海の絶景を求め、思いつきで始めた旅行も終盤を迎えた。
最後に一味が向かったのは、勝浦市に位置する鵜原理想郷という景勝地だった。
* * * * * * * * * * * * * *
JR鵜原駅からほど近い場所にある駐車場にクルマを停め、
山道を歩くこと約10分。
ふいに目の前に、リアス式海岸と岬の織りなす大絶景が飛び込んできた。
鋭く切りたった崖下に、太平洋の荒波が次々と打ち寄せ、
白い飛沫となって消えていくのが見えた。
空には無数のトンビが舞い、
ときおり鋭く笛のような鳴き声をあたりに響かせていた。
鵜原理想郷は、勝浦海中公園のほど近くに位置する複数の岬と入江からなる景勝地である。
明治・大正の時代に何人もの文人が訪れ、その美しい景観を称えて“理想郷”と呼んだ。
大きく分けて3つの岬があり、
各々の岬には東屋やベンチなどが整備されており、のんびりと絶景を楽しむことができるようになっている。
岬の上に立ち、海を覗いてみると、
深い青緑色で透き通った水を目にすることができる。
今回は天気が悪く、残念ながらあまり綺麗な色を目にすることは出来なかったが、
これがスッキリと晴れた日にはさぞ爽快な景色なのだろうと思った。
岬の所々に、崖下へ伸びる小道があったので、
そのうちの一つを降りてみた。
そこは、外の荒波から隔絶された小さな入り江だった。
入り江の奥に小さな船着き場があり、
ちょうど沖から小舟が二漕帰って来たのが見えた。
波が静かな、天気の良い日なら、
ここに何時間だっていられそうな気がした。
また今度、次は晴れた日に、
きっと訪れるだろう。
そうこころに誓い、鵜原を後にした。
* * * * * * * * * * * * *
後はもう、ひたすら北上して一宮から有料道路を一気に北上&途中から成田方面へ抜け、帰って来た次第である。
今回の行程での走行距離は約360km。
ちょうどよいドライブだった。
旅の〆に、Seki君リクエストの“いつもの”ラーメン屋へ。
身も心も満足した旅ができた。
~了~
最後に一味が向かったのは、勝浦市に位置する鵜原理想郷という景勝地だった。
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JR鵜原駅からほど近い場所にある駐車場にクルマを停め、
山道を歩くこと約10分。
ふいに目の前に、リアス式海岸と岬の織りなす大絶景が飛び込んできた。
鋭く切りたった崖下に、太平洋の荒波が次々と打ち寄せ、
白い飛沫となって消えていくのが見えた。
空には無数のトンビが舞い、
ときおり鋭く笛のような鳴き声をあたりに響かせていた。
鵜原理想郷は、勝浦海中公園のほど近くに位置する複数の岬と入江からなる景勝地である。
明治・大正の時代に何人もの文人が訪れ、その美しい景観を称えて“理想郷”と呼んだ。
大きく分けて3つの岬があり、
各々の岬には東屋やベンチなどが整備されており、のんびりと絶景を楽しむことができるようになっている。
岬の上に立ち、海を覗いてみると、
深い青緑色で透き通った水を目にすることができる。
今回は天気が悪く、残念ながらあまり綺麗な色を目にすることは出来なかったが、
これがスッキリと晴れた日にはさぞ爽快な景色なのだろうと思った。
岬の所々に、崖下へ伸びる小道があったので、
そのうちの一つを降りてみた。
そこは、外の荒波から隔絶された小さな入り江だった。
入り江の奥に小さな船着き場があり、
ちょうど沖から小舟が二漕帰って来たのが見えた。
波が静かな、天気の良い日なら、
ここに何時間だっていられそうな気がした。
また今度、次は晴れた日に、
きっと訪れるだろう。
そうこころに誓い、鵜原を後にした。
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後はもう、ひたすら北上して一宮から有料道路を一気に北上&途中から成田方面へ抜け、帰って来た次第である。
今回の行程での走行距離は約360km。
ちょうどよいドライブだった。
旅の〆に、Seki君リクエストの“いつもの”ラーメン屋へ。
身も心も満足した旅ができた。
~了~