JKTS

被災地へ医療スタッフとして行ってきました。

短い間でしたが貴重な体験となりました。

2ヶ月

2011-05-11 15:55:56 | 皆様へ
今日で東日本大震災から2ヶ月です。

1ヶ月はあっという間に感じたけど2ヶ月を迎えるのはちょっと長く感じました。


止まったままの時間
動き出した時間
あの日より良くなったこと
悪くなったこと




感じ方も経過していく時間の長さ短さも人それぞれだけど
こうした節目で必ずみんなで考えたり思い出す時間にしていかなくてはと最近よく思っています。





今朝5時代に緊急地震速報が出て空振りだったけど、世間が忘れそうになると警告が出るような気がします。



ある知人が「地震速報はだいたいあてにならないしうるさいから解除した」と言っているのを聞いて
これも世間の関心が薄れていく実情のひとつなのかなと思い、危機管理がまた緩くなっていくことや
あれだけの犠牲になった尊い命が伝えてくれたことをいかされなくなるのがやるせなく感じ、
かなり強い口調で注意してしまった。




ちょうど1ヶ月経つときにブログの記事は削除しましたが
女川にお嫁に行った友達に看護学校の同期のみんなと会いに行きました。



一家全滅で友達にも一番受け入れたくなかったかたちで会うことに。



いつも笑顔でその場を明るくしてくれた友達は恐怖に怯えた顔で亡くなっていました。


大好きな旦那さんの隣にそのまま埋葬されるのをみんなで呆然と立ち尽くしてその場に居合わせることしか出来ませんでした。


どんなに無念だったと思うと涙が出てきて止まりません。





あの日からいろいろ考えて自分が「生かされている意味」もよく分からなくなるようなことばかり。



「生きていく義務」だと思えばちょっと何か見えてきそうな気もするけど。



あれからの救急部は災害対策のマニュアルの大幅な見直しに追われたり
被災地に行っているチームと連絡を取り合い、新しい情報をどんどんもらっています。



でも現実はGWを節目に医療チームが大幅に撤退した被災地や避難所も多く、
これから梅雨にかけての衛生管理が悪くなることにより問題も増えていく中、
検討や対策がまた必要だと思います。







明日は看護の日。


看護大学のイベントに参加したあとに夜勤入りの予定です。。。