがわかる。
酒と麻薬に溺れたことや最近自動車に轢かれて死にかけたときの様子が興味深かった。



スティーヴン・キングの『On Writing』(邦題『小説作法』)は簡潔で切れのよい作品だ。愛と皮肉を込めた自伝と、向上心に燃える小説家へ贈る厳しくも愛情こもった教訓という、2冊の本を合わせたような構成である。
回想部分は実に驚くべき内容で、無作法だった子どもが作家へと成長していく過程を克明に描いている。著者を苦しめたツタウルシ、おなら攻撃をしかけてくるベビーシッター、厳しい教師たち、ジャック・ロンドンの体験を上回る汚さの洗濯工場の仕事。これらを読むと、読者は若き日のキングのそばにいるような気分になる。このウソのようなとんでもない話は、キング作品を読み解く際の大きなヒントだ。そこにいるのは、かわいい声で人気のあったサンドラ・ディーンではなく『Attack of the Giant Leeches(邦題『吸血怪獣ヒルゴンの猛襲』)』のイヴェット・ヴィッカーズを気に入るような子どもだった。「すべての都市を食べてしまう怪物や、海から現れてサーファーを飲み込んでしまう放射性物体、頭が悪そうに見える黒いブラをつけた女の子たちが好きだった」

しかし、こと読書に関しては、困難なことであるにもかかわらず、あらゆる文学作品を読みあさることへの欲望に渇いていた。キングは「I Was a Teen-Age Graverobber」を発表する。トレーラーハウスに住んで家族を養っていた若かりしころ、高校の女子更衣室の清掃員として働いた経験にヒントを得て物語を書きはじめたものの、原稿を丸めて捨ててしまうが、それを作家である妻がごみ箱から拾い出す。そして、主人公である少女の設定を見直してみてはどうかという妻の助言を得て、さらに若くして死んだ、いじめられていた2人のクラスメートのことを思い出から掘り起こして、『Carrie』(邦題『キャリー』)を産み落としたのである。

キングは彼の人生と作品に関する意外な事実をいろいろ明かしている。『Misery』(邦題『ミザリー』)の誘拐犯、『Tommyknockers』(邦題『トミーノッカーズ』)の心を奪い去る怪物、『The Shinning』(邦題『シャイニング』の酔った小説家にとり憑く霊は、キング自身のコカインとアルコール中毒(彼によると、妻の援助おかげで克服したそうだ)の象徴だった。「もう1つ、あまり覚えていない『Cujo』(邦題『クージョ』)という小説もある」。ほかにも、大学時代のこと、命の危機にさらされたワゴン車衝突事故からの生還についても触れているが、話の焦点は常に、それらのできごとが作家としての職業にどのように結びついているかに置かれている。

キングは、作家に必要な「道具一式」を読者に提供している。たとえば、読書リストや執筆課題、修正した作品、金銭上の基本的なアドバイス、プロットと登場人物、パラグラフの基本構造、文学上のモデルなど。また、H・P・ラヴクラフトの難解な表現技法、ヘミングウェイの引き締まった文体、事実に基いて仕事をするグリシャムの信憑性、リチャード・ドゥーリングの巧みなわいせつ表現、ジョナサン・ケラーマンの断片的な文から学べることがらを教えている。なぜ言語感覚の鈍い対話劇が『Hart's War』をだめにしているか、エルモア・レナードの『Be Cool』がなぜ癒しの作品となり得るかを、キングは解説している。キングは作家であるだけではなく、正真正銘の教師でもあるようだ。 --このテキストは、 ハードカバー 版に関連付けられています。

出版社/著者からの内容紹介
● 小説の書き方だけの本ではない!

物書きとは、孤独な仕事である。
私が育った環境や、貴重な文章修行の場について、
母、兄、学校、教師時代、貧しかったころ、
処女作『キャリー』が誕生するまで、良い編集者、良い文章とは…。
私が小説家として学んだすべてのことを伝えたいと思う。

● 私はどのようにして書くか?  技法の紹介

*文書の極意について        *ビート・リズム
  *小説を書くうえでの大切な小道具  *類比、直喩、暗喩の使い方
*語彙を使う時の鉄則        *主題とは
*知識は材料でしかない       *退屈な文章にならないコツ
*会話の描き方           *原稿をどれだけ寝かせるか
*小説の三つの要素         *推敲のやり方