平幹二郎が英語でインタヴューを受けていた。聞き手はパックン。
受け答えがゆったりと簡単な英語で、しかし、よどみなく、もっとも全て正しく話せているわけではないが、聞いていて心地よくなるリズムで行われていた。
さすがにベテランの役者さんで、大黒屋こうだゆうなんかもこの類か。
しっかりと言葉が腹に根を下ろした人間は、いかなる言語にでも応対できる準備ができている。
これぞ、言語能力というものであろう。
やくざの大親分の英語も同じで、言葉以前に相手と心が通い合っている感じで、口から発せられる言葉は、伝えようとする思いに沿う刀の鞘のようなものに感じられた。
何かの基準に照らして正しいとか間違いだとか言う次元を超えた、こういう能力が、たぶん、コミュニケーション能力というものじゃなかろうか?
名優だけにお持て成しが行き届いていた。
受け答えがゆったりと簡単な英語で、しかし、よどみなく、もっとも全て正しく話せているわけではないが、聞いていて心地よくなるリズムで行われていた。
さすがにベテランの役者さんで、大黒屋こうだゆうなんかもこの類か。
しっかりと言葉が腹に根を下ろした人間は、いかなる言語にでも応対できる準備ができている。
これぞ、言語能力というものであろう。
やくざの大親分の英語も同じで、言葉以前に相手と心が通い合っている感じで、口から発せられる言葉は、伝えようとする思いに沿う刀の鞘のようなものに感じられた。
何かの基準に照らして正しいとか間違いだとか言う次元を超えた、こういう能力が、たぶん、コミュニケーション能力というものじゃなかろうか?
名優だけにお持て成しが行き届いていた。