ファミリー メンタル クリニック

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「成人ADHD」の誤解 予想通りだ 

2014年09月22日 | 児童精神医学
かつて児童精神科の教科書では、ADHDの多動も小学校を卒業する前に、改善すると記載されている時期もある。
それが、今では、児童の時期にADHDの症状があっても、成人しても症状が持続することがあると云われる。(人達もいる)
それを成人ADHDと呼んでいるようだ。

しかし成人ADHDが、言葉のニュアンスで成人になりADHD症状が出現したように誤解されている。
もう一度繰り返す。
児童期にADHD症状があり、青年期以降も症状が残存していると言うことだ。

なのに、児童期の症状を細かく聞くことも無しに、どこかのメーカーからもらったパンフレットにある
チェックリストに当てはめてスクリーニングするものなのだ。
しかも某メーカーのパンフレットには、児童期の問診をきちんとするように書いてあるにもかかわらず。

このシートで診断してしまう人は、児童期の問診をちゃんとするようにという、但し書きをちゃんと読んでない。
そのような診断行為を何とも思わない精神科医の方が、不注意傾向が多いのではないかと皮肉のひとつも云いたくなるのである。

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