教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

なぜ塾は必要とされ続けているのか?

2013-10-28 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
学びのイノベーションフォーラムへ向けてのプレミーティングが10/22に政策大学院大学で行われました。
その際、教育全体をシステムとしてとらえて問題を解決していこうというシステム思考、およびシステム思考で使うツールであるシステム図のレクチャーをさせていただきました。

前半は、個人ワークで、システム図の描き方演習を行いました。

後半ではグループワークにし、教育に関する問題提起を各グループ(4~5人)で行い、課題を決めました。
その課題について、グループで1枚のシステム図を描くというワークになります。


今回のブログに掲載したものは、「なぜ塾は必要とされ続けているのか」というシステム図になります。
グループでシステム図にしたものを私の方で最終的に加筆修正したものをアップしました。

・学校での授業力が下がるとますます塾に対する依存が高まる
・塾が盛んになるとアルバイト生を増やしたりコンテンツを充実させたりして、ますます塾のニーズが高まる
・塾の売り上げが上がれば、当然教育水準をあげることができ、それにより入試競争も激化し、その対策として塾ニーズはますます高まる など。

多くの自己強化ループ(原因がおこす結果を助長し、それがまた原因であることを助長するマッチポンプの役割)がまわっていることが、ご覧いただけると思います。

では、この問題を踏まえてどんな対策が考えられるかといったことは、12月に行われるフォーラムで話し合われることになります。
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