ボリビアとの予選を控えたマラドーナ監督「高地を恐れなくていい」
現地時間23日(以下現地時間)、
アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ監督は、
4月に2010年W杯南米予選でボリビアと
海抜3600メートルの高地で戦うことについて、
代表チームのメンバーには高地を恐れる必要はないとのアドバイスを送った。
FIFA(国際サッカー連盟)は以前、2750メートルを越える高地での
国際試合を禁止するとの裁定を下したが、
マラドーナ監督はアルゼンチン代表の指揮官就任以前の昨年、
ボリビアで行なわれたチャリティーマッチに
ボリビアのエボ・モラレス大統領らとともに出場し、
FIFAの裁定撤回に尽力していた。
今度はアルゼンチン代表の指揮官としてボリビアを訪れることとなる
マラドーナ監督は、「高地での状況に直面した場合、それを恐れないこと」と
会見の席上でコメント。必要以上に高地を警戒することは逆効果であるとし、
さらに自身が指揮するチームについて
「アルゼンチンのユニフォームが何よりも勝るというメッセージを
理解している選手たちを誇りに思う」と語った。
また、代表メンバーの一員でもあるFWセルヒオ・アグエロと愛娘とのあいだに
先ごろ誕生した孫のベンハミン君について聞かれるたマラドーナ監督は、
「60%はマラドーナで、40%がアグエロかな」と答えるなど
祖父としての一面も覗かせた。
マラドーナ監督が就任以来、国際親善試合でスコットランド、
フランスを下して2連勝中のアルゼンチン代表。
同監督の公式戦初戦は3月28日に行なわれる
2010W杯南米予選のベネズエラ戦となり、
その4日後に同予選で敵地ボリビアへと乗り込む。