先日やっと厚生省へ年間の被災地医療支援のレポートと今後の課題と政府に取り組んでほしい事例をまとめたものを提出しました。
とにかく被災地にひとつでも多く
病院や診療所を建ててほしいし
理想は各仮設住宅の中に診療所を設けてほしいのですが国は国外のことにばかり目を向けがちな今、どこまで動かすことが出来るか。
ひとつになったとは言っても小さな医療支援チームの意見。
必ず実を結びますように。
瑠奈チャンは今、遠く離れた関西の親族のもとにいると
陸前高田にいる瑠奈チャンの叔母さんより連絡をいただきました。
あまりに大事にしすぎてお母さんが命をかけて守ったお人形のひとつを最近無くしてしまったそうで
瑠奈チャンも元気がないと聞きました。
100人サンタの話を教えていただいたので
瑠奈チャンへクリスマスには陸前高田の叔母さんのところに泊まりに来るようにすすめてもらいました。
叔母さんからサンタさんがたくさん来ることは内緒にしてもらい、
小さなお人形を無くしてしまった瑠奈チャンにまた新しい大切なものがサンタさんから貰えるように、
そして何よりも心から笑って欲しいと願います。
震災後に月と星がきれいだった夜に
避難所の体育館から寒い外に出て、
家族の誰かや友達を亡くした子供たちが
「さっき届いた絵本に死んでしまったらお空の星になるって描いてあったよ。あの光ってる星が、じいちゃん。」と泣いていた悠くんも
「大人になったら飛行機に乗って星に行ってみんなを迎えにいく。
そして津波に流されない家を建ててあげる」と言って大人を泣かせたじゅんくんたちも
みんな笑顔になれるといいなぁ。
私もその付近に陸前高田の診療所と病院に医療支援に伺う予定なので
瑠奈チャンや避難所でお世話になったみなさんに会えるのが楽しみです。
日に日に寒さも増して来ましたが
風化に拍車がかからないように
まだまだ出来ること、思うことをみんなで今まで以上にしていきます。
あの頃と比べたら支援の仕方や必要としているものが変わってきています。
今年が終わるからと言って
3.11はリセット出来ないことのひとつ。
少しでもあったかい気持ちや
笑顔になれることを見つけていきたいです。