ジャズとボサノヴァの日々

Days of Jazz and Bossa Nova

71年 スティーヴィー・ワンダー、ブラジルでのパフォーマンス "Pretty World (Sá Marina)"

2024-04-12 22:00:00 | ボサノヴァ
Pretty World performed by Stevie Wonder in Brazil, 1971

"Sá Marina "(英タイトルPretty World)は、いくらか複雑な経緯がある。元々この曲はジャズ・サンバ・グループの "3D" やソフト・ロック・ユニット "ブラズーカ" を率いてMPBの発展に大きく寄与した稀代の鍵盤奏者/アレンジャーのアントニオ・アドルフォAntonio Adolfoがギタリストのチベリオ・ガスパールTibério Gasparと67年に共作した曲で、翌年歌手のウイルソン・シモナールWilson Simonalがブラジルでヒットさせた。1969年にSergio Mendes & Brasil '66がタイトルを "Pretty World" に変更、歌詞も英訳して世界中でヒットさせたので、日本のボサノヴァ・ファンにはセルメンのヒット曲として認識される方も多いだろう。そしてセルメンのバージョンをスティービーがライブでカバー。70年に発売されたアルバム "Live At Talk Of The Town"にこの曲が収録されていることは知っていたが、YouTubeで見つけるまで彼がこの曲をブラジルのオーディエンスの前で唄っていたこと知らなかった。


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