神奈川県教育委員会は、平成29(2017)年度の公立高等学校入学者選抜における学力検査の結果をWebサイトに公開した。合格者の教科別平均点や得点分布、出題の狙いや結果の概要などをまとめている。
神奈川県教育委員会は、学力検査の結果や中学校段階における生徒ひとりひとりの学習状況を踏まえて高校できめ細かな指導を行っていくことを目的に、公立高等学校入学者選抜学力検査の結果を毎年Webサイトに公開している。
全日制の共通選抜合格者の教科別平均点は、英語51.9点(前年度43.0点)、数学63.5点(同51.7点)、国語73.1点(同64.7点)、理科46.9点(同46.5点)、社会54.5点(同52.0点)。
国語では前年度より平均点を8.4点と大きく伸ばし、1教科だけ70点台と高い平均点となった。神奈川県では平成27・28年度公立高校入試において多くの誤りがあったことから、平成29年度入試よりすべての公立高校でマークシート方式を導入。導入の影響が、国語において特に顕著に見られる結果となった。
Webサイトに掲載している結果まとめでは、平均点や得点分布などの詳細のほか、教科ごとの出題のねらい、問題内容と正答率、実施結果の概要なども見ることができる。全日制のほか定時制についても結果を公開している。