風まかせ

日々の生活の中で出会った風景を、写真としてご紹介していきます。~PENTAX K-7とともに~

2010-04-28 18:22:30 | *Photo Travel*
昨日から降り続いた雨が、夕方あがった。






なにやら外でワイワイ騒ぐ声が聞こえ、

みんな空を見て指差している。


「これは虹に違いない」


そう確信して、カメラを持って飛び出していった。



あいにく、40mmの単焦点しか持っていなかったので虹の全景を納めることは出来ず。


やむなくフォトショップで合成したものが上の写真だ。



きれいに半円状になっている虹を見たのは、えらい久しぶりだった。



足尾山

2010-04-25 10:55:32 | その他
昨日は後輩を連れて、夜の足尾山へ。


こと座流星群狙いで出掛けたのだが、極大期を過ぎてしまったせいか、


流れ星は1,2個しか見れなかった。





      
        






あまりに寒かったので、体を動かそう!ということで


肝試しをすることになった。(肝を冷やすという矛盾はさておき)


近くにある足尾神社へ、夜の行軍である。





参道を登っていく途中、横の草むらからガサガサと異音がしたり、


やたらエロイ単語をつぶやく(笑)輩がいたが、


なんとか無事に本殿を臨み、帰ってくることができた。


葉っぱがまだない時季だったため、


木々の間から見える夜景が、とても綺麗だった。












*注意)

