教育のとびら

教育の未来を提言 since 2007
presented by 福島 毅

これからの教員の仕事

2014-06-02 | 教育事情(国内・脳科学・心理)
アクティブラーニングや反転授業といった言葉が、”ようやく”新聞やテレビで大きく取り上げられるようになってきました。

このような授業を展開する場合、21世紀型スキルと関連して、教員の仕事は多様な能力が必要とされてきています。
従来のように教える(情報伝達)スキルだけではない、監督責任者・マネージャー・コーチ・メンター・カウンセラー・ファシリテーター・トレーナー・そしてティーチャー(知識伝達者としての)として、その時々にいろいろな立場的振る舞いが必要とされてくるわけです。

上記は”私はコーチです”という専門職やプロほどのスキルは必要とされませんが、そのエッセンスは知っていないと対応が難しいということだと思っています。
この場合、「自分はえーっと今、何の役を?」なんていちいち考えていられないので、その人のbeingとして何をその都度その都度で表現していくかということが重要になります。

車を運転するとき、「えー今はハンドル切る人」「えー今はアクセル踏む人」というように分離して操作することはなく、体や脳が自動的に必要な動きをスムーズにやっていきます。
もちろん運転の技能講習のときには切り分けて練習しますが、実践では入り混じってスムーズになっていきます。経験と実践を積むほどに上達していくというわけです。

まとめると、これからの教員の仕事は、単に情報伝達するだけの役割からのチェンジが必要です。
そして教育の場面ごとにそれがbeingとして自然に出せるように理論と実践から成長していくことが求められているということです。



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