若手の経営者の皆さんとの会合を今終えた。あらためて思うに、現場第一線で向き合っている人との生のコミュニケーションをすること以上に、現実を理解する場があるのだろうか。
ウェブやフェイスブック、ツイッターなどのネットを介しての情報はツールさえ手に入れればいとも簡単に手に入る。ただその情報は一人以上の人間を介して加工されたものだ。新聞や雑誌、テレビラジヲの情報はまさにそうだ。そういう情報と生で仕入れる情報の趣の違いは認識しておきたい。
ウェブなどの情報からは、景気の浮揚、デフレ脱却などの見出しをくぐり、全国民が同じように考えているかのようにさえ感じてしまうこともある。当然様々な立場、置かれている状況はみんな違う。ひとくくりにはできないはずだ。
今日同じ時を過ごした若手経営者のみなさんは、それぞれ経営状況は違えど、また表現の仕方は違えど、自分なりにしっかりと前を向いていくことを考えている人ばかりだった。彼らが発する言葉には決して未来は暗いと考えていない。
経営者とサラリーマンの違いなのか。持っている覚悟の違いなのか。感覚の違いなのか。昨日も書いたけれど、日頃置かれている環境の違いなのか「こんなところまで考えているんだなぁ!」というところと「こういうことはたいして気にしていないのかぁ」というとことがいくつもあった。そして同業の仲間をとても大切にしていることも強く感じた。若手だからこそなのか。
可能な限り自分で確かめられる情報によって判断することが大切じゃなーということと、私には経営はできないけれど、その感覚を限りなく近く持ってモノゴトに向き合いたい。この2つが今日の学び。