ブラ モゼ(さようなら)Ⅰ
午前6時に起床し子供たちと散策する、相変わらず元気に付きまとい写真を希望してくる。「ノーバッテリー、もう撮せません」と何度も話すが分かってもらえない。何でだろうとバイに尋ねると「小さい頃はフィジー語だけで、学校に行ってから英語を習います」と言う。7時頃にバイのおばあちゃんにお別れの挨拶に行く。手を出しながら「ありがとうございました、帰ります」と言うと、私の手を握り返して「ビナカ、ブラ モゼ」少し寂しげな表情で言う。家族全員が出てきて「モゼ、モゼ」と言いながら手を振りついてくる。自然に目頭が熱くなり涙が溢れてくる、妻の顔を見ると彼女も涙を流している。「ありがとう、また来るからね」と言いながらも本当に来れるだろうかと考えてしまう。
午前6時に起床し子供たちと散策する、相変わらず元気に付きまとい写真を希望してくる。「ノーバッテリー、もう撮せません」と何度も話すが分かってもらえない。何でだろうとバイに尋ねると「小さい頃はフィジー語だけで、学校に行ってから英語を習います」と言う。7時頃にバイのおばあちゃんにお別れの挨拶に行く。手を出しながら「ありがとうございました、帰ります」と言うと、私の手を握り返して「ビナカ、ブラ モゼ」少し寂しげな表情で言う。家族全員が出てきて「モゼ、モゼ」と言いながら手を振りついてくる。自然に目頭が熱くなり涙が溢れてくる、妻の顔を見ると彼女も涙を流している。「ありがとう、また来るからね」と言いながらも本当に来れるだろうかと考えてしまう。