洞爺湖サミット 日仏友好 富良野代表

　みなさん、こんにちは。ご存知「中年ライダー」です。

さて、７月７日から９日までの３ヶ間、北海道洞爺湖サミットが開催されております。

小生、富良野代表として日仏友好に貢献した次第でございます。

サミット開催２日前、札幌まで所用のため車を走らせていると、北の峰にあるコンビニ付近で２人の外国人が目に入ってきた。

若い男女の二人組みで、男性の手には段ボール、「Sapporo」と書いてあった。

二人を横目に見ながら（実は男性と目が合ってしまった）、コンビニでジュースを購入。

「そう簡単にはヒッチハイクで札幌まではむずかしいだろう・・・」と、思いつつ振り返り彼らを探すと、まだ段ボールを掲げていた。

「ここで黙っていては富良野男児（札幌生まれ）の末代までの恥・・・」と、頭をよぎる。

思い切って「ピーッ！！」と指笛を鳴らして彼らを愛車ekワゴンへ招く。

「中年ライダーだ」

「ボクはフランク」、「ワタシはアン」

「どこまで？」

「サッポロ」

「一緒に行こうか？」
ここから楽しいカタコト英語とカタコト日本語のコミュニケーションがはじまった。

二人ともフランスからの旅行者らしい。

去年の８月から、九州・四国・本州・北海道と旅をしているようだ。そんなブルジョアなのか？自分ではチープといっているぞ・・・　帰国は今年の８月だというのに・・・

彼はフランスでソーシャルワーカーをしているという。１年も休暇がもらえるのか？そんな職場はうらやましい・・・

フランク・アン・小生は、「三段の滝」を見物し、特にアンは新緑深い山並みにみとれている。

「フランスはモットドライだよ」とフランク。「アツイッ」とアン。再びドライブ。

今日の宿泊は札幌駅付近のネットカフェらしい。明日はバスで洞爺へ向かうという。

車の中では食べ物の話しや、今までの旅の話し、日本の印象や北海道のこと・・・
文化も言葉も違うのに、同じ時間、同じ空間を共有できる。

高速道路のパーキングエリアで記念に１枚！「病院のブログに載せてもいいかい？」

「アァ、イイヨ。モンダイナイ」

札幌に無事着いてから、ひと時のドライブと英語のレッスンのお礼に牛丼をご馳走した。

すると彼らは、牛焼肉丼（高っ！）を注文！　小生は牛丼（安っ！）。　ま、いっか！

これからの二人の旅の安全を願いながら（富良野と牛丼忘れるなよ！）、地下鉄の駅で「See You Again」と、遠い日の再会を誓った。

心を開いたコミュニケーションができれば、言葉なんかいらないことに気がついた。

「今頃、どこで何をしているんだい？　フランク！　アン！」