ADHD、遺伝子が原因 琉大教授らの染色体研究で判明
明確な原因は不明でさまざまな要因が挙げられてきたが、男児に発症することが多いことから、性染色体の1つであるX染色体が原因になっているケースが多いのではないかと推察されてきた。 ・・・略・・・ADHDはこれまで「落ちつきのなさ」など患者の行動によってしか診断することができなかったが、ADHDの疑いのある患者の遺伝子を調べることによって、より精密な診断が可能になるという。・・・要助教授は「将来的にはこれまで行われてきた中枢神経興奮薬の投与などの対症療法的な治療以外に、遺伝子治療などによってADHDを根本的に治療できるようになるだろう」と指摘した。・・・長崎大学大学院医歯薬学総合研究科の新川詔夫(のりお)教授は「これまで不明だった原因を突き止めたことは非常に画期的。研究が進めば、教育現場などで大きな成果を上げるだろう」と研究成果を評価している。
直接は知らないが、琉大小児科教授は確か遺伝子の研究をしていると聞いていた。
ただAD/HDの研究もされているとは知らなかった。
今や治療も医師の経験によるものでなく遺伝子のレベルで効率よく進められるのでしょう。
AD/HD に関しては、男子に多く、父親も子どもの頃大変だった子で・・・と良く聞く。
遺伝するというのは定説です。
ただ、この知見が臨床的に僕ら末端の医師まで恩恵を受けることが出来るようになるのは いつなのかなあ・・・
また、この様な発表があると、期待の余り 「遺伝子治療してください」と短絡的な質問をしてくるAD/HDな親もいる。
新聞記事は報道の仕方が難しいですね。
さて遺伝子も分かった。しかし実態はまだまだトホホである。
ある話・・・
多動で衝動性のある子に対して、何をどう思ったか、その担任教師が本人が授業を抜けて不在の間に、
A君のいやなところをカードに書いて下さいと同級生に書かせた。
同級生だって書きたくもない。しかし無理して書いたらしい。
どうもその担任とA君は相性が悪いらしい。(ホントは教師が特別支援教育のことなど理解していないのだろう)
何かと教室の中で殴り合いのけんかになるようだ。
学問は進歩する。
その進歩を生かすも殺すも現場。
あまりのギャップに開いた口が1m垂れてしまう。
明確な原因は不明でさまざまな要因が挙げられてきたが、男児に発症することが多いことから、性染色体の1つであるX染色体が原因になっているケースが多いのではないかと推察されてきた。 ・・・略・・・ADHDはこれまで「落ちつきのなさ」など患者の行動によってしか診断することができなかったが、ADHDの疑いのある患者の遺伝子を調べることによって、より精密な診断が可能になるという。・・・要助教授は「将来的にはこれまで行われてきた中枢神経興奮薬の投与などの対症療法的な治療以外に、遺伝子治療などによってADHDを根本的に治療できるようになるだろう」と指摘した。・・・長崎大学大学院医歯薬学総合研究科の新川詔夫(のりお)教授は「これまで不明だった原因を突き止めたことは非常に画期的。研究が進めば、教育現場などで大きな成果を上げるだろう」と研究成果を評価している。
直接は知らないが、琉大小児科教授は確か遺伝子の研究をしていると聞いていた。
ただAD/HDの研究もされているとは知らなかった。
今や治療も医師の経験によるものでなく遺伝子のレベルで効率よく進められるのでしょう。
AD/HD に関しては、男子に多く、父親も子どもの頃大変だった子で・・・と良く聞く。
遺伝するというのは定説です。
ただ、この知見が臨床的に僕ら末端の医師まで恩恵を受けることが出来るようになるのは いつなのかなあ・・・
また、この様な発表があると、期待の余り 「遺伝子治療してください」と短絡的な質問をしてくるAD/HDな親もいる。
新聞記事は報道の仕方が難しいですね。
さて遺伝子も分かった。しかし実態はまだまだトホホである。
ある話・・・
多動で衝動性のある子に対して、何をどう思ったか、その担任教師が本人が授業を抜けて不在の間に、
A君のいやなところをカードに書いて下さいと同級生に書かせた。
同級生だって書きたくもない。しかし無理して書いたらしい。
どうもその担任とA君は相性が悪いらしい。(ホントは教師が特別支援教育のことなど理解していないのだろう)
何かと教室の中で殴り合いのけんかになるようだ。
学問は進歩する。
その進歩を生かすも殺すも現場。
あまりのギャップに開いた口が1m垂れてしまう。
きっと,小学生の頃に,ずっと優等生で,男の子らしいケンカやいたずらを通過して来なかったんじゃないかしらん。(^^;)
# まぁ,教育学部には得てしてこの手の「糞」みたいなのが多いけどさ(笑)
更にこの研究を辛口で見ると、ある症候群の児童の遺伝子をAD/HDの遺伝子と言うことは診断の時点で本来怪しいのですけどね。(くらいしか臨床的なことは言えませんが すみません)
臨床のお医者さんの「診断」(この時点ですでに主観が入る)が一人歩きをして,Y染色体でなくX染色体にある,なんてトンデモを言うと,さすがに American Journal of Medical Genetics あたりなら掲載しちゃいそうな気がします。(^^;)
# あの雑誌って,時々こういうフライングをするから怖い……。
いろいろ書きたいですが自粛して、仲俣先生のimplicationに同意とだけ述べさせていただきます(^^;)。
方法論にも時々無理があったりしますし・・・
このところ新患は子どもが多いのですが、ADHDという理解がなされてないようです。
何度も同じ事書いてますが、診断と対応は別次元で考えて良いのに・・・と思います。