足尾山へ続く林道はとても細い上、霧が発生しやすく危険です。

霧が発生すると、視界が3~5mほどしか無くなり、マジでヤバイです。

クルマ同士のすれ違いが非常に困難な場所も多く、初心者&山道に慣れていないドライバーは決して行かないようにしてください。

また、携帯の圏外になる箇所も多く、単独で行くのも慎んだほうが身のためです。

この記事を読んで足尾に行き、何かあっても、筆者はなんら責任を負うものではありません。


行かれる方は自己責任でお願いします。

sakura2010 ver.2

2010-04-08 16:37:07 | *Photo Travel*
前日の雨がやみ、この日は夜明け前から晴天だった。


東の空が白み、濃いブルー一色だった世界に、


オレンジともピンク色ともつかぬグラデーションが現れ始めた。





隣町は某貯水池。


筆者は前回の撮影に続き、再び夜明けとともにサクラの撮影に来ていた。


自分の他には誰もいない、


静かで美しい世界。


三脚にカメラをセットし、レリーズを噛ませる。


レンズキャップを外し、カメラの電源を入れる。


ピント、絞りを設定し、


この日一番最初のシャッターを切る。


この高揚感がたまらない。


東の空が、より一段と明るくなったとき、


夜明けの鳥が鋭く鳴きながら、


どこかへと飛び去って行った。



































あたりがすっかり明るくなると、


ぽつりぽつりと、カメラを携えた玄人たちがやって来た。


すれ違うときに交わす一言二言が、


妙に楽しい。





ちょうど帰ろうとしていたころ、


軽トラに乗った地元のおじさんが声を掛けてきてくれた。


かなりのベテランらしく、


グローブボックスから取り出したアルバムの写真をちょっと拝見しただけで、相当の腕と経験の持ち主だとわかった。


聞けば、地元のみならず長野や福島等に遠征し、撮影した風景写真で展示会を行なっているらしい。


一番驚いたのは、ダイヤモンド富士ならぬ“ダイヤモンド筑波”という現象を撮影した作品だった。


筑波山の双峰の谷間、御幸が原から太陽が昇り、それが湖の水面にシンメトリーに反射しているという、なんとも神々しい光景だ。


旧真壁町のなんとか橋という所からしか見えないもので、


2月の中頃、しかもチャンスは1~2回だけ。


以前は地元のアマチュアにしか知られていなかったが、


そのおじさんの作品が全国版ニュースで流れ、一躍有名スポットになってしまったとか。





地元ならではの、サクラの名所や撮影スポットを教えていただき、


とても貴重な情報をいただけた。





今日は、いい日になる。


そう思った。





さくら 2010

2010-04-06 19:31:55 | *Photo Nature*
朝3:30起床。


とある場所へサクラの撮影に出かけてきた。


Fuu君とSeki君を連れていく予定だったが、Fuu君は待てど暮らせど現れなかったので置いていくことにした。


ちょうど現場に着いたころ、空が白々と明けていった。































日が昇る前、辺り一面が蒼い空間になる。


写真家の吉村氏が“ブルーモーメント”と表現した時間だ。


ここから夜明けまでは、実に目まぐるしく光が変化していく。


一瞬たりとも同じ光条件にはならない。


ただひたすら、目の前のドラスティックな光景をカメラに収めていった。

















日が昇ると、ようやく周りの様子がわかるようになってきた。


夢中でシャッターを切っていたので、気が付いたら朝になっていた、という感覚だ。


草露が日の光に照らされ、まぶしく輝いていた。








だいぶツクシも生えてきた。


春なんだな。と実感。





















今回は、しばらく防湿庫で眠っていた∑70-300mm f4.0-5.6 Macroを持ち出してみた。


マクロ機能は今回初めて使ったが、なかなか写りがよくて気に入った。


ただ、テレ端付近では若干画質が荒れるような気がするが、まあ後処理でなんとかできる範囲ではある。









もうすぐサクラが満開になる。


今年もまた、悔いのないように思う存分撮影したいと思う。
















房総日帰りぐるり旅~後編②

2010-04-02 16:11:32 | *Photo Travel*
海の絶景を求め、思いつきで始めた旅行も終盤を迎えた。


最後に一味が向かったのは、勝浦市に位置する鵜原理想郷という景勝地だった。







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JR鵜原駅からほど近い場所にある駐車場にクルマを停め、


山道を歩くこと約10分。


ふいに目の前に、リアス式海岸と岬の織りなす大絶景が飛び込んできた。


鋭く切りたった崖下に、太平洋の荒波が次々と打ち寄せ、


白い飛沫となって消えていくのが見えた。


空には無数のトンビが舞い、


ときおり鋭く笛のような鳴き声をあたりに響かせていた。


鵜原理想郷は、勝浦海中公園のほど近くに位置する複数の岬と入江からなる景勝地である。


明治・大正の時代に何人もの文人が訪れ、その美しい景観を称えて“理想郷”と呼んだ。


大きく分けて3つの岬があり、


各々の岬には東屋やベンチなどが整備されており、のんびりと絶景を楽しむことができるようになっている。


岬の上に立ち、海を覗いてみると、


深い青緑色で透き通った水を目にすることができる。





今回は天気が悪く、残念ながらあまり綺麗な色を目にすることは出来なかったが、


これがスッキリと晴れた日にはさぞ爽快な景色なのだろうと思った。


岬の所々に、崖下へ伸びる小道があったので、


そのうちの一つを降りてみた。





そこは、外の荒波から隔絶された小さな入り江だった。


入り江の奥に小さな船着き場があり、


ちょうど沖から小舟が二漕帰って来たのが見えた。




























波が静かな、天気の良い日なら、


ここに何時間だっていられそうな気がした。


また今度、次は晴れた日に、


きっと訪れるだろう。


そうこころに誓い、鵜原を後にした。











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後はもう、ひたすら北上して一宮から有料道路を一気に北上&途中から成田方面へ抜け、帰って来た次第である。


今回の行程での走行距離は約360km。


ちょうどよいドライブだった。


旅の〆に、Seki君リクエストの“いつもの”ラーメン屋へ。


身も心も満足した旅ができた。











~了~

房総日帰りぐるり旅~後半①

2010-04-01 21:54:01 | *Photo Travel*
さて、房総日帰り旅行記の後半である。


すでにお気づきの方もいるかと思うが、


今回の旅は実際のところ、房総半島“ぐるり”ではない。


時間の都合上、内房・鋸南から外房・鴨川へショートカットしているので完全に半島を一周したことにはなっていない。


房総半島がちょっと中ほどで括れているところを東西に延びる、“長狭街道”。


この道を選んだ結果であった。




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“道の駅きょなん”を後にした一味は、一路東へ向かった。


南国(茨城比)らしく、道中には一足早く満開になった桜があちこちにみられた。














全体に標高の高い山が無い房総半島の脊梁を越え、細長い谷沿いの道を走り続ける事一時間ちょい。


さざ波寄せる東京湾から、若潮打ち寄せる太平洋へとやってきた。


まずは鴨川にて、筆者が気に入っているポイントである鴨川港へ。


ここには漁港の堤防すぐ近くに二つの小島があり、どちらも橋で渡れるようになっている。


海に向かって右側の島には弁天様が祭られているのだが、残念ながら橋の老朽化のため通行禁止になっていた。


仕方ないのでもう一方の島へ。


こちらはガッチリとした金網の橋がかかっており、真下が透けて見えることを気にしなければ安心して渡れる橋である。


この島には白亜の灯台が一基建っており、海の安全を守っている。


この日は風が少し強かったため、海は荒れていた。



旅の目的②・・・海の絶景を撮る。






鴨川の海は、凪の日であれば青く澄んでとても綺麗だ。


この日は時化のせいで、若干濁っていた。


この頃、時計は14時をまわり、そろそろ帰途につく頃合だった。


そこで、次の目的地、勝浦市は鵜原へ向かった。











後半②へ続く~