ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

68年 ブライアン・オーガー・アンド・ザ・トリニティー "Break It Up"

2024-04-04 22:00:00 | Jazz Funk
Break It Up performed by Julie Driscoll, Brian Auger & The Trinity

ブリティッシュ・ジャズ・ロックというと、特殊な撮影用フィルムを使って意図的にカラーバランスを崩したキーフのジャケット写真で有名なAffinityがバンドとして筆頭に挙げられると思うが、ジャズやソウルなど多様な音楽を貪欲に取り込みながら自分たちのサウンドを追求したブライアン・オーガー・アンド・ザ・トリニティーというバンドを記憶しておいて欲しい。何といっても女性ボーカルのジュリー・ドリスコールの音楽に対する探求心や実験精神が素晴らしく、彼らのアルバムを時系列で辿って行くと、ジュリーの歌い方の変化で当時の音楽の風景が垣間見えるのだ。サイケデリックからファンク、メロー、そしてアヴァンギャルドまで歌いこなす歌手は稀有だと思う。


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